最初この見出しを見たときは嬉しかったです。まあ今年はなにせオリンピックなので、たぶん行けないとは思いますが。(娘にもあらかじめ言い聞かせてあります。ただ、満を持して、渋谷の新しいTokyo Nintendo shopにはしっかりでかけますよ。)

 

USJ「マリオ」新エリアは、外国人の心をつかむか、スマホでスコア競争など、新たな試みに挑戦

 

一番面白そうなのは、なんといってもエリアそのものがマリオワールドで、そこにAR的仕掛けがあることですね。腕時計みたいなガジェットをはめて、スマホにアプリをダウンロードして、このワールドないの、あのはてなマークの箱を下からたたくと、星やらコインを集められるようになってるようです。

 

Pokemon Goが2016年にでて、今年は早2020年、このマリオワールドって、たぶんARが遊園地で本格的に使われるケースStudyになりそうですね。(マリオカートというメインアトラクションも、ARかVRを使っているみたい。)

 

全体として、きちんとまとまって入るのですが、一か所引っかかりました。

 

任天堂のゲームは『マリオカート』のWii版が全世界累計3724万本(2019年9月末時点)を売り上げるなど

と、記事部分があるのですが、これは次の引用を受けてなのです。

 

「持っているキャラクターが幅広い世代に受けるため非常に魅力がある。日本はもちろん、インバウンドを含めて任天堂のキャラクターは人気がある」(山本マーケティング部長)。

 

これって、ちょっとずれてますよ。

 

あのさ、今世界レベルのコンテンツを生み出せる企業って、基本今のところ2つしかないのです。

 

一つはもちろんディズニー。こちらのNet Worthは今現在$130Billion

 

これがどのくらいの規模かというと、最近何かと引き合いに出されるGAFAを、見てみると

 

Apple  $1.3Trillion
Google  $279Billion
Facebook  $138Billion
Amazon   $160 Billion

Facebookあたりは、この先いろいろと問題山済みで、これがもっと下がる可能性もすごく高い。

一方ディズニーは、StarWarsのMain Sagaこそ完結したものの、Streaming Serviceである、Disney+が好調です。

 

さて、対するニンテンドーですが、ニンテンドーという会社自身が、自分たちが創造してしまった価値に対して、いままでの行動を見る限り、

 

かなり無頓着

 

少し前に、渋谷近辺の路上で、主に外国人観光客相手に’マリオカート’風レンタカービジネスがありましたよね。

 

あんなこと、もしディズニーのコンテンツがらみでやったら、もう会社が完璧につぶれるまでたたかれましたよ。

 

まあ、日本の場合コミケをその中心として、ひどいお金儲けをしないかぎり、2次創作とかに関してかなり緩めの国ですし、そしてその中から漫画、ラノベ、アニメといまだに想像を絶する量の新しいコンテンツが生まれてきているわけですがね。

 

アメリカなんて、それに比べると本当に、コンテンツの資産意識が高く、企業にきつーく保護されています。

 

さて、ニンテンドーとくにマリオがらみのコンテンツがどうしてすごいかというと、たとえばIGNの最近出た、

 

Top 100 Video Games of All Time – IGN.com

 

このランキングの堂々一位が、1990年に、SNES用に開発された、

 

スーパーマリオワールド

 

なんですよ。

 

ゼルダの伝説BOTWでさえ、5位(というか、ゼルダシリーズでは、A Link to the pastが2位です。)

 

まあ、二つともSENS用のゲームですが、結局この二つのGameの革命的コンテンツに比べるとまだまだ、今のゲームのほとんどは所詮ハイスペックと、映画性に頼っているだけだったりしてるととらえられるわけです。

 

が、マリオシリーズのすごいところは、その世界観とキャラが長い時をかけて、(だって、1990年以来、すでに30年!!)

 

キャラコンテンツとしてしっかり定着してしまったこと

 

でも、世界規模でニンテンドーはこういうキャラの収益化には熱心でありませんでした。

 

それはある種、アメリカの市場資本主義から見るとかなり特異なことです。

 

まあ、亡くなった岩田元社長は、このタイミングでやっとUSJにマリオワールドができることに喜んでくださっているでしょうが、

 

私はむしろ、USJマリオワールドが極端に成功しすぎないことを祈る。

 

なんせ、年末にOpenしたNintendo東京は、いまだに平日でも並ばないと入れないですから。

 

儲かるからと、儲けたい人の声がニンテンドー内で強くなると、ニンテンドーのユニークさが薄れてしまうから、それが怖い。

 

いや、昔はPSだって、時々ユニークなGame作っていたのにね。’初音ミクProject Diva’とか、DDSとか。大体日本の乙女ゲーって、そもそもPSPがベースだったしね。

 

日本人には伝わっていないけど、私がアメリカにすでに36年住んでいて、その死が心から悼まれたのは、Nintendoの岩田社長が亡くなった時だけです。

 

Satoru Iwata: CEO, Game Developer, Gamer – Did You Know Gaming? Feat. Furst

 

この人が、とにかくさんざんたたかれたWii U, 娘は大好きでした。

 

あの頃彼女は結構、Wii Uのハンドヘルドだけで遊ぶことが多かったです。

 

ああ、Wii からSwitchへのTransition世代だったんだなあと、今なら見えてきます。

 

そういえば、’次の金儲け’を探している投資家たちをかなり興奮させた、Googleの100%クラウドのGame system, Stadiaですが、今やあまり聞きません。

 

日本でも、あまりGamerのこと知らないひとはずいぶん騒いでましたが。

 

あのさ、Game 以外のコンテンツなら、確かにクラウドがベストです。

 

だって、アメリカの場合、いままでずっとCableTV会社が独占していて、見もしないチャンネルのために、高い料金払わされてましたから。

 

でも、ゲームコンソールは違うでしょ。大体一つのゲームプレイし終わるのに、何週間もいや物によっても何か月もかかるでしょう。

 

そして何よりも、私は

 

クラウドでGameしたくない。

 

日本は知りませんが、いまだにアメリカの普通のInternetサービスは安定してません。

 

今回、やっとCableTVをやめることをBobが賛成してくれたので、ついでにInternetサービスのアップグレードしましたが、最初は特に不安定でした。(ここ一週間ぐらい、おちてませんが。)

 

考えての見てください、ラスボスをあと少しで倒せるところでNetがダウンしたりしたら、もう絶対泣きます。

 

と、話がそれましたが、東洋経済オンラインの言うように、USJ大阪は伸びると思いますが、それは今更地の利のある中国やら、韓国だけではありません。

 

いままだ、東京を見るだけで精いっぱいだった

 

欧米のGamer系の旅行客たちがUSJ大阪を目指します。

 

いや、私だって関西とかあまり行きたくない、非常に関西ノリの苦手な東京民です。(まあ、ここ36年は主にアメリカに住んでるけど。)

 

でも、マリオワールドは、娘と一緒にいきますよ。

 

ところで、ゼルダワールドや、Pokemonワールドはどこでいつやるのかな。

 

大体私、’難しすぎt’ マリオ系のゲームは、カート以外プレイしてませんし。でもゼルダとPokemonGoはしっかりやり続けてますし。

 

もし、8月の終わりに、オリンピック客がどっと減って、待ち時間が非人間的レベルからさがったら、もちろん今年行きたいのですけどね。

 

あ、もしまだ見ていない方のために、こちらにマリオワールドのイメージビデオ風のMusic Video張っときますね。

 

 

 

 

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