今朝最初にこのタイトルを見たとき、びっくりした。これが何の条件もなしに本当なら、私や娘のコロナリスクがガクッと上がることになるでしょ。あ、これ朝日の記事です。
で、記事を読むと、ここ大事
‘男性はがんを患っていたといい、今月6日に感染が確認され、10日に亡くなった。‘
で、ワクチンを2回接種した後に死んだのは初めてと結論付けているけど、この記事の書き方って、基本ワクチン接種は副作用が怖すぎ、不明すぎとミスリードし、
特に若い世代がワクチン接種をためらう風潮を煽っている
あのさー、最初に上げた一文にすでにこれが普通のケースじゃないってはっきりしてるでしょ。
まず、6日に感染して立った4日後の、10日に亡くなっているんですよ。これからして、まず通常の症状悪化から死に至るスピードじゃないでしょう。
そもそも、高年齢ほど重症化や、死亡率が高い理由は、
免疫力が低下しているから
これに加えて、主に成人病などの持病がある人もリスクが高まる。私は60代で、さらに糖尿病持ちなので、
はっきり言って感染がとても怖い
でも、アメリカでワクチン接種2回を終えてほっとした。つまりこれでたとえ感染しても、基本ほぼ重症化の心配はない。周りで中年以上で感染した知人を見ていると、やはり中等度のII,つまり酸素吸入が必要なところまで進行している人が多い。
一方、私のアメリカのホームがあるメリーランド州は、実は病院がとても多く、さらにNIH(National Institute of Health)という国の健康研究機関もあり、早くから医療関係者のワクチン接種が進んでいる。
さらに、ファイザーやモデルなの、コロナの主流のワクチンは、私たちが子供のころ(昭和です)慣れ親しんでいた、生ワクチンとは違い、
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン、DNAワクチン、ウイルスベクターワクチン というタイプ
ウイルスを構成するタンパク質の遺伝情報を投与して、その遺伝情報をもとに、体内でウイルスのタンパク質を作り、そのタンパク質に対する抗体が作られることで免疫を獲得という仕組み。
効果も信頼性も従来のワクチンより高いのです。
で、私は妹と父が癌で死んでいるので、癌というものをある程度理解しています。何より、癌によっては、かかると免疫力がものすごく下がります。さらに、癌の化学療法は、免疫力を極端に下げます。
アメリカでは、この手の情報はかなり事細かに開示されています。
こちらはACS(American Cancer Society)のウエブサイト。
で、簡単に言うと自己免疫が極端に下がっている状態では、このmRNA型のワクチンは聞かないのです。
コロナは大体10日から12日が分かれ目で、この時点で軽症の人は回復に向かい、そうでない人は各種の重症化症状が悪化します。
で、大事なのは、この記事の患者のばあい、
なんと、亡くなったのはコロナ感染4日後
日本の場合、この記事がこういう書き方をしたのがいかに犯罪的かわかっていただけたでしょうか。
正直コロナ禍の情報を知るために、日本語だけに頼っていると心もとないです。そもそも日本はワクチンを自国で感染していないし。ということで、こういう悪質な見出しに惑わされずに、
ファイザーか、モデルナのワクチン接種さっさとしてください
私の周りでは、実はワクチンの順番がまだ回ってきていなかった、オフィスで一番長距離通勤の一人が感染し、ホテルで隔離中です。妹の会社は大手ゼネコンの下請けで、そちらの枠の一つから社員の接種枠を分けてもらって、社内接種を進めている矢先でした。
年齢の高い順に進めていたので、妹を始めとして役員までは2回接種完了です。1回接種だけでも重症化はずいぶん防げますので、たった一人まだ一回目を打っていなかった人が感染してしまったのは、何とも言えません。
私個人は、自分の住まいで仕事をしていることが多いのと、後この個人とはZoom以外でほぼ接触ぜろでした。
でも、丁度一週間前に発覚して以来、PCRきっとで、すでに2回陰性をチェックしています。
というわけで、英語力増強もかねて、英語で出されているアメリカのNet情報おすすめです。
ともかく、四の五の言わずに、まずはワクチン接種を済ませましょう。