恋愛でも結婚でも結構自分とは違うキャラに惹かれることってあります。それはいいのですが実際に生活をともにするようになると、この違いがいろいろと問題になってくる。

 

それでも、結婚、同棲、事実婚の場合それなりに価値観が合う相手は選んでいると思います。

 

例えばうちのBobと私だったら、教育は重要とか、簡単にまとめると割とリベラルな民主党(アメリカの)の価値セットが基盤です。

 

ところが、同じ価値でもさすがお互いの金銭価値観まではすりあわせしてない

 

結果的に、離婚などでよく言われるところの’性格の不一致’が顕現するのは、実は金銭感覚や金銭価値観なのです。

 

それでも、自分と相手がどれほど違っているかを自覚できるようになると、それなりのコミュニケーションのきっかけやベースは見えてくるものです。何より、相手がお金がらみのあれこれにする反応が自分と違う、そのもとにある価値観が見えてきます。

 

というわけで、今回は金銭価値の基本項目とその違いを5つにまとめてみました。

 

1.家庭環境がその人の金銭感覚を決めます。

これがもう一番怖い。

 

良く、玉の輿とか言われますが、あれ結構疲れると思いますよ。お金持ちってそれなりにお金に細かいし、後どうお金を使うかということに外から見るとよくわからないこだわりがあったりします。

 

そして金銭感覚のベースである、’お金をどう見るか’これはもう本当に育ちなのですよね。

 

例えば、普通に貧乏で、いつもお金がないことで辛酸をなめてきた人は、当然のことながらお金の大事さが身にしみ、基本お金にこだわるし大切にする。当然購買行動もそれにあったものになります。

 

逆に、お金持ちでいつもお金があるうちの場合は、それ相応。

 

もっとも、家族がどうお金を扱う家によって違いが出るし、さらに性別や環境によっても随分違いがあります。

 

私の父は、基本裕福な商家出身ですから、使う時は気前がいい反面、お金の話を平気でするたちで、収益を出すことにいつも誇りを持っていました。自分の身近な人間におごったり、助けたりする一方、無駄遣いは嫌ってました。で、その延長で割とどこへ買い物に行っても、

 

値切るのです。

 

さて、母の出身は、いやゆる戦後没落した良いお家。没落したとはいえ、母方の親戚はお医者さんが多い。で、基本お金の話をあからさまにするのを嫌う。

で、特に父のビジネスが成功してからは、結構買い物にお金を使うようになったのですが、それだけでなく、あまり値段を見ない。

というわけで、私と妹には父のクレジットカードの子カードをもたせてくれましたが、母は現金のみ。それでも行きつけの大型デパートの外商で、

つけで買ってました。

 

私も若い頃は、父がお金のことを細かう言うのが嫌でしたが、子供を持ち、Bobの収入源で苦労し、さらに今の仕事を初めて、随分と昔父が言っていることを思い出す様になりました。

 

お互いリラックスしているときに、子供時代の話をするのは金銭感覚を知るために最適だと思います。

2.貯めるのが好きそれとも使うのが好き?

これはもう謎ですね。

 

私の場合3人姉妹ですが、完全に3人3様です。

 

まず真ん中の妹は、本当に貯金が好き。貯金して何をかうというより、基本稼いだお金より、使うお金がいつも少なくて、どんどん溜まっていく。ただ、過去に2回離婚した際に、逆に慰謝料を払ってました。このへんは全くわかりません。

 

一番下の妹は、完全に母のミニバンです。ただ母ほどお金が自由にならないうちから、いろいろなこところでクレジットカードの借金をため、父が結果的に支払ってました。当然のことながら、この妹に父は子カードを渡しませんでした。もし裕福な親がいなかったら、彼女はちょっと困ったと思います。

 

さて私は、今に至るまで稼いだ分をほとんど使ってしまう。でも、保険とか確定拠出年金である程度は溜まっている。後、2回離婚してますが、慰謝料は一切払ってませんし、財産分与もしてません。今現在、いろいろとギチギチなのでクレジットカードの残高はありますが。

 

あなたは、どのタイプ。

 

そして、カップルの場合大抵どちらかが貯めがちで、どちらかが消費大好きタイプなのですよね。

 

3.社会福祉賛成、それとも自己責任?

