えー、今年も私がいるアメリカで、ストリームサービスCrunchy Rollと、アメリカ版のAmazon Prime、そしてアメリカ版NetFlixhで2019年リリースのなかから選んでみました。

ベストにしない最大の理由は、だったジャンルが全く違うものを比べるのはきついので。

 

今年は、去年に比べて、割とまんべんなくいろいろなものがリリースされてます。

 

まずはアマゾンプライムから

Vinland Saga

漫画原作、バイキングものですが、かって偉大な戦士だった父を殺した相手のもとで、育つ息子の物語としてお話は進みます。

この敵役の爺がとにかくかっこいい。いいやつではないのですが、確信犯です。

さらに、当初は軟弱な女性的にすら見えるデンマークの王子が変貌していく過程もすごい。

24話で、やっとこの主人公の少年編が終了した感じです。

アメリカでも、Historyチャンネル制作のVikingというシリーズがひっとしてますが、このアニメもあの、あらっぽく血なまぐさいバイキングの世界観を余すところなく描いてます。これあまり子供向きではないかも。中学生以上かな。

 

Psycho-Pass 3

 

思考実験風な深みはいまいちですが、やはり’攻殻機動隊’以降、こういうサイバーパンク的世界観のお話として、私はPsycho-Passシリーズが大好きです。

あと、シビラシステムって、今の日本の状況に比べて、実にジェンダーギャップがない。あいかわらず、男女とも活躍するアクションは見逃せません。

ただ、いまいちよくわからないのですが、このアニメは2倍の長さで、いまのところエピソード8まで放映されてます。これで終了なのかどうかはっきりしません。

後やはり、なんせいろいろな特殊コンセプトそして用語の多い世界なので、最初の2シリーズを見ていないと分かりにくいかもしれません。

でも、たとえば攻殻機動隊のシリーズものとか、つくづくいまだに古くなってません。最近はこの手のアニメが少ないので私にとっては特に貴重です。

バビロン

 

野崎まどによる、小説のアニメ化です。

とにかく異様なおはなしです。特にエピソード7の展開は、凄惨な話が結構嫌いでない私でも、状況と展開があんまりで怖くなりました。

なんというか、思考実験みたいなお話ではあります。

ちなみにこれ、まだたぶん半分ぐらいの感じではないでしょうか。

エピソード7の後、アメリカでは一度配信がとまり、昨日ひさしぶりに8がリリースされました。日本のアマゾンだともう全部リリースされているのかな。

とにかく割と先の読めないお話なので、そこがすごくいい。

 

Netflix系

 

20選に入れたい、2019年の新作はなし。なんかアメリカのNetflixのアニメの選び方って、あまりにアメリカ人受け狙いでのれない。Fateシリーズとかずいぶん上がってます。

 

新作ではありませんが、唯一Netflixを持っていてよかったのは、長編ピアノ漫画’ピアノの森’の完全アニメ化です。

このアニメについては別に書きましたが、とにかく劇中のピアノ演奏に、実在するピアニストを選んでいるというこりよう。子供時代は、子供のProdigyをちゃんと選んでいたりさえします。

 

漫画はこちら、

 

あと、このアニメのOPは神です。ビジュアルとインストの融合具合にいつも私鳥肌がたってしまいます。この作品がらみで、

こんなCDもでてます。

この作品は2019年ではないので20選にカウントしてませんが、Netflixサブスクしていてよかったと個人的に思った唯一の理由です。アニメ以外ではまあ、Netflix使えることも多いのですがね。

 

Crunchy Roll サイマルキャストから

 

2019年春

 

進撃の巨人 第三期

 

いやー、とにかくすごかったとしか言いようがありません。第二期でちょっと話が複雑になりすぎてきて息切れして見落とした人は、たぶんのそのまま第三期スルーしてたりするんでしょうか。

とにかく、第二期を見逃した人は、早いところ追いついて第三期見ましょう。

特に後半もう神回に継ぐ神回ですさまじい。

私にとっての最高のエピソードは、なんといってもエピソード54!!

