もう8月も終わりという今日、やっと日本行き前に棚上げしていた連載トピックに戻る元気出てきました。
8月のはじめに書いた’グラン・ヴァカンス’の批評のようなポストがきっかけになって、どうも以前と違うルートから、このブログに辿り着いている方たちが増えているようなので一言。
私、本業はアメリカ人相手のFP, CFP資格もってます。
CFPは、Certifed Financial Plannerの略で、これ持ってると自動的に日本のFP資格が取れます。さすがCEは取らされるけど無試験。というか日本のFP資格って、アメリカで生まれたCFPによって認定してもらっている代物なので。
いや、少し前にコメントで’もっと社会経験ツメ’とかいうさすがの私もわけわからんものがついていて、ほんの少しですが、Blogタイトルのリードいじりました。
はい、
お客様の投資のお手伝い、アメリカでの株、債権、オプションの売買までできます。
それはともかく、私のFPとしてのキャリア通じて、とにかうアメリカのFPにかけている視点についてまとめたいとおもい、そうやって生まれたのが、
’お金の五季’です。
で、5季というのは、4季プラス土用、詳しくはこちらの、
連載第一回をどうぞ
そして、日本行き直前に書いたのが、こちら、
’お金の5季´ 夏、幸せ時間を増やすお金の使い方 その3 ‘Buy time’ お金より大切な時間
その間に、何本も上げてますので、よかったら最初から読んでみてください。あと、連載が完了し時点で、Noteとしてまとめます。
あと、もう一つお金がらみの連載がありまして、こちらは完了。そしてこちらが連載第一回目のリンク
’運、ギャンブル、投資、起業’ 1.Abyssの若くして大金を手にした子供たちに捧げます。
こちら本当は、日本にいるうちにNoteに上げるつもりでしたが、体力及び時間不足でできませんでした。
ともあれ、最近少し前までは引きの強かったファイナンシャル系のネタがあまり読まれてないので、一言のはずが長めのご紹介でした。
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さて、幸せ時間を増やすお金の使い方’ 4つ目のルールは割と、ピンときますよね。いろいろなアレゴリーやら、童話のたぐい、アメリカの場合年末のHoliday Seasonになるとやたらいろんなバージョンを放映する’クリスマス・キャロル’、これって結構それなりに強調されていることではあるのです。
でもその割に、実は誤解があるのではと、私は思うのです。
一番最初に強調したいのは、これあくまで、
自分のためにやることなのです。
私、アメリカのWASPなんかのCharity Event随分みてますから、ああこういうお金持ちたちは、自分の良心の呵責を抑えるために、せっせ励むのですね。そう思ってきました。こういう一方で、このひとたちの、お金への執着は普通の日本人には理解できないレベルですから。
ことボランティア活動に関する限り、基本日本人のほうがずーっと純粋です。なんだかんだといっても、欧米の旧植民地の国々で、日本からの援助やボランティアが歓迎されるのもそのせいでしょう。
その一方で、日本て、基本
チップのない国なんですよね。
アメリカで暮らしていると、’こんなサービスにチップなんか払いたくない’と思っても、基本チップを受け取れるタイプのワーカーさんたちは、チップを受け取ることを前提に固定給が低く抑えられているのが現実です。だから渋々最低線は必ずはらいます。
一方、日本ではすごく良くしてもらっても、そして人によって差があっても、それに対する対価を払うことができない。
実は今回、妹にいつものように修善寺温泉の某’愛犬と泊まれる高級割烹旅館’に連れて行ってもらいましたが、そこでふと気がついて、
’心付けとか、あげないの?’と訪ねたのです。そしたら、妹の答えがすごくてびっくり。’ひとりひとりが受け取ることはできないと言われたので、お菓子とか買っていくよ。あ、だからお金はだめだって。’
日本という国は、主に女性が仕事としても、家庭でも、本当に過剰な’感情労働’を強いられる国で、しかも自分が与えていることに対して、
感謝されることが許されない!!
