いやー、先日Greta Thunbergのスピーチについて色々書いて、そして機能からRachel Maddowの’Blowout’を読み始めてつくづく実感してしまったのです。

石油文明って怖い。

 

と。

 

で、アメリカに長い間住みすぎて、正直随分と環境汚染や、地球温暖化についてきっちり考えることが減っていました。

 

それが、’Blowout’の三章目で、すでにシェールオイルを取り出すべく、アメリカの石油会社そして政府も、どれだけクレイジーなまでに試行錯誤を繰り返してきたかという話を読んで、かなりショックを受けました。

 

アメリカの科学者で原爆開発に参加した人たちは、やはりその多くが被爆被害のあまりの恐ろしさに驚愕し、良心の呵責を覚えた人が多かったのです。(実は、大学時代の化学の教授がそういう一人で、原爆被害の実際について自主口座をやっていましたっけ。)

 

そういう人たちは、あるものは逆に放射能の被害を意図的に過小評価し、やたら原爆の’平和利用’にこだわったのです。

 

で、実は小型(それでも広島に落とされたものの数倍)原爆を地下で爆発させてシェールオイルが溜まる空洞を作るなんて実験を、実際に本気でやっていたのですね。正直この話は全くしらなかったので、びっくりしました。

 

私にとって、原爆とホロコーストは子供時代に悪夢のフレームワークになってしまっているので。

 

もちろん、シェールオイルがめでたく溜まってくれる空洞はできたのですが、数回の試行錯誤の後、このプロジェクトは破棄されました。

 

理由は簡単です。ほとんど笑いますよ、アホらしくて。

溜まったシェールオイル放射能強すぎ!!

 

まあ、その後何十年も経って、フラッキングが実用化され、シェールオイルとシェール天然ガスの生産が大々的に始まるのですが。

 

もちろんですが、その結果色々と重大な支障が生じてくるわけです。この先の話はまた本を読み進んでから書きますが、正直私は、

 

石油中毒のアメリカ文明が本当に怖くなってきた。

 

正直、無添加商品しか置いていない、そして有機商品の多いおなじみのWholefoodという食料品スーパーですが、ここに行くたびに思います。なんでこんなに

 

バカでかいSUVが多いんだ!!

 

そこへ来て、せっかくGreta Thunbergのことを知り、Speechをブログで紹介し、さらに娘にも説明したのです。だからそれ以来温暖化の話をちょくちょくするようになりましたから。

 

 

そして、昨日は10月でありながら摂氏35度という記録的な暑さですから。正直マジに怖くなり自分の、ずるさにかなりうんざりしてきました。

 

で、今朝いつものように立花さんのNo Second Lifeを見ていて、この記事が目にはいってつくづく気分が悪くなってしまったのです。

 

The INNOCENT CARVERY(ジ・イノセント カーベリー)〜 西麻布で焼肉の概念がぶっ飛ぶ異次元「シェフズテーブル 岡田前」に大悶絶!!これは凄すぎる!! [西麻布グルメ]

 

あんなに、牛肉大好きで、東京に幾度に花柳というお肉割烹のお店に食べに行くのが楽しみだったのに、美味しそうと思う代わりに怖くなってしまいました。

だから、例の小泉環境大臣が、’ステーキ食べたい’とか無自覚にいって叩かれたりするわけです。

 

というわけで、今回はNetで見つけた

Carbon Foot Print ( 直訳は「温室効果ガスの足跡」、自分の行動によってどれだけ温室効果ガスを排出したか、という意味。温室効果ガスは、実は二酸化炭素だけでなくたとえばメタンなども大きな問題です。だからCO2ではなく、Carbonで計算するというわけです。)をへらすためにできることという記事をご紹介。

7 Instant Ways To Reduce Your Carbon Footprint

 

Stop Eating (or Eat Less) Meat

 

これは、日本人にとってはそれほど難しくありません。ほら、なんと言っても私達はお魚が大好きですから。

 

でもアメリカにいるとこれが結構面倒くさいし、しかも値段が高いのです。

 

同じ肉でも、一番ダメなのが牛肉と羊肉なのだそうです。ただ、最近増えてきたGrass Fed(牧草育ち)の場合は少しマシ。

 

