親って、子供をやはり世間の荒波から守りたいという気持ちがどうしても優先します。

さらに、親のエゴとして子供の前では’カッコつけたい’だから、弱みは見せたくないというのも本音でしょう。

 

でも、子供は本当に正直で、

親の言うことより、やることを見て育ちます。

 

お金を払って買い物をするというプロセスさえ理解していれば、たとえ幼稚園児でも、もうお金の基礎は理解できます。

 

お金の基礎として子供にまず最初に教えることは、

お金のなる木はないということ

 

日本のことは知りませんが、アメリカの場合多くの金持ちの親は、子供にこのことを全く教えない印象です。ですから、お金があるのが当然みたいないろいろな意味でひどい育ち方をしてます。

 

実は、以前所属していた企業では、エキスパートが開発した’お金について賢い子供を育てるためにすること’という内容のパワポを使って、何度もおもにお母さん向けにセミナーをやっていたことがあったのです。

 

このセミナーの内容は簡単にまとめると次の5点。

  1. この世にただのものはない。
  2. だから、家族の一員として家事をやる
  3. 子供には週一でお小遣いを上げる。
  4. お小遣いの一部は、短期、長期含めて必ず貯金させる
  5. さらに、必ずお小遣いの一部をチャリティに回す。

 

5が一番、キリスト教国であるアメリカぽいですね。週一ですが、貯金やらチャリティが含まれているので、例えばうちの娘の場合、中学生のときからずーっと

 

10ドル(日本円で1000円という感覚)です。

 

大体、チャリティが5-10%、貯金が15-20%を目安としているので、実際に使うのは7,8ドルですね。

 

でも、うちの娘の場合本当にめったにお金を使いません。

 

まあ、お菓子や間食は、決まった量買い与えています。後、女の子ですが基本、ファッションに興味はありません。

 

で、 結局たまにGamestopによると、Gameのキャラのフィギャアや、あたらしいGame softを買ったりするぐらい。うちの場合、私がGame softを買うのは基本、誕生日とクリスマスだけなので。

 

とにかく見事に、

 

締まり屋で、ショッピングがほぼ嫌いな子供に育ちました。

 

こちらが、新しいの買おうかといっても、2回に1回は、

べつに、まだ使えるから買う必要ないでしょ。

と言われます。

 

私と娘はそもそもお金の話を良くします。というか何よりも私が自分の経済状況やら、私の実家のありがたさとか含めて、かなりまめに説明してます。

 

私の仕事は、100%コミッションタイプなので、売上がないと収入がありません。ですから収入が少なくてきつい月は、

いやー、今月きついから外食は安いとこだけね

 

とか平然と告げます。ただ、娘の教育関係の費用と、クリスマスと誕生日のプレゼントだけはほかのお金を削ってもどうにか確保しますが。

 

後、私の実家は一応日本基準では富裕層ということになっているので、娘を連れて日本滞在中のときは、お金の心配をしなくてすみます。

 

まあ、娘と一緒なのでそれほどの贅沢はしませんが、娘の好きな外食やら、遊園地やプールなどはどんどん連れて行ってやれるので、結構お気楽です。

で、こういう時は、

お祖父さんとお祖母さんのおかげで何不自由なく楽しめるのよ

 

と、言い聞かせます。大体日本にいる間は、なるべく一日一回は仏壇のまえで挨拶するようにしているので良く伝わっているみたいです。

 

でもまあ、私達の時代に比べて、いまはとにかくそこら中に無料コンテンツが溢れているので、基本今の子供ってあまりモノ消費にはまらないですむのではないでしょうか。

 

あ、お金の話の延長で、将来の話もします。

 

なるべく自分の好きなことをやれるといいけど、ちゃんと一人で生活できるだけのお金は稼げないと困るよね、こんな感じですが。

 

というわけで、今のところ趣味と将来の実益を兼ねて、うちの娘はGameデザインがやりたいと言ってますが。

 

ちなみに流石にウチの娘もアキバに行くとまとめてお金を使います。実は日本に来るたびにまとまってお小遣いをくれるありがたい方もいるので。

 

でもそんなふうに楽しい買い物をするときでも、本当に値段を比べたり、どれをどう買うかすごくいちいち時間をかけて吟味している。

 

つくづく家の娘に衝動買いはないのです。

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