はい、また’東洋経済オンライン’です。今回は’ミセスパンプキン’とかいう人による、この紙上(ネットだけど)での身の上相談の連載の最新回なのです。で、リンクとタイトルはこちら。
「俺の仕事を尊重しないなら離婚だ!」と怒る夫 病的なほど「仕事第一主義」すぎる夫が怖い
コメントも半分ぐらいひどいものあるのですが、そちらはまだ予想していたのです。
問題は回答記事。もう
突っ込みどころが多すぎでこまる。
まず、相談の肝を箇条書きにすると、
1.夫50歳、私49歳で結婚19年、18歳と15歳の子ども2人
2.最初から夫は希望の仕事で出世コースで仕事中毒。
3.ほぼ毎日帰宅は午前様、子どもが成長後は職場に泊まり込み、週末は自分の休養や体調管理、仕事の準備などにすべて費やす。
4.夫にメールで不満を言うと、「俺の仕事の重要性をまったく理解していない」と一蹴
5.妻(相談者は)一人で二人の子供を育て上げた。
6.夫は、それでも妻に不満。夫の理想としては、「自分の同僚を自宅でもてなしたり、後輩の面倒を見たり、同僚や上司の妻たちと交流し、人脈を広げて内助の功で自分を援助スべきなのにそれができていない。(夫には、独自の’良い家庭’の理想がある。)
7.妻が里の両親と直接または電話で連絡を取り、その様子を自分に報告しない
8. 浮気や浪費をしてはいない。経済的には責任を果たしているのだと思う。
子どもの勉強部屋の本棚、ベッドなどをめちゃくちゃに倒す。
- 今は夫の帰宅が恐ろしく、実際家庭内別居の状態。
- 夫は仕事熱心というレベル以上の異常性を感じ、自分たち(妻である相談者と子供たち)の気持ちに共感してもらうことは無理。
- 離婚すべきかと思いますが、今後の生活や教育費のことを考えると踏ん切れません。
ここまで読んで、私の反応は当然のことながら、
離婚したほうがいい。
ただ、養育費だけでなく、妻の慰謝料をきちっと取る方法を良い弁護士に相談したほうがいい。
中2の男子が家庭内暴力奮っているのと同じでしょう。
浪費や浮気をしないという理由だけで、こんな男に感謝する必要はまったくありません。
この男が仕事中毒なのは、それが自分の希望だから。
この男にとって、家族なんてものは、自分の地位に泊をつけ、更に利用する道具でしかない。
この男には、子供に対する愛情の欠片も感じられない。
当然のことながら、成長に連れて、子供は正直に親のニグレクトにたいして反応し始めます。
子供が嫌がるのは、(しかもそれでも一応受験を口実にしている)当然でしょう。父親として、この男はかけらの愛情、いや関心すらなかったのだから。
ひたすら自分、自分、自分が
’ただしお便りをお読みした限りで考えますと、離婚に踏み出す前に、歩み寄る努力が先決のケースだと思います。’
アホじゃないかと、さすがスクリーンに向かって罵倒しました。
メールでしか連絡の取れないような夫に、一体どうやったら歩み寄れるのか教えてほしい。
こんな風にも言っている。
’彼は育児をしながら夫の親ともそれなりに付き合い、そして家に客をどんどん招待できる人を理想のモデルにしています。一方あなたは、育児を夫婦で楽しむ家庭を理想のモデルにしました。理想像は違いますが、夫君は怒ると感情的に暴言をはくものの、まだご家族への愛情を抱かれているのがにじみ出ています。’
いや、奥さんはそこまで高望みしてないでしょう。もう少し関心を持ってほしいというれべるでしょう。大体全く家によりつかないか、いる時は自分のケアしかしないわけだし。
それに対して、旦那のいっていることは、それこそお手伝いさんでもいない限り完全に無理ゲーです。
それと、’ご家族への愛情を抱かれているのがにじみ出ています’
いや、これはない、絶対ないわ。
また私、スクリーンに罵倒、
この夫、完全に自分のことしか考えていない。家族というものは自分の成功を際立たせるおかざりやステータスシンボルでしょう。
まあ、アホコメントのほうは、キチンと読まずに、基本言っていることは同じ、
食わせてもらっているのだから我慢しろ、このワンパターンです。
というわけで、今回は、スクリーン罵倒大会になってしまいました。
たぶん、この夫って一種のエリートではないかと思います。で、この国のエリートがこういう感じ多そうで、つくづく日本は、男女関係の歪んだ、女性を押しつぶす国だなあと思います。
もちろん、女性を押しつぶしながら、男たちもどんどん理不尽なブラック労働に駆り立てられていくわけですが。
いい加減やめませんかこの悪循環。