だから、モンスタークライアントとか、クレイマーが増えるのでしょうね。しかも、こういう事するのは、圧倒的、おじさんや爺が多い。
日本の状況を考えると、まず第一に自分の周りで、’感情労働’している人がいたら、とにかく感謝しましょう。そしてできたら、そういうところでよりお金を使いましょう。
つぎに、人のためにお金を使う喜びを考えた場合、すごく大事なことは、
子育てです。
まあ、日本の法律は、誰が子育てをするかということに関して、本当にまず旧態依然としてますよね。その点、カソリックでありながら婚外子の扱いをサポート、かつ子育てのサポートを拡大して出生率を向上させた、フランスあたりと比べてもう本当に同仕様もない。
あと、基本に子育てというのは、特に子供が学童年齢に達するまでは、
24/7のオペレーションです。
だから、基本一人、つまり
ワンオペでは無理です。
結婚なんて今の時代、基本子供を育てるユニットとして、いろいろ都合がいいかもぐらいの見方でいいと思います。
そして、法律さえ完備すれば、別に結婚そのものは事実婚で十分。これはもちろん、LGBTのカップルやパートナーシップもありで。
なにより私は、40代や50代が子供を欲しがるのは全くありだと思います。
これから人生100年時代に突入し、今までの形の大卒で人並みの給料が自動的にもらえるような社会が壊れていく中、いわゆる20代後半から35歳までに、子供を作るというパターンが、特に経済的にものすごく難しくなっていくと思います。
大体私が知っているこの年代の友人で、子育てを始めたのはなんと一人しか知りません。
私の娘が小さい頃、ご近所の子育てサポートグループに参加していたことがありますが、過半数が、40代で初産のお母さんたちでした。当然旦那さんは40代後半でしたし。
時々結婚困難時代の婚活がらみの記事を読みますが、一つ気になったのは、
年を食って子供を欲しがる人たちへの反感と批判。
何というのかな、これいくつかの異なった問題をまぜこぜにして感情的に反発している感が強いのです。
この漫画にも出てきますが、私なんて自分の方が歳上なのに、それでも
いわゆるおじさんはキモい。
でも、それと50代の男性が子供を欲しがるのを否定するのは全く別問題でしょう。まあ、おじさんがキモい最大の理由はその無自覚さ全般からなのですが、普通に
外国人の20代、30代の女性と結婚して家庭を持てばいいでしょう。
アメリカの場合、それは戦争花嫁というパターンもあったし、もっと最近ではソビエトの崩壊後、ロシアからのメールオーダーブライドなんてのも随分ありました。
勘違いしないでほしいのですが、結婚する以上Matchingの動機やプロセスがなんであれ、パートナーとしての立場は、対等でありそしてなによりきちんと法律で保護されるべきです。
でも、男性がお金のかかる妊娠治療無しで子供を産める可能性の高い若い年代の女性を探す一方で、日本のそとに目を向ければ男性に求めるものが、一にも2にも、経済力と生活の安定だという人は多いと思います。
一方、女性の方としては、特に仕事を頑張ってきた方々は、
サポートをしてくれるタイプの若い男性に目を向ければいいと思います。
日本は男性のほうが多いですし。
さらに、欧米の場合、日本に比べて
養子を取ることがごく日常的に行われています。
人種の違う子供をAdaptすることも珍しくない。
これも、いろいろな理由で実子を作れないカップルが、そのままでは悲惨な状況で育つことになる幼児や赤ん坊を、安定した経済状況の中で育てるということですから、いたって等価なマッチングだと思います。
そこまでしてなんで子育てにこだわるかと言うと、だって、実は
子供の親への愛着こそ、生物学的に基本無条件なものです。
正直に言いましょう。私はかなり拗らせた人生を送り、そして心の真ん中にいわゆる空洞をキープしたまま生きてきました。それが、どんなに月並でも埋まったのは、
子供を育てることによってです。
勘違いしないでほしいのですが、出産がどれだけ興味深いイベントであろうとも、それが意味を持つのは所詮、子育てという長い時間のなかで紡がれいくからなのです。
私の場合、娘に発達障害があったおかげで、いわゆる健常児以上に、密な関係を抱けてしまってチート気分もありますが、
とにかく一言、子育てをしてきたことだけは、
3000回生まれ変わっても、後悔しません。
お母さんに比べて、お父さんて薄いかもなんて心配しているあなた、あなたの赤ちゃんを初めて抱いた日に始まる、たくさんの初めてがあなたの幸福を濃くしてくれますよ。
そういえば、今季なんとも変なアニメがあります。でも、これ私ロリとは取りませんでした。ごくまともな子育て願望ですよ。
もう40歳で引きこもりのあなただって、まだ諦めないでください。それこそこのアニメをみながら、未来について踏み出しましょう。
うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せる かもしれない。