もうこのエピソードにたどり着くために53エピソード見たって報われる。涙なしには見ません。

そして第三期の終わりに向けて、世界の真相が少しずつ暴露されていきます。

 

’進撃の巨人’という作品は、長く複雑なサーガでありながら、甘さのかけらもない地点に最終着地していくとう非常に奇跡的な長編作品です。

 

正直、アニメ化の質で、むしろハリウッドで、いやAmazonあたりでオリジナルの実写シリーズ作ってくれませんかね。

 

鬼滅の刃

最近の少年ジャンプの漫画は少しずつ主人公像が変化している感じがします。

たぶん、この作品の主人公竈門炭治郎、ここ数年の少年ヒーローの中で一番気に入っていると思います。

そして、鬼となりながら、兄炭治郎との絆を失わない妹禰豆子との関係がとにかくいい、もうすごく泣かせる

舞台設定は、明治の日本風。アニメの背景デザイン(藤屋敷はとにかく圧巻)から、キャラデザまで、すべてが秀逸で、はっきりいってしまえば艶やかで綺麗なのです。

こういう色彩感を、少年向けアニメで楽しめるのは貴重です。

お話は、よく考えるとかなりダークなファンタジーですが、主要キャラの独特な明るさがすくいになってます。

第一期は完結し、この後第二期にあたるぶぶんが来年劇場版として日本で公開されるのですよね。たぶん少し遅れてこちらで配信されると思いますが。

 

盾の勇者の成り上がり

あねこゆさぎによる小説のアニメ化。

一応異世界転生ものなのですが、これって

異世界でいじめられながら、被迫害種族の異世界人たちと結果的には英雄として認められていくといお話なのですが。

とにかく初回の展開でかなり度肝を抜かれました。

そのあとさらに数エピソードは、まだ胃が痛くなるかんじで。

でも、いつか見返してやるという気分で、とにかく我慢してみてましたよ。だから反撃に移り始めた時の気持ちよさったらありません。

異世界ものがお好きな方にはこれ結構外せません。

 

サラザンマイ

 

これは、ファンタジーと、ライトBLと、少年仲間物が混じった非常にユニークな近頃珍しいオリジナルアニメです。

アニメそのものを好きかといわれると、いまいちよくわからないのですが。

少なくともビジュアルのプロダクションバリューはとても高い。

でも、白状しましょう。私このアニメのEDがもう死ぬほどすきなのです。

んでもって、このアニメ舞台が私にとって子供のころの思い出が深い浅草です。

正直、アメリカなんぞに長く住んでいると、日本の、セレブとされるエリアがひどく

貧弱に見えます。(お金はかかっているけど、ちまちましているのです。なんせ、日本のスケールがKmならアメリカはMileで、1:1.6という縮小感が否めない。)

 

逆に、下町とか浅草とか、ユニークで異郷として魅力的にうつるのです。

ともかく、好き嫌いのわかれるアニメですが、ちょっと変わったのが見たい方には見逃せません。

 

 2019年 夏

 

Dr. Stone

 

究極の、’理科実験’アニメの登場。原作は少年ジャンプの漫画。私は主人公石神千空のどう見ても白菜にしか見えないヘアがいまだに気になってしようがないのですが、なんだかんだと毎週楽しみにしてます。

ただ、このアニマというか漫画というか、話の進み方がいまいち遅い。で、少しタルクなるのですが、これたぶん楽しみ方としてまちがっているのです。

このお話の主人公って、千空ちゃんですらない。

 

理科と科学の実験が主役なのです。

 

私も、数学を選んでしまったものの、化学だ大好きでしたので、いろんなものを作る過程のはなしになると、がぜんのめりこみます。

 

とにかく理科系少年少女にははずせません。

 

炎々の消防隊

 

これは、少年マガジンの漫画原作。アニメの制作が’ソウルイーター’といっしょなので、独特のスタイルが原作の漫画とマッチして、ビジュアルに見ごたえがあります。

 

