いやー、最初にコンビニで見かけたときはびっくりしました。

だって、あのBrutusですよ。オタクの天敵、上から目線のギンギンのリア充雑誌じゃないですか。

買うのはどうしても嫌だったので、近くのLifeの本コーナーで立ち読みしました。ここはあまり人が少なくてゆっくり読める。

正直言います、最初は手に取るのもちょっとだったのです。

私基本的に、Brutus大嫌いですから。でも、少し考えてやはり批判すべきことは批判しないとと思いました。

 

基本、編集がたぶん「萌え」を理解していないのでしょう。

私、腐女子第一世代ですから、腐女子向けのコンテンツを主に対象にしながら、日夜萌えている人間です。だから、ほとんど萌えませんが、男性オタク向けの萌えがどこにあるかは理解できるし、想像できます。

 

この大特集は、本当にアニメが好きな人が作っているわけじゃない。まあ、具体的に突っ込みどころ上げていきましょう。

なんせ、立ち読みしかしていないので、漏らしもあると思いますのであらかじめお詫びしておきます。

 

1.表紙がカジュアルウエアを着た、ギルガメッシュですよ

私Fate シリーズって、あんまり好きじゃないです。ただあのキャラデザインが受けるのはよくわかる。

で、Netflixが結構力入れているのですよね。Fateの新シリーズに。少し前に、Saberのお尻露出衣装問題も書きましたが。

ともかく、Fateといえばダントツで

Saberでしょう。

 

ギルガメッシュって強い割には、基本あまり深みのあるキャラじゃないですよ。あ、だから選んだのかよ。選んだ人結局アニメ好きじゃないね。

まあ、Fateの中には見てないやつもありますから、それなりにかっこいいときもあったのかしらね。でも、ギルガメッシュって設定がチート並みに強すぎて萌えないと思いました。

 

やっぱり一番かっこいい剣士と言ったら、最近のアニメではやはりギャップ萌え含めて、SAOのキリトでしょう。

 

とにかく特別魅力のあるキャラでもないのにわざわざこいつが表紙というところから間違っている。だってFateシリーズはたとえばアメリカ最大のアニメストリーミングサービスCrunchy Rollで、それほど上位にきたことないですから。

 

2.刀剣乱舞に2ページ割きながら、BL文化にも、オトメゲーにも大して触れていない。

 

少し前からぐんぐん伸びている女子オタク向けコンテンツで、売り上げNo1はこの刀剣乱舞でした。ただ、刀剣乱舞はゲームのアニメ化としてはかなりつまらないです。

確かに、見てるだけできれいなキャラは大盤振る舞いされますが、それだけですとアニメとしては飽きてしまいます。

だから、Crunchy Rollなどでは、かなりReactionが低い。

まだ、各種の2次元アイドルもののほうがものによっては伸びる。

でも、それ以外にも、オトメゲーベースのアニメもなんだかんだと増えていますし。

 

でも、まだメジャーでは数が限られているけど、やはりBL漫画原作のアニメはいいですよ。ははは。

 

3.ジャンプ漫画原作のアニメで、ハンターハンターに全く触れていない。

 

たぶん、単に売れたということではなく、熱狂的なファンがいて、さらに作品そのものもGround Breakingだったといくことでは、平成ジャンプでは私はハンターハンター以上のものは知らない。

しかも、ハンターハンターって2回アニメ化されてます。

私は遅かったので2度目のアニメ化をCrunchy Rollで見ただけですが、50年超にわたる漫画コンテンツをむさぼり続けた私には、この作品の凄さがわかるといいたい。まあ、オタキングこと岡田さんも同じようなこと言ってますが。

 

ちなみに、漫画の続編が再開されたのが最近なので結構これを見逃している人もいます。それでもCrunchy Rollでは、常に人気Top10に入ってます。

 

たとえば、キメラアント編の最終回一つとっても神でしょう。まあ、キメラアント編はやたら神回が多かったのですが、ほかにもゴンがゴンさんかする回とか、すごいです。

 

そういやこの特集、たとえば神回ベスト的なものとか全然ないし。絶対編集があまりきちっとアニメみてないよ。

4.進撃の巨人にも東京グールにも大して触れていない。

この二つは漫画もすごいのですが、アニメもすごかった。

進撃の巨人のシーズンワンのOpとか、まったく新しい感覚で、でもすごくこの世界観にぴったりだったし。

東京グール、アニメシーズンワンのOpももはや神Opのひとつです。

なにより、この曲のせいで、凛として時雨のアルバムが、

US版のItuneで買えるようになりましたから。

あと、個人的なエピソードですが、私結構アニメキャラTシャツよく着てますが、一番声かけられるのが、

金木のTシャツです。なんせFirst Foodの高校生バイトにまで声かけられたからね。

 

