‘お金の5季’ 春編 クレカ(デビットカード)の上手な使い方を考えるための準備です。

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私は、今の中国のようなキャッシュレス社会には反対です。そこまでスマホだけに頼って、すべてQRコードというのは、安全の意味でも、プライバシーの意味でも怖すぎます。

一方、個人的にはキャッシュが大好きですが、これは日本に滞在している期間が今のところ短く、毎日領収書を貯め込むことはあまり苦痛ではないから。

後キャッシュって、使うたびに脳のPain 中枢が刺激されるそうなので、CreditCardで買い物しすぎなんてことがあまりないのです。

とはいえアメリカでの生活を考えた場合、基本クレジットとしても使える銀行発行のデビットカードなしの生活なんて考えられません。

キャッシュレスで、こういうカードを使う最大の理由は、

記録が自動的に残る。

これです。

では、Credit Cardを使っても、悪質な負債を抱え込まないために、まずCredit Cardを使う場合の問題点を5つあげてみましょう。

1. Credit Cardは、’お金を手放す痛み’を鈍らせてしまう。

子供、そしてTeenの場合はやはりまずキャッシュをつ書くことから始めたほうがいいのです。

お金の重さを実感するためにも。

お小遣いをためて、好きなものを買うみたいな経験は、お金の使い方が上手な子供育てるために、必須のプロセスだったりします。

ですからこういうプロセスを学ぶことのなかったまま、Credit Cardを持ってしまうと、若くして重債務者になったりします。

今でこそ、収まりましたが(リーマンショックが一番大きいきっかけでした。)、昔は大学でCredit Cardの勧誘を許していたので、大学をかなりの負債とともに卒業なんてパターンも少なくありませんでした。

2.Credit Cardで、キャッシュがなくても買い物ができる。

初めてカードを使ったときのことを覚えてますか?

私の場合、厳密にはカードではなく、一度だけ後先のことを考えずにマルイで買い物をして、その支払でものすごく大変な思いをしたことがありました。

でも、カードを使っているときって、キャッシュで支払う、お金が自分の手元から離れていくリモースはなく、妙に気が大きくなったとことを覚えています。

3.Credit Cardで、Netや番組(電話)から買い物ができる。

まあ、日本人はアメリカ人に比べると、キャッシュを使いやすい環境で育ってきているので、それほどひどいCredit Card 中毒はありませんでした。

それが、TVショッピングやら、Netショッピングが一般的になって様変わりしました。特にNetの場合、店頭でCredit Cardを使うのに比べても、さらに楽。

Just One Click

実は私も、ひとつだけつい使いすぎてしまうサイトがあります。他ならない貸し電子マンガサイト、Renta.

まあ、Rentaでお金を使いすぎているおかげでいろいろ理解できたこともあります。

4.レシートだけでは、消費額の実感がつかめない。

昔々、お財布にお札を余分に入れていると、気分が高揚する昭和という時代もありました。

そこまで極端ではなくとも、お財布の重さ、軽さでごく日常的に、

あ、まだ余裕あるなとか、

逆に

う、使いすぎた

とか、感覚的に自分の消費のレベルを掴んで、お金の使い方をコントロールしていたわけです。

でも、Cardを使っているとき、もらうのはレシートのみ。細切れのスナップショット。状況把握をその一枚の紙きれから感じることはできません。

5.自分の収入には見合わないもの購入が可能になってしまう。

これは、昔々マルイで、振り返ってみるとそんなに気に入ったわけでもなかった、パンツスーツを何故か買ってしまった昔からの真実です。

まあ、アメリカの消費文化なんてものは、Credit Cardの蔓延によって支えられ、ある時期はCredit Cardを使ってものを買って、その借金を返す。この繰り返しによって、Credit Historyという、自分の消費者としての’レベル’上げをするなんてことが推奨されてましたから。

だからこそ、いつも

Next Big Thing,  次に買うべきもの

を、追っかけまわす時代が続いていたわけです。

こうやって、Credit Cardが抱える問題を5つにまとめて、結局浮かび上がってくるのは、

大して欲しくないものを買い続けていた。

という、かなりうんざりする現実でした。

で、これをSaving Mind Setにすることで、まず自分が本当に欲しいものだけをなるべく買うような行動パターンに変えていきます。