というわけで、Grass Fedのミルク、乳製品、卵なんかをこれからは努めて中心にします。

 

後、牛乳から作ったチーズは、牛乳に比べるとものすごく濃くなっているので結構Carbon Foot Printが高い。実に鶏肉より高い。

 

ただし、同じチーズでもヤギ乳のチーズはずーっと低いので、これから私のチーズは、なるべくこちらにします。

 

後、貝類はとてもいいそうです。

 

Unplug Your Devices

 

これはもう、電気代をへらすために、一番最初にやることなので、結構知っている人多いと思います。

 

電気製品を使わない時は、スイッチを切るだけでなく、コンセントを抜くこと。ただそれだけのことで、かなりの無駄電力の節約になります。

Drive Less

これに関しては、日本は基本優秀でしょう。大都市圏は皆あまり車を当てにしていないから。公共の交通機関を利用したほうが、大都市の場合ずっと確実で早いし。

 

ただ、もっとハイブリット車や、電気自動車を早く増やしたほうがいいと思います。

 

一方、やはり石油や石炭に頼らない電力供給にもっと力を入れないとまずいと思います。屋根に例えば太陽電池のパネルをもっと並べたりするといいですよね。

 

お金があるのなら、こういうところにお金をかけたほうがいいと思います。

Don’t Buy “Fast Fashion”

 

まあ、Fast Fashionだけじゃないですけどね。アメリカはとにかく大量消費の国で、日本と暮部者にならない。

 

まあ、固く考えずに、私達の大好きなフランス女性のように、ファッションを愉しめばいいのではないでしょうか。

 

もともと、ユニクロ以外のFast Fashion嫌いだし。ユニクロって大体高くはないけど、呆れるほど安いというわけでなく、

流行が関係ないということでしょう。

 

後、ユニクロの機能下着は、冷房や暖房を弱くするために効果あるし。あ、日本の人たちって、私よりずっと冷房が弱くて平気なのですね。私ももう25度以下にするのやめます。(妹にいつも怒られるし。)

 

寒いのは全く平気で、重ね着大好きですから。

 

Plant a Garden

 

これも、考えてみれば当たり前だし、それに楽しくないですか。正直できるかどうかは別として、老後に小さな畑があるところに住みたいという夢はまだあるし。

でも、たとえ都会のど真ん中に住んでいても、鉢植えに花やハーブを植えることはできるわけですよね。

めんどくさいって感じても、これが自分のCarbon off setになると思うと、モチベ上がりませんか?

 Eat Local (and Organic)

これは基本輸送費の問題です。

まあ、日本は国のスケールがずっと小さいので、アメリカの規模からすると国内産のものを食べている限り問題はないですよね。

 

では、何が問題か。

 

一番問題なのは、外食。そしてコンビニ飯。外食の場合、どこで食べるかにもよります。とにかく産地がわからないものは、輸入ものだと思ったほうがいい。

 

それに、たとえば中国産の野菜とかそれと知ったあとで食べるきになりますか?私は怖いです。

 

最近、計画が立ちにくいという理由でFarmers Marketに行ってませんが、今回自分のできることを考えてみて、ちょっと考え直しました。

 

Line-Dry Your Clothes

 

これはもう、ほとんどアメリカ特有の問題です。日本はいまだに最後は天日干しするのが好きですから。

 

アメリカは、どんなにヤードがあっても、ただ便利だからと言う理由だけでドライヤーを使ってます。

 

正直、これに関しては例えば’生乾きでやめる’ぐらいのことしかできないです。

 

もちろん日本にいる時は、我が家の場合、屋内に物干しをかけるスペースがあるので簡単です。あ、でも今度浴室に小物が掛けられるコーナー作ろうかしら。

 

 

どうですか、割とできそうな事あるでしょう。後、たとえばペットボトルをとにかくへらすことが重要です。これは、日本もアメリカと同じぐらいひどい。

 

アメリカにいる時は、蛇口に浄水器をつけているので逆にペットボトルはほとんど買いません。

 

完璧主義を目指そうとすると大変ですので、やれることから始めてみてください。なんせ

温暖化が恒久化するまでに、十年をきっていますので。

 

挫けそうになった時は、Gretaの怒りの顔を見てみましょう。

 

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