あ、それと妹の会社の若い女性社員のひとりは、ゲーム、特にホラーゲームが好きなのですが、カラオケで、Unravel歌うの大好きですね。あともちろんEvaのテーマも。

 

5.巨大ロボット物の変遷について大して触れていない

 

同じ平成でも、1990年代、2000年代、2010年代とずいぶん変化がありました。日本のアニメというと、やはり、マクロスやガンダムから入ってきた人が最初は多い。

ガンダムは個人的にはまるではまりませんでしたが、男性オタクのなかで、ひとつの巨大なカテゴリーでしょう。

ガンプラ、それだけで世界のオタクに通じるし。

あともう一つはエヴァンゲリオン。

ジブリは確かにすごいけど、日本のアニメがアメリカに浸透した最初は巨大ロボットものでしょう。

そこ大して触れてません。信じられない。

 

6.アニメ原作がどこからきているかその変遷について触れていない。

これも、平成アニメという形でくくるのなら、絶対取り上げるべきでしょう。

平成前期は圧倒的にアニメオリジナルが多い。だいたい巨大ロボット物はオリジナルがそもそもいいし。

そのうちに、漫画原作が少しずつアニメ化されるようになり、さらにそれに各種ラノベが加わる。

同じラノベでも、最初っから商業誌に書かれたものだけではなく、Webで勝手に書いていたものがヒットしてそこから、漫画そしてアニメに展開されることが増えたでしょう。

ここ4-5年の、異世界漂流もののヒット作は、このルート多いですよね。

オーバーロードとか、

転スラとか。

それと見落としてはいけない現象は、国外での漫画コンテンツの浸透。

私なんかアメリカにいますからね。本屋でどんどん翻訳された漫画がアメコミの棚を侵食していく過程を見てます。

あーたるいわ。

7.虐殺器官を取り上げながら、どうやら伊藤計劃については無知

アニメ化された虐殺器官を、攻殻機動隊とともにまあ拡張する身体なんて感覚でくくってますが、これ書いた人虐殺器官たぶん読んでないでしょ。

 

攻殻機動隊の場合、ARのビジュアル化を最初にやってくれたということはそうなのですが、虐殺器官のテーマは真逆でしょ。

 

あれのテーマの一つは、ARそしてTechnology による、現実感覚、そして身体感覚からの剥離が問題とされてます。

保護膜に覆われているが上の閉そく感と剥離でしょう。

 

伊藤計劃が、末期癌とともに生きながら執筆の多くの病床で行わざる終えなかった彼自身の現実からくる独特の身体感覚を無理するなんてありえない。

 

8.Netflix持ち上げすぎ

あ、FateってNetflixのアニメの売りの一つでしょう。

あと、せっせとアニメの未来ということで、Netflixがいかにアニメに力を入れているかということわざわざかいてらっしゃる。

私は、Netflixを三ヶ月だけ、無料お試しして、それでやめました。

Castlevaniaもアメリカのオタク友達の家でワンシーズンみました。それなりに面白いです。

ただ、あれはお寿司でいえばカリフォルニアロール。

でも、もっとNetflixがいやだったのは、あそこが考える売れ筋のアニメって、基本90年代にこちらで一番売れたアニメDVDのこれ

アメリカだと、忍者スクロールとか言ってます。私Netflixのデビルマンにもものすごく腹立てたし。

 

まあ、いい商売にはなるでしょうね。

 

結局、NetFlixのアニメって原作が青年誌じゃないとって前提があるみたい。エロと暴力。

アニメってもっといろんなニュアンスがあって、さらに日本はとにかくすさまじい量のコンテンツを生み続けています。

 

アメコミなんて、所詮スーパーヒーローがほとんどでしょう。

 

9.結局これからの金もうけのKeyだからこの特集やったんでしょ。

 

結局この特集って、今や日本が売れるものはゲームとEntertainmentのコンテンツぐらいだから押さえておこうという感じなのでしょうか。

 

そういうのって、オタクからみたらくそです。まあどう考えてBrutusなんて天敵ですけど。

 

なんだかんだと本でも雑誌でも興味と買ってしまう私が、あえて買わずに立ち読みだけでつっこんでみました。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA