1999年から数えると18年ですよね。

ずいぶん、長い間です。娘が生まれたのが2003年ですから、それより長いOtakonに行ってるわけです。

まず最初はとにかくいろいろアニメを漁りました。で2年目にすぐ、完全にこれしかないと言う位ぐっとくるレイヤーさんに出会ったのです。

それが、20世紀末に人気絶大だった、少女漫画天使禁猟区のコスプレ。作者の由貴 香織里さんは最近の少女漫画家の中で、いかにも花とゆめ出身、もろ好み。ヤンデレ満載、そして天使界、悪魔界と壮大なスケールのファンタジーです。この手の漫画が好きな人にはもうたまらない長編シリーズ。

それはともかく、Otakonの成長は、アメリカのオタク文化の浸透具合とほぼ重なってます。

それはスケールのだけでなく、質的な広がりとも重なります。

最初はとにかくアニメ。オタコン以外にも地元のグループがあり、そこでみんなで持ち寄ったアニメを見たりしました。で、今でもはっきりと覚えてますが、私はこの’天使禁漁区’のOVAを持っていきました。

もうおもしろいぐらいに、女子と男子の反応がちがいましたよ。

男子は、基本 ???ほら、この話現世変だけ見ると、実の兄弟の恋愛とかで完全病気ですから。

でも、女子のほうは、一発ではまりました。そうかこういう小さなできごとが、アメリカの女子オタクをどんどん増やしていったのだねと、今気が付きます。

 

そして、ネットでは、My Spaceがいちばんはやっていたころ、OVAから、逆に漫画に行きつき、日本語で出版された漫画を売るDealerさんが現れたのは、同じくオタコンに行きき始めて数年でしたね。

そのあと、しばらくして日本直輸入の同人誌も入りだし、一番最初にYaoiという呼び名で、腐女子むけのパネルが登場した時は、たしか娘がまだ赤ん坊だったので、2003年かその次の年。少なくとも、Otakon経由のオタク女子は当初から数でも勢いでも、男子に負けてませんでした。

 

日本での最盛期に数年遅れて、女子オタクを中心に次に広がっていったのが、Visual系ロックと、ゴスロリファッションです。一番盛り上がっていたころは、日本からデザイナーが来てファッションショーまで何度かありました。で、そのあと、アメリカでもこの手の服を作る人がでてきまして、その人たちのファッションショーもありましたね。

 

まだKindleや、Ipad以前のじだいですから、大枚はらって、漫画とDVDをせっせと買いました。

あの時期、BLぽさが一番高かった漫画もいくつか、いまだに読み返すし。

 

最初はなんといっても、おなじく由貴 香織里さんの伯爵カインシリーズですね。これは黒執事よりもさらに前に書かれたいわば、執事ものです。いかにも彼女らしく、ヤンデレそして、猟奇まんさいです。しかも舞台が世紀末ロンドンですから、ファッションもまあもろゴスロリ後の実です。

私は実を言うと黒執事より伯爵カインシリーズの方が好きです.

 

もうひとつ、BL度が高くて人気だったのが、松下容子さんの闇の末裔。

これも、アニメになっているのですよね。私があの頃漫画を買ったのは、OtakonのDealerからか、New Yorkの紀伊国屋ですから、基本こちらで売れているものもが、まず店頭に並んでいたと思います。

こちらのシリーズも、ヤンデレ、ファンタジー、こちらは死神たちと、死後世界の管理局という地獄が舞台。前半は一応現世が舞台なのですが、後半か幻想界に移り話が正直ガラッと変わってしまいます。ですから、BLトーンが強いものだけ読みたいのでしたら、後半はあんまりね。

 

まあ、このころBLぽいものって、いわば非日常的な設定がおおかったですよね。

ともあれ、このころの私は、量的に言えばそれほど自分が耽溺できるコンテンツを浴びるほど吸収できる状況ではありませんでした。お金がかかりすぎるし、DVDって今振り返ると不便ですし。

 

そんな私に、救世主はTechnology の形で訪れます。

 

まず、2010年3月に、iPadが発表され、私これすぐ買ったのです。これで、少しずつですが電子コンテンツが読みやすくなりました。あのころRentaまだしらず、アプリにZassi-Online.comというのがあり、個々は当初私が読みたくなるような漫画も、BLを含め売ってました。

腐女子趣味だと、むしろI文庫Hdで、版権の切れた戦前の猟奇小説に萌えましたよ。乱歩とかのおなじみのものだけでなく、国枝史郎の’神州纐纈城’とか、いいですよ。

 

さて、さらに2013年秋からAnime Streaming Service ’Crunchy Roll’

Subscription開始しました。

 

ところで、このCrunchy Roll,もともとは、アニメファンの、違法Uploadサイトだったのです。それが、割とスムーズに交渉をすすめ、さらに有料サービスとしてのシステムがうまく整い、あっという間に定着していきました。

他にCable TV経由で見るものもいくつかあったのですが、とにかくタブレットやスマホで見る人が増えるにつれ、Crunchy Roll順調です。ここ一年ほど、ほかのところの権利を買い上げて、ライブラリーをどんどん拡大しているし。

 

ちなみに、ここ1年ぐらいの大きな変化は、Amazon PrimeとNex Flexのアニメ増強。私はとにかく、アニメと漫画に時間を取られるので、Net Flexはずいぶん前にやめてます。でも、Primeは、そもそもAmazonの一種のMembershipとしてKeepしているので、急にCrunchyRollで見ることができない、アニメがみられるようになってうれしい。

 

このCrunch Rollは、私の腐女子度、そしてオタク女子どを、飛躍的に進歩させます。と、それは次回に。

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