最初から無理なのは明らかだったのです。
11月7日に当確が出た後、ここまで2週間以上トランプ側による政権移行妨害が続いたわけですが、ついに年貢の納め時です。
政権移行が途切れなくスムーズに行われることは、アメリカという世界で一番パワーがある国の国体、そして政体が、正常なまま衣替えをするということです。
これは、選挙の結果がでるまではどれだけ口汚くののしりあっていても、当確がでたら最後、共和党も、民主党も、粛々と執り行い続けてきた慣行です。
それが、今回300万以上の大差、そして複数の接戦州でのはっきりとした勝敗にもかかわらず、トランプ信者はごり押しを続け、もちろん
トランプはいまだに負けを認めてはいません。
まあ、全部あわせると訴訟28件起こしまたからね。
で、全部敗訴か棄却
で、もっと本当にどうしようもないのは、このトランプ、大統領に固執するわりには、
まるで仕事しない。
G20のサミットも途中で抜けて、
ゴルフ三昧
そういえば、昨日トランプサポーターが、アンチトランプの女性に、はーっと息を吐きかけ、
暴行容疑で検挙されました。このおじさんどうしようもないバカですね。もう見るからに。
そして、7日から今日までだけで、
コロナ感染者は約250万人増加
そして新たに2万人近くの方がなくなったのです
でもトランプはいまだにマスクすらしないし、もちろん連邦レベルの対策なんて花もひっかけませんから。
日本のトランプひいきの方たちは本当にどう思うんでしょう。
翻って、バイデンさんは先週すでに、知事さんの多くと会見を始めました。全員ではないけど共和党だってたくさんいます。今週は感染のひどい大都市の市長さんたちとのZoomも予定されています。
さて、政権移行と一口に言っても、かなりの巨大な短期プロジェクトです。で、予算が必要なわけですが、それをリリースするのが、地味なGSAという省庁です。
で、そこのTop, Emily W. Murphyは、今の今までこの予算をリリースしなかったのです。もうこれ完全にトランプを気にしての妨害でしょう。が、先週末から今日にかけて、接戦州での正式な投票結果のCertificationが相次いで行われ、実は少し前に、この人が
この予算リリースの通告書簡を送ったことが分かりました。
そして、もう一つの移行期間の肝である、いわゆるSecurity Briefingも先週から少しずつ始まっています。
というわけで、やっと本格的に次期大統領が動けます。
まあ、今週中に、主だった閣僚の発表が行われる予定ですし。その話はまた今度改めて。
それにしても、ワクチンは12月後半までにかなりの量が生産できるそうなのですが、トランプ政権は、その実施について、まだ何にもしていない。どうするつもりなのでしょうね。