仮想通貨、FX、商品相場、先物、オプション ’お金の五季’ 番外編 Econの授業みたいになりました。

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風邪の具合まだよくありません。でもまあ昨日の続きということは私の本職絡みなので、淡々と行きます。

まず仮想通貨から。

確かにブロックチェーンというのは、完全に中央がないネットワークがたの取引形態ですから、将来どうなるかは見ものですね。

ただ、仮想通貨そのものは、所詮現在通用している既成通貨によって価値を決定されている通貨に過ぎません。

仮想通貨的なものが既成通貨とは別の価値として成立するには、既成の信用システムからは独立した信用交換システムが成立しない限りありえません。

アメリカの場合、信用を数値化したCredit Scoreが復旧してますが、それは貨幣システムとはつながってません。ただ、最近中国のセサミクレジットがずいぶん話題になってますが、アメリカの場合、クレジットカードの誕生とほぼ同時にCredit Scoreがはじまりました。

いまでは、個人のすべての信用取引の記録がCredit Score会社てKeep され、刻々と変化するCredit Scoreがまあ、アメリカで普通に暮らしている人なら誰でもつけられてます。

話がそれますが、私ある時期Credit Scoreをもとにモデルを作る、いわゆるBig Data解析会社で働いていたことがあります。なんつうか、アメリカのお金ってつくづくStatisticsに支配されているなあと実感しました。

さて信用と貨幣の問題に関しては、この本がおすすめです。

で、FX, (Foreign Exchange)にしろ、仮想通貨にしろ、交換レイトの上がり下がりで収益をだすだけですから、基本商品市場の一例に過ぎません。

さて、商品市場、英語ですとCommodity Marketといいますが、アメリカの場合Commodity Marketの取扱は、Security Marketと別扱いです。

私の場合、アメリカのFP資格にあたるCFP (Certified Financial Planner)とは別に、Security を取り扱えるLicenseをいくつか持っています。

私が、お客さんのために売買できるのは、

株、債券

投資信託、Unit Investment Trust, ETF

そして Option オプションです。

ちなみに私の父も祖父も、鉄筋工事の請負とともに、鉄筋工事用の各丸棒、そしてD棒などの相場はしっかり見てました。

穀物であれ、金属であれ、これらにはすべて商品市場が存在するわけです。

日本で有名になったのは昭和の傑作’赤いダイヤ’、小豆相場についてのお話です。確か映画にもなったはず。

日本人は甘味というと、餡こですからね。

後、アメリカのオレンジ相場を舞台にした映画がこれ、

さて、商品市場で、相場を張る方たちとは別に、そもそも生産者のかたがたがいるわけです。この人達にとっては、相場は安定しているほうがいいわけです。もちろん上がるに越したことはないけど、とにかく大きな動きほど怖い。

生産者側にしてみれば、うまく将来の需要を読んで、

’作りすぎないようにしたい’

でも、未来のことは分からない。

で、ヘッジをかけるのです。

そこで先物市場が生まれたのですがね。

Trading Spaceででてくるのもこの先物市場の話です。

で、Commodity Marketと同じく、この先物、(英語ですとFuture )にも先物市場があります。

日本には、先物市場はしっかりあります。というか関西を中心に、独自に発達してきた結構すぐれた歴史があるのですが。

今普通レベレッジをかけて相場をはるというと、大きく分けて2つ。

一つは、色々なものもマージンで買うこと。マージン口座とは、簡単に言うと、そこにキープしている現物の何倍かまでなら、お金を借りて買うことができるという口座。

マージン口座を使って行う取引で、よくあるパターンが

空売り

英語では、単にShortといいます。ぶっちゃけ値下がりを見越して持っていないものを売り、下がった時に実際に決済して、利益を出します。

基本、Security(株など)で大儲けするのも、大損するのもこれです。

昨日取り上げが、あれもBig Short,

ですね。

さて、2つ目が先物市場です。まあこれも空売りに近いのですが、口座をひらくのではなく個々の売買契約となります。

この先物で億単位のお金を溶かし、そこから這い上がってきたというとにかく、お金の怖さを知るには一番の本がこれです。

私は税金の支払いにうんざりしそうになる度にこの本を眺めます。もう何度読み返したことか。

レベレッジをかけるのは構いませんが、損がどれだけ出るのか仕組みを把握しないで、取引にハマると、信じられないぐらいの金額を溶かすことになります。

そこで、レベレッジを書けたい方にオススメするのがオプションなのですが、

国内販売のオプションはなんと一つだけです。

先物市場で、破産する人結構いるのになんでなのでしょう。

オプションは、其の名の通り、ある値段で、株でもなんでも買う権利、あるいは売る権利、それが売り買いされるのです。

デリバティブの一番基本要素です。

今では、生産者がヘッジをかける本来の目的とは別に、デリバティブ取引の拡大により、色々なものがオプションの対象となってます。

日本唯一のオプションは、日本の株価のIndexですし。

まったく、これを知って私は。

のけぞりました。

なんで、私はオプションが好きかというと、

見込みがハズレた場合の損が予め確定されているからです。

ですから、ギャンブルの常套手段の一つ、小さく数回負けても大きく勝てる時があれば結果的に勝ち越しになるというパターンにのっとって、まあ真面目にそれなりのリサーチはして、オプションを買っていけばいいわけです。

つまり、Statistically Speaking 結構手堅く増やせるということです。

もちろん、勝つ度に一回にかける(Optionを買う)金額は上げていくわけです。

じつは、’Big Short’に登場するキャラの中で、大学院生二人組みがいますが、この人達がやっていたのはモロこれ。

最も最後に大勝したわけですが。

ちなみに日本から本場アメリカのOptionを買うのには、このサイトでも参考になさってください。以前はもう少し向こうの口座をひらくのが楽だったのですが。

ただ、やはりOption取引ということになると、なんだかんだと英語を読むことになるのでそれを覚悟してくださいね。

今度英語力増強講座で解説しますが、Wall St.Journal とかBloombergとかのアプリをスマホにいれておくといいかも。

まあ、一口にオプションといってもいろいろありますが、そのあたりはまた今度。