VIPサービス、そして金持ち優遇で日本が遅れているという幸運について。

日本の未来

最近は、海外で金持ち相手のサービスをする日本人や、日本以外の国からやって来た外国人が、基本’日本はもっと金持ち相手のVIPサービス’に力を入れろと批判することが多くなってきました。

 

東洋経済オンラインにはこの手の記事が多い。

お金持ちだけが集う「VIP会員クラブ」のリアル、日本で全然足りない「最上級サービス」とは?

とか、

これは、あのシンガポールに住んで、現地でFPやっている女性が時々書くのだけど、もう完全にお金持ち大好き、お金持ちこそ偉いという上から目線で、同じFPとしてはものすごく気持ち悪い。

外国人が心底失望する「日本のホテル事情」、日本には「高級ホテル」が足りなすぎる

 

そしてこちらは、本も出しているし、日本の美術に造詣が深く、しかも小西美術工藝社社長もやっているデービッド・アトキンソンによるもの。

 

こちらは、日本の観光ビジネスのことを、かなり真面目に考えていて確かに’ビジネス’の可能性として’富裕層’をターゲットにしろ、そのためにこういうところを直せという物言いで筋は通っています。

 

でもね、やはりもともと金融の出身のせいか、やはり格差前提なのよね。金持ちって日本の文化史のなかでは、そうそう肯定的に扱われてきていない。

 

江戸文化ひとつとっても、

粋と野暮の対比

 

があって、いくらお金だけあっても、身分が高かろうと、野暮だったらまるで尊敬されないしね。

 

それが、中華圏でも、アメリカでも札束で顔を叩くような行為こそが、そのまま金持ち賛美に繋がるようなものですから。

 

まあ、中華圏の場合は、とにかく科挙と賄賂のおかしなバランスで何千年もやってきて、しかも未だに根底は変わっていないという、日本とは全く違う拝金主義が続いてきたところですから。

 

確かに、日本を’自分たちのわがままをすべて通す’形で楽しみたいお金持ちは不満でしょうがね。

 

私アメリカにもう35年弱住んでいるわけですが、正直金持ち向けのVIPサービスってむしろ疑問を感じるのです。

 

日本は、東京デズニーランドでさえ、Fast Passといってもいわば整理券みたいなもので、待ち時間が短くなるわけではなくて、この券を無料で発行してもらえば列に並ぶ代わりの他のところに行けるという代物。

 

それ以外に、スポンサーパスみたいなVIPサービスもあるようですが、これは本当にややこしくて、単にその場で札束を出せば可能と言うようなものではない。

 

詳しくはこちらを

 

これがアメリカだと、そこら中の遊園地で、大体ひとり$30ー$50ぐらい払うと、長い列を目の前でぶっちぎってすぐ乗り物に乗れるというシステムが確率してます。

 

これはもう、子供の教育なんてこと全く考えていないよね。

 

日本てほら、いまでこそまあ格差がひどくなってきているものの、基本子供の扱いとか’和’を大切にするということで、

 

平等主義で、共同作業でしょう。

 

私だって、公立だった小学校の時も、かなりのお嬢さん学校である中高のときも、必ずトイレの掃除を含めて、掃除当番というものが回ってきましたし。

 

文化祭とか、運動会も、まあ私体育系苦手でしたが、皆平等にするものでしたし。

 

基本、生徒が掃除する国のほうが例外的ですよ。特に先進国の場合、その手の汚れ仕事?!はほぼ新規の移民労働力が請け負うことが多いし。そういう移民が少ない地域は、たとえばBaltimoreの都市部なら、圧倒的にAfrican Americanだったりします。

 

日本人なら、お金の有り無しより、年上か下かのほうにむしろ気を使うことが多いし。

 

もうひとつ、ちょっと面白い例を上げましょう。

 

3年ぐらいまえでしたか、美味しい飲茶が食べたくて、妹に頼んで東京のMandarin Orientalの中華にでかけていきました。

 

なんせ、妹がスポンサーなので当然母の介護の終了後もお手伝いさんやPet Sitterとしてほぼ家族のように近い、二人の高齢のお手伝いさんも連れて行ったのですね。

 

その結果、まあサービスの悪かったこと。特に中国人のウエイトレスのお手伝いさんへの露骨な視線とか、もう妹はカンカンでした。

 

食べ物だけは評判通りすごく美味しかったのですが、ひどい席に通されしかも食べ物の出てくる順番にかなり問題がありました。

 

当然、妹はもう二度と行かないと宣言。私はアメリカで金持ちらしい格好をしてなくて、足元見られたことありますからそれほどは頭に来ませんでしたが、妹が一言

日本人のウエイトレスさんは優しい。

 

といっていたのが、印象に残りました。

 

さて、今年3月もアメリカに帰る直前に、妹たちとランチをしたのですが、この二人の家政婦さんたちが、さすがもうリッチな食事は逆に辛いという年齢に達して、今回は妹のPartnerをふくめて3人だけで出かけることになりました。

 

Mandarinは妹が嫌がるので、ラウンジの眺めが最高で、さらにレストランも場所によっては眺めが良いというので、浜離宮の近くのConrad 東京のChina Blueという中華をトライしました。

 

結果的に窓際の席は取れなかったものの、それでも眺望ができるほうの席に移してもらったりして、サービスは良かったのです。食事の方は、北京ダックをヌーベルチャイニーズ風にアレンジしたものが一番私は美味しかった。

 

個室もあるし、新橋に近いしと、妹は仕事絡みの会食にも使えると喜んでくれました。

 

さて、食事が終わってデザートということになって、私がせっかくだからラウンジに行こうと持ち出したのです。

そもそもこのホテルに来るきっかけは、F葉時代の友人と浜離宮を散歩しながら喋りまくったその足で、ちょっと楽なところで少しだけHappy Hourのアルコールでもと立ち寄ったのが最初でした。

あの時、まあかなり高かったものの、2杯で2時間半ぐらい粘った結果午後遅くからすっかり夜空になるまで、ゴージャスとか言いようのない眺望を楽しんだのです。

 

さらに、スイーツやAfternoon Teaもあると聞いていたので、妹を載せたのですが。

完全に満員

 

甘かった。ここは日本であの日は日曜日でしたから。

 

ラウンジは、宿泊客どころかレストランの客でもない、比較的若い女性のグループでいっぱいでしたから。

 

Conrad は、いやゆる巨大かつOpenなGrand Hotelより本来格が一つ上の、富裕層向けのホテルです。ですから、Check-inとレストランは28階にあり、一階の玄関はかなり’入りにくい’はずなデザインなのですが。

 

でもここは日本ですから、’眺望が最高なラウンジでAfternoon Tea’なんて情報がすぐ流れたでしょうね。さすが週日の夜は色々な意味で着にくいでしょうが、昼間はお酒を飲まなくていいのでずっと入りやすいでしょうし。

 

当然、こういう状況というのは、シンガポールのFPさんにとっても、アトキンソンにとっても嘆かわしと言うことになると思いますよ。

 

でも、昭和生まれの日本人である、妹の反応は

日曜日だから若い子多いよね。

 

それでおしまいです。本当に、まだまだ日本は平和で

平等

 

でもね、だからこそ日本は

こんなに安全で清潔。

 

で、しかも普通の観光客にとってなんだかんだと居心地のいい国です。

 

もちろん、時々マナーの悪い中共人にうんざりさせられることはあっても、まあお金落としてくれるし。

 

私は、日本に金持ちを特別扱いするシステムなんて復旧してほしくない。

 

日本ではまだ、そうそうお金に頼らなくでも、実はそれなりに幸せになれます。

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