ただ、私焼死という概念に非常に恐怖を覚えるので、(まあ溺死もこわいけど。生き埋めもやだ。やはり死ぬときは楽に死にたいです。軟弱)このアニメを見ていてと時々、すごく恐怖を覚えてしまいます。

 

これがBlack Cloverや、Hunter x Hunterだと、よく考えると殺し合いなのに、いまいち感覚的にはへだたりがあるのですね。

私は、このアニメの最初のEDが大好きでしたが、ただEDが流れるビジュアルが、実はとてもホラーなので、そのギャップが怖い。

 

それにしても、日本の新しい物語を作り出す能力は、本当に衰えるところを知りません。

アメコミ系のスーパーヒーローものとか、もう男のパターンが尽きてきて、来年の新趙大作の二つが女性ヒーロー。StarWarsも遂に完結してしまったし。

今一番話題なので、なんせBaby Yodaですから。(この話は改めて書きますね。)

 

Given

 

そして、このシーズン私個人にとって、一番エポックメイキングだったのが、青春BL漫画Givenのアニメ化。

原作は、BL漫画としてはおとなしく、むしろ少女漫画のバンドものとしても通用します。もちろんこの漫画とアニメについては別枠で熱く語ってますのでそちらも読んでください。

 

これは、アニメ枠でもあり、音がかっこよくもあり、BL初めてのかたも、バンド漫画がお好きなら超おすすめです。OP,EDともかっこいいですが、それでも、ストーリーのかなめである、挿入歌、’冬の話’のすごみには負けてます。

こちらが私の記事、

’ギブン’ 第9話,真冬の歌が解き放たれ、’ギブン’は、’喪失を物語る’神アニメとなりました。

 

この漫画、シリーズは一応完結しましたが、この後続編がOVAになることが決まりました。なんせ、漫画版のまだ1/3ぐらいしか、カバーしてないから。

 

ロードエルメロイ2世の事件簿

 

私は、基本的にFateシリーズが、好きじゃありません。キャラクターの魅力が感じられないのと、変にあざといファンサービスがすごく苦手です。後、これはアニメそのものではないけど、アニメの宣伝に、Netflixやら、はてはあのかっこつけおっさん雑誌Brutusでの特集やらと、腐女子の大姉としては、実にいただけない。

 

が、このスピンオフは面白かったです。話全体の感じが、むしろ’魔術師の嫁’の世界観に近く、さらにイギリスの探偵譚的な雰囲気設定も楽しめました。

 

今年、Fateの新シリーズ出てますし、一応みてますが、’つまんない’です。でも、これは楽しめた。

 

2019年秋

 

本好きの下剋上

これもラノベ原作。でも原作は大ベストセラーなのだそうです。香月美夜という女性が原作者。司書志望だった日本人の女の子が、中世風の異世界に幼女として転生し、そこで本づくりを目指すというお話。

とにかく、主人公ひいては作者の本への愛情が半端ではない。

で、ネットで生まれたラノベでありながら、本への愛情そして、本という存在のの歴史、そして意義などが描かれているとして、なぜか結構大人の批評家受けもしてるベストセラーです。

アニメは、少女漫画のアニメ化みたいな制作で、少しお話の展開がスロー。

でも、はまるのです。

なにより、この主人公、(転生名)マインがすごくいい。可愛いというより、賢い。そして発想がユニークで、周り中を魅了するのですね。

まだ、先が長そうで、途中で投げずに続けてくれるとうれしい。

食戟のソーマ 第4期

 

これも四期です。今回は、連帯食戟が繰り広げられます。

いつもの、食材や料理法に関するうんちく、そして美味のかなり露出過剰な表現が安定して楽しめます。

アメリカ人でも、このアニメが大好きという人すごく多いんです。

大体、アメリカの場合料理番組は山ほどありますが、日本のTVにやたら氾濫する、おいしいものを訪ねる旅的な番組は、一般的じゃない。

そりゃ、ケーブルで、こっち専門のFood ChannelやらTravel Channelありますけど、B級だと、ものすごく限られたパターンしかないし、微妙につまらないのよね。

