実写BL物はいままで避けてたけど、アメリカに戻ったら`おっさんずラブ‘をNetflixで見てみます。

シェアする

今朝TV番組を見ていたら、‘オッサンズラブ‘映画版が、私がアメリカに戻ってすぐ公開されるので、

劇場版公開記念!今からでも分かる「おっさんずラブ」みどころ凝縮SP

なんてものをやってたのでびっくり。気が付いたのがもう終わり近くだったのでなにやら、結婚式やら、ハッピーエンドやらのシーンだけしか見ることができなかったのですが。

いったい日本では何が起きているのでしょうか。

で、さっそく検索したところ、こんなニュース記事見つけました。

『おっさんずラブ』は誰が評価していたのか~SNSによる幻想か? 実際に名作か?~

‘おっさんズラブ‘が、TV放映されていたのは、もう一年以上前。当時の視聴率はまあまあていどで、でもまずTwitterでものすごく伸びたそうです。

これはすごくわかります。私アメリカにいますが、この手の腐女子がらみの情報はとにかくものすごい勢いで広がるから。

大体、私が最初に`囀る鳥は羽ばたかない‘のÒVA化のニュースを聞いたのはアメリカ人の腐女子友達の女性からでしたから。このひと、とにかく漫画も本もよく読んでいて‘来世は他人がいい‘の話をオフ会でしたら、しっかり知ってた人ですから。日本の漫画系の情報のフォローが半端じゃありません。

ともあれ、実際にTVで見た人の性別ごとの年齢ですが、

女性は20歳-34歳、男性は35歳ー49歳

これ、まず両方とも一番、結婚するかしないか考えるお年頃でもあるでしょう。

まあ、女性って結構特別BL好きでなくても、恋愛ものとしてしっかりしていれば結構はまると思います。これは全く個人的な感想ですが、もともとBLファンだった人より、そうでなかったひとがこれ見てBLも面白いかもと思ったのではとまあ、私の願望も込めて思ってます。

結局、私のようにゴリゴリのBL漫画読みにとっては、BL漫画の実写化には正直幻滅したことしかありません。

だって、Gay向けのAdult Videoにしか見えない。

だから2重にだめ、男のGayでないから、現実の男に色気を感じるツボが違いすぎる。さらに女なので、女性向けに計算されていない限りただの男の裸には萌えない。(まあ、アメリカ人は男性ムキムキストリップ好きな人多いですが、私は古い人間のせいか苦手。)

その点この‘おっさんズラブ‘は、TVドラマだったこともあって基本ハラハラドキドキのロマコメが基盤です。さらに、なんせLGBTの世界ですから、普通の男女の恋愛と違って、いろいろと恋が盛り上がりやすい障害やら、行き違いやらが成立しやすい。

ほら、昔々の郷ひろみの歌詞であるでしょ、

‘会えない時間に、愛育てるのさー‘ って

正直、スマホとSNSがあると、現実の人間相手に恋愛するのって結構難しいですよね。お手軽すぎることは、恋愛感覚の成長を妨げますから。

さて、面白いのは男性で一番興味を持った層が35歳ー49歳というそうであること。

これ、氷河世代ともかぶりますよね。

なんというか、私には、Gayではないかもしれないけれど、女性にも結婚にもかなり絶望してしまった男の人たちとも読めます。

なんか、今の婚活って、男性にもとめられることの世知辛さが本当に半端でない反面、それに対応できない男性層がどんどん増えているというどうしようもないアンバランスがあるわけでしょう。

たとえGayでも、純粋にどうしようもなく

好きという感情

見てみたかったんじゃないでしょうか。

それでも、何でこの企画がテレ朝で通ったのかに関しては、私の想像を超えます

ただ、こんご恋愛物をやるのなら、絶対BL系避けて取れないでしょう。

もうBL漫画以外に、

どうしようもなく好き

という、ストレートな熱っぽさは存在しません。

私すでに、令和はBLの時代にしたいと叫びましたが、もし日本初でBL系のロマンスドラマがもっとつくられるのなら、市場は大きいと思います。

Netflixあるし

海外なら、腐女子もGayもひきつけることできると思います。

そういえば、`抱かれたい男一位に脅されてます‘ないで、ちゅんたかが妖艶に演じる`紅葉鬼‘なんと、少し前に舞台化されたそうです。

これも流れのひとつ。

問題は、果たして映画‘おっさんズラブ‘がどれぐらいの興行成績を上げるか、そして年末公開の劇場アニメ‘囀る鳥は羽ばたかない‘がどれほどのものかですよね。

ただ、これ両方とも海外のNetflixやらAmazon Primeで絶対受けると思いますがね。

そうしたらいつか、`憂鬱な朝‘こそ長編歴史ドラマにしてほしい。あの作品はそれこそ首から下すべて着衣でも、色っぽいシーンいっぱいあるし、何よりお話が複雑にメロドラマしていてすごくエンタメ性が高いので。

ともあれ、これでひとつはアメリカに戻ってからの楽しみが出来ました。まあ、基本アメリカでサブスクしてる、ストリーミングサービスは、日本では全く見ることができないので、お気に入りのアニメの未視聴エピソードたまってますから。

ああでも、なんでこんなにすごいスピードで時間ってたってしまうのでしょうね。