実は、今年の後半になって思いがけないキャッシュ・フローの激減に直面してかなり困る日々が続いています。
事の起こりは、私自身が思い切っていままでの巨大企業から、準独立系の小さなFinancial Planning Firmに所属を替えたことです。
こんな思い切ったことをしたは、なんとこの”お金の5季”。
最初に説明したように、このコンテンツじつは本として英語で一通り書き終わってます。でそこからが問題で、この本の内容を私の本職のMarketingに使おうとして色々問題にぶつかりました。
そもそも、私はFPの仕事を始めたときから、いろいろな意味で人とお金との関わり合い方に、疑問というか、こうどうやったらお金と気持ちの良い付き合い方ができるのか悩んできましたから。
まあこのコンテンツは私なりのまあ総決算みたいなものです。
だから、単にお客さんの掴むためのMarketing 以上の意味があったわけです。だから以前の会社では、色々なサポートがあり、Benefitも完備していましたが結局自分が信じる形のBusiness modelとBrandingができないことが私には我慢できなかった。
で、独立系と大企業と何が違うかといいます。
確かに両方共私のような職種の場合、いわゆるCommission100%、固定給なしという意味では同じですが、収入の支払いのタイミングが違います。
いままでは、売上が計上された時点で、私の取り分が即支払われました。ですから、一年契約の売上が計上された場合、一年分の売上に対してすぐ支払われました。
ところが、独立系では入金分しか支払ってくれません。たとえば保険などを売った場合、月掛けなら、その月の分のみが順次支払われれていきます。
さらに私はFinancial Planningの料金を、サービス型として月払いにBrandingし直しましたので、こちらも月次にしか入金しません。
まあ、Marketingの助成金がでるので、それでどうにかつないでますがでも毎月ずっと赤字で、売上が計算どおりに伸びてもまだ半年ぐらいは赤字が消えないと思います。
私の場合、日本からの家賃収入と、妹の会社のPart Timeの役員の収入があるので、それで補填してますがもう自転車操業状態です。
で、月曜日の夜は、やっとリース契約から抜けることのできた以前の個人オフィスの敷金の返却を問い合わせたのですね。
そしたら、調べたところ10月の家賃が払われてなかったから、これは返せないという返事が帰ってきてびっくり。
私、10月遅れましたがちゃんと支払ってます。だからわざわざ銀行口座のTransactionのページのスクショをとって、送りました。あの時小切手でなく、Ownerの奥さんの方に直に送金したのです。
それを奥さんが旦那さんに報告漏れしていたのです。
今日、敷金をどこへ送ればいいのかという問い合わせが来ましたが、I am sorryの一言もなかったです。
なんだかんだと、経済的に順調なOwnerですから、私のように5万円ほどのお金があるかないかでガタガタする人の気持の想像ができないのでしょうね。
でも、これ因果はめぐるというものです。
私は、昔父がまだ存命だった頃、そしてまだ父が残してくれたものが少しも減らなかった頃、こと毎月ぎちぎちのキャシュフローでやりくりしているひとたちの金銭感覚に対して鈍感でしたから。
まあ、娘の発達障害ですべて計画が狂い、結果的に父の残してくれたものの殆どを食いつぶす羽目になりましたが。
だからといって、お金が少しも減らなかった頃の私は、実はとても
不幸でした。
とても空っぽで、仕事もあまり深く考えずに最初に決まったものに飛びついてあとで公開する始末でしたし。
これから、しばらく毎月キャシュフローで頭を悩まし続けることになりますが、その一方娘は本当に元気に毎日勉強しています。
勉強以外では、いまだ普通の子のようではない行動パターンや、うまくできないことあありますが、でも日々成長しています。
何よりも、娘が毎朝嬉しそうに学校にでかけていくのを見ると、本当にこころから
ああ、ここまで来たんだ
そう感じるのです。
秋の章で触れますが、私はお金の話と割とよく娘とします。私は娘に対して自分の経済状況を全く隠しません。
後、日本にいるときはあまり自腹を切ることがないので、娘にはあなたの祖父と祖母がこうやって日本での滞在を心おきなく楽しめる基盤を作ってくれたのだと何度も言い聞かせます。
面白いことに、かなりがさつな娘ではありますが、日本にいるときは周りに影響されるせいかずいぶんお行儀が良くなります。
だから、毎朝お仏壇に手を合わせることもちゃんと覚えました。
キャシュフローはひどいけど、たとえば、
クリスマスの飾り付けは今まで溜め込んだもので豪華にできました。
全開の最後にかきましたが、結局どうしても経済的にきつい時期というものはあるものです。で、その時をどれだけ平常心を持って過ごせるかということで結果的に、どれだけお金と気持ちのいい関係を築けるかが決まってくるのではないでしょうか。
逆に言うと、お金で苦労する時間こそが、自分なりのいい関係を作り上げるチャンスではないのかと、今言い聞かせているところです。
まあ、ちょっとかっこつけすぎですが、今回の緊縮財政期間は、今までよりずっと明るく過ごすことだけは事実です。
さて、次回からは春編が始まります。