どうやら多くの日本人は、「他人に迷惑をかけなければ、何をしようと個人の自由だ」とは思っていないらしい。え、怖くない?!

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なんか、Youtubeでドメスティックトラブルビデオを見るのがあっけなく止まった。

と、昨日こんな記事が、ダイアモンドオンラインで目に入った。

東出不倫への異常なバッシングは、日本の「ゆがんだ教育」が招いた

そもそも私が、完全にスルーするタイプの記事で、一方しつこく登場する記事のタイプが二つある。

一つは

東大入試と、大学進学ランキングもの

そしてもう一つが

不倫

正直なところ、ずいぶん昔に日本にいたころから、本当になぜあまりにも多くの人が、他人の不倫問題にあそこまで関心を持つのか不思議だった。

というか私の場合、はなっから人夫に全く興味がわかないたちなので、(正妻とわざわざ取り合いするとかキモイ。もし子供なんかいたら輪ーかけてキモイ。)

だからわざわざ人夫にはまる独身女性って、変った趣味なのか、単に自己評価が高すぎたり低すぎたりするのかわからなかった。

ただ、正直な話、もし共稼ぎで子供もいないなのだったら別に結婚してても誰にも迷惑かからないのだから、どうでもいいと思ってしまう。

これが専業主婦だったり、家族がいたりすると、人夫は妻に対しての契約義務、そして子供に対しては親としての責任が発生すると思う。だって、しぶしぶでも、いそいそでも結婚に基づいた分業をしていたわけで、突然不倫人夫の都合で放り出されるのだったら、当然人夫のほうに、経済的責任があると思う。

そしてもちろん、子供に対しては成人するまでやはり経済的責任が発生すると思う。

ここで私がしつこく’経済的責任’という言い方をするのは、封建時代の家族制度じゃあるまいし、不倫行為そのものを裁く気にはなれない。

だって、

人の気持ちはかわる

アメリカだと、普通結婚中の収入そして、収入に基づいた資産は、例え妻が専業主婦でも党分割ということが多い。まあ、だから大金持ちの夫が若い妻と結婚するときとか、プリナプにサインさせることが普通。つまり、離婚した場合の慰謝料やら財産分割について、あらかじめまあ夫があまり自分がそれまで築いた財産を失わないように離婚の場合の分け前を決めるわけ。

これがないと、ごく最近話題になったAmazonのJeff Bezosのように、糟糠の妻にもろ半分渡すことになる。(もっともこの元妻は、非常にかっこよく本当にお金に興味がないみたい。たぶんBezos, あとでちょっと公開するかも。まあ、わかりませんが。)

翻って、この記事にあるように、日本の不倫バッシングは私にはついていけない。とにかく自分ができないこと、不得意なことをやってしまって嫉妬してるという風に見える。でも、嫉妬してるということは、結局自分もやってみたいと思っていることでしょう。

だから、振り返って見ると日本人が

「他人に迷惑をかけなければ、何をしようと個人の自由だ」とは思ってない

人が多いのはよくわかる。

まあ、外国の場合日本人に比べて、’他人に迷惑をかける’のバーがすごく低い。正直’違法でなければいい’と思っている人のほうが多いと思う。

それは確かに逆につらいものがある。アメリカの場合特に、なんでも裁判沙汰になりやすいし。

でも日本手本当に、

我慢しすぎ

それも圧倒的に

女、子供、物理的弱者が我慢しすぎです

おじさんが、脚広げてほかの人の邪魔になっているのは我慢する反面、日本はつくづく妊婦さん、幼児、小さい子供にたいして許容量が低すぎる。

ああ、結局また、少子化はすすみ、ジェンダーギャップ史上最低121位の記録が、さらに来年下がりそうで怖い。

ちなみに、ちょっと気になったので日本よりジェンダーギャップ順位が低い国の内訳調べてみました。

圧倒的に多いのは、17か国の中東、(サウジアラビア、イラン、ETC.)

次が、12か国の南アジア (パキスタン、ETC.)

東アジアが2か国で これは両方とも太平洋の島国

そして東ヨーロッパから、タジキスタン。

こちらが、レポートのPDF,まあ英文ですが

と、話を元に戻して、では日本の共学校で、微妙に男尊女卑の忖度がいまだに続いていることと、やたら同調圧力強い社会であることとは、ああ、

根っこがつながっているのですね

パターンとして、とにかくオジサンたちがえばって社会を仕切る、そしてそれをその妻たちが主にサポートし、さらに次世代に引き継いでいく。

ああ怖い。

つまり、我慢を強いられるという場合、基本は我慢を強いる側と、我慢を強いられる側があるわけです。

なにも、ぎすぎすした社会になれとは言わない。というか、今だって別のレベルで実は日本の社会がどんどんぎすぎすしたものになってきているのだから。

皆が我慢をさせられているわけではない。

あなたに我慢を強いる誰かがいる。

だから我慢をするかしないかは、普通に人として自分で考えてみようよ。

いまさら、日本人的美徳である、民度の高さを失うことなしに、変な我慢をやめることはできると思う。

たとえば、

  • ブラック企業はさっさとやめよう
  • 家事をしない共稼ぎ夫にたいしては我慢しない。
  • 外で働いているからと、全く育児をやらない夫に我慢しない。(ただ、基本立場弱くなりかねないので、あまり専業主婦はお勧めしません。)
  • 小学生以上の子供にはバンバン家事をやらせる。

まあ、いつも言ってることですが、こんなところから始めましょう。