昨日の夜私が、何時になく早めに一日とタスクを終えてIpadで古いSF映画を見ていたら、時々邪魔が入るのです。

 

これ、娘がComputer ScienceのクラスのGroup Projectで、他のメンバーとText Messageのやり取りだったのですね。その後、だんだんたるくなってきてFaceTimeに切り替えてましたが。

 

まあ、理系の高1(日本の中3にあたります、こちらは高校が4年なので。)ですから、それほど特別ではないけど、でもここまで来たんだと振り返ると感無量。

 

そして今日は彼女の16歳の誕生日。わー、

Sweet Sixteenです。

 

普通の子でしたら、そろそろお年頃なんですけど、今のところなんせ’女の子めんどくせー’ていうぐらい、異性とか興味はありません。更に、通っている高校がBaltimore市の、Stem (Science, Technology, engineering, and Mathmatics)High Schoolなので、いわば市全体の一番ナードな子供ばかり集めたようなところです。

 

同じ程度高い学校でも、これが私立等の場合、幼い頃からエリート教育を受けているので結構Social Activityもいい意味悪い意味含めて盛ん。

 

でも、娘の学校では、勉強以外あまり関心がない。個人の理科系のProjectやHobby,そしてGameぐらいが関の山。ですから逆に娘にとっては最適環境。

 

娘は発達障害があるので、市が提供する個人のアシスタントさんがついていて学校生活はまあ順調。ただ、一年生は部活動(extracurricular activities)が許されていないので、今のところ特別親しい友人はいません。

 

それでも、いじめもなく、かなり短めのLunch Breakにそれなりに他のこと話すこともしてますし。(大抵はGame 絡みですがね。いいんですそれで。)

 

というわけで、今回のBirthday は、かなり地味。

 

まずは、春休みに間に合うように、Nintendo LaboのVRをBirthday プレゼント第一弾として買ってやりました。

 

そして今日は、夕食はBirthday Dinnerということで彼女の好きな近くのKorean Barbecue(ぶっちゃけ焼き肉レストラン)、その後彼女の希望でアイスクリームケーキを注文してあるので、それをPick Upしてお祝いします。後、追加のサブのプレゼントもサプライズでいくつか用意してあります。

 

確か去年は、日帰りでNew Yorkに行きました。娘も私も最近東京ずれしてきて、どうも都会というと東京基準になるので、New Yorkの汚さと不便さと物価の高さにかなりうんざりしてしまいましたが。(New York で一番最悪なのは、公共トイレの少なさと汚さ。あれにくらべると、日本は天国。)

 

で、一昨年が、クラスメイトを招いてPartyをやった最後の年ですね。だから、2歳から14歳まで、ずーっとBirthday Partyを毎年、毎年してました。

 

5歳で、Midtown Academyというご近所にあるCharter School(公立ですが、親の参加がもとめられ、Feeもある。そのかわりクラスが小さく先生の質もたいてい高い。)の幼稚園一年目までは、赤ん坊のころから行き来のあった、同じ学年だった子どもたちをまねいていました。

 

が、あの頃の娘の状態はかなりひどく、結果的に幼稚園をリピートしました。まあ何しろ4月30日うまれなので、日本だったら一年下の学年になっていたのですから、今となってはあまり気にもしてませんが。

 

ただ、5歳になるまで子供を通じてそれなりにお付き合いのあったお母さんたちと縁がうすれてしまい、一年下の学年のお母さんたちとどう付き合っていくかで困惑しました。

 

結果的に、最初の年にVolunteerに参加して、PTAのクラス委員になりおかげで少し、知り合いは増えました。

 

で、それ以降、5年生までは誕生日というとクラス全員招いていたので大変でした。(クラスは定員20名なので、日本ほど大変ではないけど。)

 

幼児のときは屋内でBirthday Party. 学校に行きだしてからは、裏庭(Backyard)にTableを用意してよくやりました。うちの場合裏が小さな公園に隣接しているので子どもたちがそのまま駆け回れるのです。

 

それほど、他の子供達と仲良くなることはありませんでしたが、それでもプレゼントやカードをもらい、Birthday CakeのCandleを吹き消すのは楽しかったみたい。

 

娘が多分一番孤立していたのは、中学3年間。というのは5年生まで一緒だった子どもたちの半数が、Midtown以外の中学に行ってしまったから。

 

それでも、Rock Climbing Gymや、郊外の自然観察公園やらで、子供が来てくれそうなSettingをしてがんばりましたっけ。

 

毎年毎年、ああまた一年たった。娘はそれなりに成長している。一番最初にMidtownに来たときに比べれば、ああこんなに進歩したと感謝し続けましたっけ。

 

中学3年生(こちらではただ8年生といいます。)が始まって、まだ高校をどうするか悩んでいた頃、娘が今通っている高校の直ぐ側を高速道路が通っているので週に数回は通り過ぎながら、ああ、娘があそこに行けたれいいな、でも大きすぎるし勉強も大変だし多分みんな無理だと言うよね。そう思って見てました。

 

ところが、中学2年の後半、Group Projectに馴染めなくて散々問題になっていた理科のクラスの先生が、確か中3の9月の終わり頃、じぶんから娘がすごく進歩したと聞かされたのですね。

 

で、ちょうど第一候補に上げていた他の高校のOpen Houseから戻ってきてかなりがっかりしていたところだったので、思い切ってこの先生に相談したのです。(悪い学校ではなかったのですが、CSのクラスはあまりないし、何より数学のレベルが低すぎるのです。)

 

結局、この先生と後たまたま数学の先生が進学指導担当だったので、この二人の推薦がおもになって、今の高校に応募したのですね。

 

アメリカの公立は、普通は学区ないであれば、ほぼ先着順だけですが、そのなかでMagnet Schoolと呼ばれるいわば公立のエリート校の場合は足切りがあります。

 

Baltimore市の場合、足切りのある学校は10校ぐらいですが、そのなかで理科系は今の娘の高校、文化系でもう一校が一番足切りが高いのです。

 

去年の3月、私がまだ日本に滞在中に娘とBobが合格の通知をFacetimeで教えてくれたとき正直なにかピント来ませんでした。

 

だから未だに、高速で高校の下を通るとすごく不思議な気持ちです。

 

私の人生、いわば間違いだらけで、しかも早い時期に一旦終わって、そこからやっと這い上がってきたようなものですが、

子供を持って本当に良かった。

 

そう思います。

 

 

アイスクリームケーキを前にして幸せな娘はまだ子供子供してますが。

 

 

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