昨日の夜、娘の誕生日を祝った後、あまり何もすることがなく、またする気も起きず、ふとNetFlixを覗いたのです。
で、あまり見たいアニメが見つからず、諦めそうになったときに、
アニメ’ピアノの森’
発見。Netflixで見られるのは、一期のみ。さっき調べたところほんの2週間ほど前になんと第二期が終わったそうです。とにかくNetflix時々チェックして是非第二期も見なくては。
あ、この言い方正確ではありません。
このアニメ絶対第二期も聴きたい!!
アニメの原作は、一式まこと作同名の漫画。全26巻で2015年完結。
ピアニストの成長を描いた漫画としては、なんといっても’のだめカンタービレ’が有名で私も好きです。
後、どちらかというと恋愛の方に重きがかかっていますが、’4月は君の嘘’も泣かせてくれます。
’のだめカンタービレ’はドラマ化されて大ヒットしましたし、’4月は君の嘘’もアニメ化され、私しっかり泣きながら見ました。
ただ、この2つの作品すごく良かったのですが、基本見て楽しんだのですよね。
それと比較して、私が’ピアノの森’を見始めた途端に気がついたのは、お話以上に、
音に引き込まれるのです。
先の作に比べて、まず圧倒的にピアノが流れるシーンが多いのですが、そのシーンはすべて、
CGによるPiano 演奏です。
CGによるPiano演奏という場合、主眼は世界観の表現というよりむしろ、演奏の再現なのです。実際モーションキャプチャでもしたのかと思ったぐらい。
Ipadで、普通のイヤフォンで聴いていたのですが、時々つい聞き入ってしますのです。早い話がアニメ見ているのに目をつぶってしまうのです。
さらに、この作品の場合、違った個性を持ったピアニストが何人も登場します。
で、その個性がはっきりと聴こえるのです。
正直、びっくりしました。
で、私はびっくりしたままにはしたくないのです、公式ウエブサイトをチェック。
こちらです。
で、そこから Music に飛んでみたのですね。でびっくり。
なんと、世界レベルの新進ピアニストたちに、それぞれのピアニストキャラの演奏をさせているのです。
なんてすごいんだ。
しかも、子供時代はちゃんと将来が期待されている、子供のピアニストさんたちに演奏してもらってます。
誰だこんな豪華なアニメ化考えたのは。アニメの放映がNHKですから、予算は普通のアニメよりずっと潤沢だったのでしょうが。
当然、アニメ内で演奏された曲を、CDで購入することも可能。
あ、ちなみに、OPがまたすごくいいのです。いやゆるアニメOPと違い、インストのみですが、ショパン のエチュード ハ長調 作品10ー1 編曲 したものです。(富貴晴美 編曲)
オーケストラが絡むことによって、さらに広がりが感じられる。
あ、大事なこと一つ忘れてました。主人公、一ノ瀬海の演奏者名は何故か伏せられています。
ただこのアニメ、Netfix経由でのアメリカ人の反応はいまいちなのですよね。
それ、わかります。何度も言いますがこのアニメは、
聴き入ってしまう。代物です。
だから、かなり眺めの演奏シーンを、普通のアニメと同じように見ることしかできなかったらこの魅力は半減してしまうと思います。
私自身、クラッシック音楽は、大学院で数学やっているときに、すごくハマって好きになりましたが、ピアノ、特にショパンはあまり好きではありませんでした。
ショパンに興味が湧いてきたのは、娘の後を追ってピアノのお稽古を始めてからです。たとえ初心者でも、ピアノそのものに触れ始めるとなんでショパンのピアノ曲があれほどあいされるのか少しずつですが身にしみてきます。
曲の世界観以前に、変幻自在にピアノの可能性を引き出すのですよね。
実は、その意味で’ピアノの森’は秀逸な’ピアノ’についての漫画作品です。で、これがこんな素晴らしい、聴きいってしまうアニメになってしまうなんて、
幸福なことです。
蛇足ですが、お稽古ごとの最大の醍醐味って、その道のプロのPerformanceをより深く味わえるようになることではと思います。
私の場合、下手の横好きが長い間やり続けてきたBalletで、でもその御蔭でBallet鑑賞体験がとても豊かになりましたから。(さらに、バレエ音楽が、私にとってのクラッシック音楽への入り口でしたっけ。)
日本人は結構クラッシックファンが多いので、この作品はとても評判がいいみたい。
諸事情のため、ピアノのおけいこを去年の10月以来やめてましたが、早いところまたお稽古再開します。