ただ、いつも思うのですが、本当に誰かこの漫画にでてくるメニュー再現してくれないでしょうか。

 

SAO アリシゼーション アンダーワールド大戦

 

間をおいて、SAO アリシゼーションの第二部はじまりました

今回から、キリトだけでなく、アスナそしていわば悪人どももアンダーワールドに参入していきます。

あ、キリトは珍しくいまのところ半脳死状態で、復活できるのか不明。

なんで私はSAOはみな好きで、FATEシリーズ嫌いなんでしょう。

一つには圧倒的なキリトの魅力ですよね。

この人は、とにかくVR世界で最強という特殊能力の持ち主で、さらにアスナと恋に落ちて究極の関係性を結んだわけです。

で、その一方シリーズが進むごとに、今のアリスちゃんをはじめとして、とにかくいろいろな女性キャラとそのプレイヤーに好かれてしまうわけですが、

実にぶれない。

とても、濃いキャラです。

後、このシリーズって、主要人物が若いのに、悪役側は結構嫌な大人ばかりで、とてもえぐい。これも応援したくなる理由でしょうかね。

真 中華一番

 

これは原作は、少年マガジン系の少年漫画’中華一番’。ややこしいことに、オリジナルの漫画に基づいたアニメ’中華一番’が、なんと20年前に一度放送されてます。

 

それが今度、真をつけて、再アニメ化。

 

私は、最初のエピソードを見たとき、これが果たして純正日本制作なのかとても混乱しました。大体、’真 中華一番’だけで、最初にググったら、中国語のサイトばかり出てきてこまりましたから。

 

これは、食戟のソーマ’とは違い、主人公のマオは、こうちょっと落ち着いた少年。(ほらジャンプだと、やはり基本熱血だから。)

 

でも、お話のほうが、たとえば北斗の拳を料理の話にしたみたいな、異能やら、伝説の料理道具やらが登場して、非常にワクワクします。まだ先が流そう。

 

魔入りました 入間くん

 

これ、漫画を知らない人は見逃していると思います。原作は同じ少年漫画でも、なんと少年チャンピョン連載ですから。

これ、放映はなんとNHK、でどうやら長く続きそう。

私はそもそも漫画のほうを読んでいたのですぐ飛びつきました。

アニメ化のほうも大成功。

CVの選び方もいいです。

これ、Overloadを学園ものにしたようなお話というと、分かるかしら。

ともかく、転生ではなく入間君といういわば薄幸な男の子が、実の両親によって大悪魔に売り飛ばされるのですが、

魔界で待っていたのは、地獄ではなく、

楽しい学生生活でした。

とにかく笑えるけど、ほのぼのもする、しかもファンタジー的ひねりも聞いていて、その上絵はなぜかヘタウマ系というわけのわからなさなのです。

チャンピョンて、たまに世にも不思議な漫画をひっとさせるのよね。ほら、がきデカ連載したところだから。

 

ともあれ、アニメもとても楽しいので見てください。でも、このお話結構最終てきには、ダークファンタジーになるみたいです。ははは

 

2020 冬

 

この2019年最後の4半期は、新作でこれといったものなし、私が熱心に見ているのは、秋そしてそれ以前から長期シリーズ化しているものばかりです。

ただ、去年以前にさかのぼり、ずーっと見続けているアニメを一つ紹介しましょう。

Black Clover

 

少年ジャンプらしい、王道の少年が戦いながら夢と冒険の旅を続けるような話ですが。これは私にとってすごく楽しいアニメです。

 

まあ、主人公ふたり、とくにいかにもジャンプ系熱血少年アスタがとてもかわいい。さらに、魔法世界の話なので、各種魔法の表現がいろいろとみていて楽しい。

 

まだ終わるのに時間がかかりますが、お正月休みなどのまとめてみるのに、私は押しますね。

 

明日は、頑張ってお正月に読みたい漫画集とかやろうかなと思ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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