本屋訪問の喜び、娘を待たせながら、後ろめたく思いながら選んだ本たち

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結局、いまだ買ってリアルな本屋が大好きです。

色々といまだに、イメージの悪い錦糸町だけど北口にあるテナントビルアルカキット錦糸町の9階には、くまざわ書店と、コミック専門店コミックランドビーワンがあって非常に便利。

今日の午後は、数時間にわたって本のブラウジング。

まあ、今はRentaで漫画買うし、Kindleもあるから、以前ほどBookstore Highになることはないけど、それでも私にとって最高のショッピング経験であることに間違いはない。

ただ、2015年以来、妹か会社に図書コーナーを作ってしまったので、自分だけで耽溺する本ではなく、ほかの人にも勧められるものをという、縛りをつけてはいます。

とはいえ、昨夜近くの大型スーパー二階の書籍コーナーで、一冊だけまあ趣味のきゅう覚を聞かせて買った本もあります。

それがこちら、

ごく最近映画になったそうで、私が買ったバージョンのカバーは映画の写真でした。なんかメイドカフェの女の子みたいな制服着てましたが。

20世紀の終わりに読んだ馳星周の不夜城が、割とおとなしく感じるほどのサイコパスとグロ描写に満ちた作品ですが、感じとしてはむしろ冲方丁の世界感覚に近いです。

この平和な日本でも、少しずつ人がすさんでいくのだとしたら、何としてでもそれを止めなければと思わず力みましたが。

さて、くまざわ書店で買った本を紹介しましょう。

まずは、Skillの参考書を二冊。

若い女性社員さん二人に、集中してExcelとパワポのスキルの自習をしばらくしてもらってたので、ここでいい参考書をということで選んだものです。

次は、妹も好きだと言ってくれたので買った話題の本、

もはや、生きた自己啓発といった感のあるローランド様ですが、とくに若い世代や営業に読んでもらうつもりです。

そして、すぐ並行して読み始めたのが次の3冊。

一冊目は、まずは、あの松岡正剛が、某関西の大学でした講義を基にした本。私はこの人の日本論が一番納得がいくので、あと彼言うところの編集工学の重要性がますますこれから増していくと思うので。

2冊目は、言わずと知れた「大廃業時代」に向けての本です。本としてきちっと読むのはこれが初めて。

そして三冊目、ついに買いました。デービッドアトキンソンの「日本人の勝算」。今ちょうど半分ぐらいですが、正直予想していたよりずっとまともな本でした。

なにより、私が一番反感を覚えた富裕層を引き付ける観光政策ですが、これもともとの発想が私が勝手に思い描いていたのとはちょっと異質なものでした。

何より、大廃業時代は、可能性としての大統合時代になるわけですので、ほかの2冊と同調する部分が多く、かつ一緒に読むととても納得がいきます。

はい、三冊同時進行しながら読んでます。ちょっと飽きたら気分転換に読む本を変えるということをやってますので、読み進むのが早くかつ頭にどんどん入ってきます。

最後は、これはかなり個人的な思い入れの強い本なので、でも伊藤計劃はそれぐらい重要な作家だから。

そういえば、飛浩隆の「グラン ヴァカンス」も読んでますが、正直半分すぎていまだにぴんと来ない。で、今回ふと思いついて調べたら若い人じゃなかったのね。

伊藤計劃が「虐殺器官を書いたのが12年前、なくなってもう10年だから、ある意味少し怖くなる。

そういえば9-11のアメリカだった昨日は2016年に終わり、今やトランプのアメリカ、どうも人類歴史の分岐点が近づいている感じがだんだん強くなる。

私はやれることをやるべく長生きしなくては。時々すでにもう十分生きた感じがするけど。