夜中に胃液逆流で終わった、胸騒ぎが耐えなかった週末。人災、天災、きな臭さの増すアメリカ

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やはり、一夜明けてみると氾濫した河川による洪水の被害がひどくて胸を突かれます。関東の広範囲がこれだけの被害を受けたのはとにかく数十年ぶりということでしょうか。千曲川氾濫の惨状もひどいのですが、たかを括っていた多摩川の氾濫はやはり地域の方にとって心理的なダメージが大きいのではないのでしょうか。

日本は川が多いのですね。そして江東区を挟むもう一方の川が全く危険水域に近づかなかったのにははっきりとした理由がありました。荒川放水路の存在と、後早い段階で東京都北区にある岩渕水門が閉じられてしまったので、隅田川に流れ込む水量が調節されていたのですね。

なんと、もともとは今の隅田川が荒川で、いま荒川と呼ばれている川は、実は荒川放水路という人口の川だったのですね。すごい。とても感動しました。

荒川の堤防が決壊する時は、どうやら大変な状況になるらしい。あ、この辺のこと実は今朝の東洋経済オンラインのこの記事で知りました。思わず感謝。

荒川、台風19号通過前後の「激流」に感じた恐怖、最悪の事態こそ免れたが今後も油断は大敵だ

で、結局多摩川の堤防が決壊したかちょっと調べてみたところ、これもっとしっかりした堤防建設という動きを、地元民が’景観を損ねる’という理由で阻止してました。

多摩川下流部で唯一、堤防未整備区間が決壊…住民「景観が大切」「家のぞかれる」

二子玉川って、わりとアッパーな高級住宅地ですよね。もはや時代は災害対策を第一に考えるに突入しているとうことですね。

アメリカでも、東海岸南部のBeach Houseが、もう数年おきにハリケーンにやられるようになっていてこういう高級別荘地が暴落するのも時間の問題担ってきてます。

でも、北陸新幹線が長野で随分と寸断されてしまって、そして水に使ってしまった新幹線の車両がすごく悲しい。

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さて、アメリカの方天災のほうは、どうやらやっとハリケーンシーズンが終了しましたが、国内国外ともとにかくきな臭い。

何より問題なのは、トランプによる突如のシリアからの米軍引き上げ命令。これで今は右派のトルコの好き放題。ISISや同系統のテロリストたちが開放されていき、クルド人民がどんどん殺されていってます。これに対してシリア軍も動き始めている。さらに、ロシア軍がクルド民を爆撃したというニュースも入ってきてます。

さすがに、トランプの言いなりの共和党のなかにも、この命令にショックを受けた人たちがお多く、今上院、下院で、この命令を無効化するレゾリューションをまとめてます。

この件に関しては、なんと2016年の選挙戦の最中に、かのヒラリーさんが警告を発していて、それが今になって引用されてます。トランプは、トルコに大きな不動産を抱えているのでトルコの言いなりにならざるおえない。

なんか、横で見ていて本当にキリキリする。

そして、トランプサポーターの多い大票田の一つテキサスでは、とにかく現役警官が市民を射殺すぐ事件が頻発してます。今年に入ってなんと9人も殺されている!!

で、アメリカ時間日曜日の夜中に、なんと28歳の黒人女性が、自宅で警官に殺されるという信じられない時間が起きたのです。

詳細がわかればわかるほど、とにかくひどい。

この女性は、大卒でこの家に病気のお母さんの世話をしながら住んでいた。さらに射殺されたときにそのそばには甥っ子がいたことも分かってきました。

夜中何をしていたかと言うと、

ゲームです。

なんでこんなことになったかと言うと、お隣さんがたまたまこの家の玄関のドアが開いていたのに気がついて、警察にチェックしてほしいと電話したのです。ただしこれは犯罪の可能性を疑った緊急の電話ではなく、Welfare Checkというって、まあ安否を確かめてほしいというお願いです。

普通こういう電話を受けると、警察はその住所におもむき、玄関からドアをノックしたりして’警察ですが、なんの異常もありませんね’と声をかけるわけです。当然パトカーも、そこの住所に堂々と駐車するのです。

ところが、この警官は何を血迷ったか、まず車を少し離れたところに止め、警官とはひとこともなのらず、懐中電灯をかたてに家のまわりを調べ始めたのです。

で、寝室に人影がうつっているのをみて、手を上げろと叫び次の瞬間、

発砲して、この女性を射殺。

こちらが、’編集された’ 警官のBody Cameraの映像です。なぜか、編集なしの映像は未だにリリースされてません。さらに、警察の発表で、この女性の家の中に銃があったとのコメントがありました。

これは、もうこの黒人Community だけでなく、今のアメリカの射殺多発問題にうんざりしている人たちの神経を逆なでしました。

さすがに、彼女が外に銃を向けたとまでは嘘をつけないけど。

ここテキサスです。全米で銃規制が一番弱い州のひとつです。自宅に銃を所有しているうちはとても多いし、本来なんの問題もありません。なんせ、銃を持っていても一向にかまわない州ですから。

さらに、この警官はきちっと名乗らないで探索を始めたのです。中にいたら何事かと思いますよね。

ある意味、可愛そうなのはお隣で俺が警察に電話したばかりに、殺されてしまったとひどく落ち込んでます。

でも、そういう問題じゃないですよね。もちろん。

ただでさえ、日本の被害状況が気になっているときに、こういう事件が起きたのでますますキリキリしました。

で、深く考えずに、珍しく夜遅く9時近くに、結構暴食したのです。クラッカーとチーズ、そしてクラッカーとピーナツバターとジャム。

いらいらして、気がついたら随分食べてました。こんなことしたの本当に日本でつい夜中に、時差でお腹が空いて美味しそうなものを見過ごせず食べてしまった時以来。アメリカにもどってからは食事だけは気を使っていたのに。

で、Bedに横になってもなかなか目が冴えて眠れず、やっと打とうとしたと思ったら次の瞬間に、

胃液が逆流。

その時点でやっと、いかに自分が馬鹿をやったか気づいたのです。

とにかく、うがいして、その後胃薬と水を沢山飲み、逆流が怖いので頭を高くしたまま昨夜は眠りました。

というわけで、あまりぐっすり眠れてません。

きな臭い世の中になっているからこそ、平常心を保たねばならないのですよね。

今日は少し、気を落ち着けることを心がけます。