実は一昨日の夜、なにげにYoutubeを開いたら、こんなものが上がっていたので思わず見てしまったのです。
きゃりーぱみゅぱみゅが歌舞伎とコラボ
大好きな’ニンジャリバンバン’のアレンジが一番楽しかったですね。
それでその後しばらくYoutubeサーフモードに入ってしまいました。で、ふと思いついて今度は椎名林檎でサーチ。
トップに出てきたのがこちら。歌以上に私は彼女の踊りの決まり具合に感動しました。あと、この方年を食えば食うほど色気が増す、まるでフランス女のような方ですね。
お化粧の感じは、往年の天才モデル山口小夜子風にも見えます。それ以上にもっとおもしろかったのは、コメント。日本にもこんなに女性の趣味のいい男性がいるのかと、私はすでにばばあながら、とても元気づけられました。
この人のアルバムは、東京事変とやってるAdultを一番良く聞いてました。’修羅場’が一番好きですね。逆にここ数年はあまり新しいアルバムとか聞いてなかったので来年日本に戻ったときにCD買いましょう。
さて、今日またブログの更新をとか考えながらまず椎名林檎のVideoを見直していたのですが、そこでふと懐かしくなったのが、
戸川純さま
そもそも、1984年の暮に日本を発ったときにしっかり’東京の野蛮’持ってましたから。もしパンクヤンデレ系に抵抗がないのでしたら超おすすめです。
私普段は、女子校育ちの理科系ということもあり、かなり女性性が表面に出てこないのですが、やなり彼女の’玉姫様’とか一緒に歌うと、正直ものすごく清々しくなります。
ほら、男性だって雄叫びを上げたいときってあるでしょう。それと一緒。
さらに、このあとヤプーズと組んでからのこのアルバムも最高です。特にこの主題曲’ と
’棒状の罪’が本当に大好き。一人で車を運転しているときに、半ば焼け気味にSing Alongするとやはり清々しいですね。こちらも比較的簡単に手に入る。
でも本当に、こっちをフル時の異性ぐらい美しく見える存在ないですよね。デュラスの小説の一場面みたいだなあと思います。’ロル・V.ステーンの歓喜’や’破壊しにと彼女は言う’を思い浮かべてしまいます。
まだ、現役だそうで嬉しい。
で、ここまで遡るとあの奇跡のアルバムを思い出さずにはいられない。近田春夫が平山三紀をProduceした ’鬼ヶ島’、こちらが主題曲。これ恐ろしくも稀有な曲です。
もう一つの稀有な曲がこのアルバムの冒頭の、’ひろこさん’
これも、復刻CDが手に入るので、実は私注文してしまいました。
平山三紀さんのレンジは若い頃の私にとっては割と出やすかったので、あのころ年下の男の子ばかり集めて、バンドやってこのアルバムのカバーとかやってました。
ちなみに、近田先生によると、’3人称’での歌詞は日本語では’ひろ子さん’が初めてだとか。歌詞では、’電子レンジ’がすごかった。
’固く冷えた小ぶりのトマト、できるだけうすくきりたくてー’
これが、国籍不明のレゲエ風リズムとからむのですよ。
不倫のふの字もでてこないのに、どう聞いても不倫の歌に聞こえます。まあこのアルバム全体が不倫についての歌で、その意味ではまるでフランス小説です。
ともかく、近田先生の歌詞は一体に好きでしたが、このアルバムの歌詞は彼のなかでも最高レベルでした。他ではどうしても出てきてしまう韜晦が、微塵もない。
不透明な日本語がそのまま、透明感を漂わせてます。
あの時のバンドのオリジナルは、完全に’鬼ヶ島’の影響受けてましたから。私は歌詞とボーカルで、もうバリバリに近田春夫っぽくなってましたね。
そして、ここまで来ると近田春夫とハルオフォンの奇跡のカバーアルバム’電撃的東京’を思い出します。
これ、聞いたことのない方は一度は試しましょう。歌謡曲の歌詞の恐ろしさがほぼ全体を通して、激しく加速されたロックアレンジで変容しながらせまってきます。
原曲の変容ということで、やはり一番なのがこの曲です。まるでこれ終末バージョンと言う趣です。
これ以外では、’きりきり舞い’が一番好き。このアルバム版は、近田先生ではなく、ハルオフォンのひとりがボーカルで、彼の声はなんだかニューハーフみたいで乾いた軽さが気持ちいいのです。
このアルバムも手に入るのですね。
で、ここまで好きな曲ばかりたどっていったら、もう一つどうしてもここに紹介したい曲があります。主に1970年代に活躍したジャズ・シンガー。
笠井紀美子
でも、私がすごく好きだったアルバムは、実はジャズ・ボーカルではなく、むしろJロック。バックはなんとムッシューかまやつが率いています。
一番好きなのが三曲目の曲、10:22ぐらいから始める、このアルバム’アンブレラ’の3曲目、’窓をよこぎる雲’(Closed in)がすごく秀逸です。
この曲を聞くとほぼ自動的に、海辺と崖とその上の家が何故か浮かんできます。あと高い初夏の空。
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この方の声はとにかく艶があってたまらなかった。あの頃は圧倒的に男性ファンが多かったですけど、私は好きでした。
ところで、この曲を探すのには少し手間取りました。曲名もなんと歌手の名前も覚えていなかったのですから。結局まず日本の女性ジャズボーカルでサーチかけて、リストから名前を見つけ、その後さらに笠井紀美子Wikiで、70年代前半までのアルバムをすべてチェック。で見つけました。
正直、ネットってすごいですね。私の思い出の断片をすべて再生してくれたのですから。
あ、おまけを一つ、近田春夫とビブラトーンズの名曲。私はこの曲ほどクラブキッズの哀愁を感じさせる曲知らないので。では。