国外では、日本のジェンダーギャップランキングが、韓国にまで抜かれ史上最低になったことは、かなり大きなニュースでした。少なくとも日本に関心があるそうからは、かなりのショックを持って受け止められました。

 

さらに、その数日後に、伊藤詩織さんの民事訴訟勝訴の結果が出た時も、アメリカの主要紙の主なところで取り上げていたくらい、大きなニュースでしたから。

 

が、日本では日経ビジネスオンラインの、60歳越えのコラムニストのコラム以外、本当にガン無視でしたから。

 

ご自分はビビッて書かなかったけど、やはりこの状況は腹に据えかねたらしく、同じ日経ビジネスオンラインの職場のDiversityなんかについていろいろと書くことの多いこちらのコラムでも触れてはいますがね。

自分絶対の「分断の壁」が日本を二流国に貶めた2019年

 

で、この女性も、おじさんメディアがガン無視しただけでなく、この強姦犯人の記者会見ばかり好意的に取り上げていることに腹立ててましたが。

 

そんな、クリスマス明けの今いちな朝を、ますますいまいちにしてくれた記事がこちら、東洋経済オンラインて、つくづくいろいろな人に記事を書かせているようで、あきれる。

 

銀座のママが語る「夜の銀座」にある暗黙ルール、高級クラブやスナック共通の「粋な飲み方」

 

で、これを書いているひとも、歴とした銀座のクラブのオーナーママです。

 

いや、今や水商売の中心は六本木のキャバクラかと思ったんですがね。いまだ、おじさんは

 

昭和に執着しているんだ。

 

キャバレークラブの場合、一応建前としてはお店の女の子たちは、’ショー’をするということになっている。で、その合間に接客。だから、厳密にいうと日本以外の国でもこの商業形態はないこともない。

 

でも、銀座のクラブは、昭和の日本で、カップルで社交というシステムも習慣もない国の疑似社交場であったわけです。ですからむしろ日本の料亭とそこに芸妓を呼ぶシステムの、洋風化。

 

それが、最初からクラブとしてあるお手軽さも手伝って、昭和の成功したおじさんたちの疑似恋愛場ともなりました。

 

日本の場合、多くの正妻は、夫がそとでの’浮気’を持ち込まない限り、ある程度まで黙認する傾向が強かった。それは昭和の結婚なんてお見合いが主だし、女性にとっての結婚は,

’永久就職’なんて呼ばれたし。

 

だから、生活に支障がない限り、我慢し、さらに同じ相手なら’玄人’で’水商売’のほうがましという区分けもできていた。

 

私の父も、国内で遊んでいるうちは、銀座が好きだった。

 

どんな店でも平気で値切りかねない父だったが、銀座の支払いはきちんとしていた。あの頃はカードはあまりなく、その代わりつけ払いとなり、月末に集金というパターンが普通だったし。

 

そんな銀座のお姉さんたちを、私の妹も母も蛇蝎のように嫌ったが、私一人だけはなぜか彼女たちが好きだった。

 

簡単に言ってしまえば、男から金を巻き上げているという経済力がすがすがしかったのです。そして何よりも、私は、

結婚が’永久就職’であることががまんできなかった。

 

六本木ヒルズが一番盛り上がっていたころは、六本木のキャバクラのほうが勢いがあった感じだったけど、ああ、これも戦後最長超保守安倍政権下で、しっかり官民癒着が定着してしまったからかしらなどと思う。

 

その手の密談やNetworkingは、やなりずっと静かで、少し年長のホステスが多い、銀座のクラブのほうが適しているのだなあと思う。

 

でもさ、こういう最近の流行語でいうところの、’上級国民’は、確かに銀座リバイバルに乗っているのでしょうが、

 

私たちどっぷり令和の日本で、これから未来の分岐点を迎えようとしているときに、本当にマジに

やめてほしい

 

あのさ、銀座のクラブみたいなビジネス形態は、日本国外には基本ないから。(厳密には、日本人駐在員の多いNYCとかには、ピアノバーと呼ばれる疑似銀座のクラブ風なお店がありましたが。今は知りません。)

 

別の言い方をすると、自分がいかにどうしようもなく世界の常識から遅れているか自覚していない、昭和感覚にまみれた日本人のおじさん相手の商売なので、

外国人客を引き付ける可能性は全くない。

 

これが、キャバクラだと本来のキャバレーとしての機能をはっきり活用するのなら、日本のギャルに会えるお店として、外国人客を取り込める可能性はまだある。

 

さて、日本にはもう一つ国外にはない不思議な夜遊び施設があって、こちらは

ホストクラブ

 

もともとは、男性向け水商売、そして風俗で働く女性のためのさらなる娯楽施設みたいなものと、有閑マダム相手のダンスクラブが融合したような代物でした。

 

でもそれは、ずいぶん昔の話。

 

今やホストクラブは、きっちり二部制、そして一部は基本日付が変わるころには終了。だから、昔に比べてずっと普通の少しお金を持っている女性が気安くなった。

 

 

さて、ここで国外のオタクの話です。日本では腐女子がそれなりに存在を認められるようになるまで、20年以上の時間がたってます。でも、アメリカの例を挙げると、一番最初にヤオイやBLが、アメリカのオタク系のコンに登場してから5年を絶たずとして広がりました。

 

世界的に見て、ある程度お金を持った女性は増えている。で、そういう女性のために日本の腐女子文化、さらに女性向けコンテンツ文化は静かに浸透しているのです。

 

腐女子のメッカ池袋の執事喫茶スワローテイルとかもう、すごくいい商売しているし。(ただ、なかなか2番手が出てこない。それは、この商売やお店のシステムを割といい加減なレベルでまねして、結果的にこけた。

 

スワローテイルの看板は、この方。(この方にあって昔々なぜか両親に連れられて銀座のマキシムなんてところにいって、お姫様気分を味わったことを思い出しました。私はまだ若かったので、何がどうなっているのかわからなかったのですが、母が後ですごく感心してたので印象に残ってます。)

 

一重で眼鏡で、超イケメンというタイプではないけど、すごく立ち振る舞いがきれいでこちらも気分がよくなります。

 

 

で、もちろん海外からのお客様が多いときはお店の半分を占めてますし。さいどの執事歌劇団も順調。これも2.5次元。

 

そもそも、海外でホストクラブというものが有名になったのは、ほかでもないこの少女漫画のせいですよ。

 

 

アニメ化、そして実写化もされてます。オタコンでずいぶんグループコスプレ見ましたし。あと、執事喫茶とはまた違う、BL喫茶でのスキットネタのパターンのもとにもなってる感じですし。

 

私はポストオリンピックの観光名所として、すでに施工が決まった巨大な歌舞伎町ビルのことを時々考えるのですが、執事喫茶と、現状のホストクラブの中間ぐらいの女性向け娯楽施設作れないでしょうかね。

 

今のホストクラブのナンバークラスは、やはり太客に売り上げの多くを頼っているわけです。その代わり指名前の初回はかなりお安い。

 

執事喫茶の場合、すべて時間制です。ごく特別なイベントを除いてアルコールなし。でも、紅茶とか原価はすごく安いので利益率は高いと思います。

 

 

日本はほら、江戸以来決して物質的にはそれほど豊でない層が、いつも流行を作ってきましたから。

 

 

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