 

これも、家族の価値観をそのまま受け継ぐことがあれば、反面教師として捉えて真逆な価値観を持つこともあります。

 

あと、国によっても違うでしょう。

 

アメリカとか、なんせ国民皆保険ですらないくにですから、程度の差はあれ圧倒的に自己責任派が多い。それに比べると日本は格差が増えてきているものの、収入がある程度以上の人の税金は、ちゃんと高くなっていくしね。

 

でも、深く考えずにお金持ちと結婚したりして、そのお金のない階級への冷たさに驚くなってこともありますので、要注意。

4.所有が大事、それとも経験にお金を使う?

 

日本が急激に豊かになっていった昭和の時代、やはり初めて手にした豊かさを味わうためにブランドものをかったりしましたよね。三種の神器などとよばれて、家電や車を買うことがとても大事だった時代もありました。

 

それに比べると、今の時代特に若い人はどんどんコト消費に重点を置くようになってきました。

 

まあそれより上の世代だと、どちらかというと女性のほうがもの消費、男性のほうがコト消費ではありましたが、いまはあまり関係ありません。

 

あと、これは、割とその人の年齢によって変化することも多い。

 

子供のころは、とにかくゲームやら漫画、アニメなどに夢中。それが大人になってくるといろいろなものが買いたくなるし、それなりにあったら良いものがどんどん増えてくる。

 

それが、家庭を持ち子供ができたりすると、自分より子供のために、こと、モノどちらにしろお金を使うようになる。

 

そして、その年令もすぎると、やはり最後は圧倒的にコト消費ですよね。

 

今の私なんぞは、個人的にはシンプルな子供部屋みたいなところに棲みたい。そして残りがずっと少なくなった人生、できるだけ行きているうちにいろいろなことをしてみたい。

 

貴方は、どんなステージですか。

 

あと、一人暮らしの人がカップルになると、いろいろな形で、この調整も必要になりますね。

 

5.お金と時間、どっちが最優先?

 

そして、この最後の項目も、4番目と同じようなパターン。生まれ育った家族よりも、自分が人生のどのステージ2イルカによって差が出てくる。

 

たとえば、90%の家事はできたらやりたくないと言っていいと思います。家事がほんとに心から好きなのでしたら、それを専門にして職業にしたほうが効率だいいですよ。

 

家事が嫌いなのは、それをやることそのものに殆どの場合あまり喜びや、やりがいを見いだせないこと。

 

良く、洗濯洗剤などのCMで、いいお天気のひに野外で気持ちよさそうに洗濯物を干す主婦なんてイメージが使われますが、あれは、

現実から離れた家事の美化

 

だいたい、外でたかだかと洗濯ものを干すような家出したら、たぶん裕福すぎてそんなコト主婦はやらない。共稼ぎの多い今の日本の女性にとって、かなり自動化がすすんだ洗濯も干すのだけは手作業なので、結構重労働で大変。さらに、外で干すためには流石に昼間のほうがよいので、それも現実問題としては大変な手間。

 

ですから、家事を減らして自分の時間を増やしたい人間にとって(日本の場合未だ主に女性)より便利な家電や、サービスにお金を使うのは正しい選択、優先順位だと思えるわけです。

 

一方、自分でやれることは自分でやって、その分お金を浮かせ、趣味のコレクションに使えるお金を増やしたい、そういうタイプの男性だって多いわけですよね。

 

もし、こんな二人がカップルだったら、かなり面倒なことになります。

 

まあ、うまくやっていきたかったら、お互い話し合って解決策を見出すしかないですよね。

 

でも本当、例えばワーママなどにとって、つくづく、

 

ブランドモノよりルンバ

 

だと思いますよ。

 

 

ともあれ、これぐらいカップルの金銭価値や、金銭感覚は違っている可能性が高いのです。

 

大事なのは、どちらが正しいという問題ではないということを受け入れること。そうでないといつまでたっても争い続けることになります。

 

まず、お互いの違いを炙りだるところから始め、更にそれを前提として受け入れましょう。そのうえで、例えば共同でお金を使う場合に、話し合いをしましょう。

 

お互いがどういう立ち位置から話していることが分かってくると、やはりコミュニケーションはずっと改善しますから。

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