今朝、Diamond Signal (ダイヤモンド社のIT系ニュースポータルサイト)でこんな記事が目に入りました。

 

「親も一緒に楽しみながら学ぶ」全国大会優勝・小学生プログラマーの両親に聞く成長の理由

 

これ、ただ小学生プログラマーとだけしか書いてませんが、

 

優勝したのは小学4年生の女の子です

 

プログラミング教室を展開するCA Tech Kidsが開催する小学生プログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2020」での優勝で、応募総数2189件、そしてファイナリスト10人の中から見事優勝したのが、この川口明莉さんです。

それにしても、この記事、日本はいまだにものすごくジェンダーギャップが大きいのだから、タイトルに女子小学生と入れたほうがいいと思うよ。

オジサン好みの、女子高校生だと、やたら見出しに入れたがるのが日本のマスコミなのだから。

ともあれ、この

小学4年生とかいうのが一番微妙で面白い

 

そもそも、小学4年生ぐらいまでは、男女差が、身体能力含めてないどころか、平均では女性のほうが能力全般が高いのです。

それが、この後、女の子の第二次性徴が、初潮ともに始まり、男女の身体差が明らかになると同時に、まあ、身体の変化によって女の子側の精神状態の安定がいったん乱されます。

そして、男の子のほうも、第二次性徴によって、ホルモンの活動が急激に活発になり、やはり精神状態の安定が乱される。

で、日本の中高教育というのは、こういう成長プロセスをむしろ性差の拡大に使っている。

女の子に対して、女の子らしくというはっきりとした圧力が、教育レベルでも、Peer(つまり、自分と同等の社会グループに属する人々)からの同町圧力としてもあり、徹底的な抑圧、そして対象によっては、学習性無力感さえも植え付けられてしまいます。

私がなんでこんなことを断言できるかといえば、

私は女子校で、中高を過ごしたから

 

さらに、小学4年生が身体ピーク。だったと実感した理由は、それまでは男の子を追っかけまわしていじめていたりしたから。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。で、小学5年生で初めて反撃されて、その時おなかを殴られて、負けたという苦い思い出があるのです。

私は中学受験もしたから、小学校5,6年は、お受験がらみのお勉強人生になってましたので、暴力沙汰からは遠ざかりましたが。(私は祖母のまあ虐待に近い折檻を長きにわかって受けていたので、私自身がほかの人間に対して暴力をふるうという傾向がありました。だから、いじめっ子というのは、基本家庭で何かしらの問題があるのがほとんどです。)

さて、小学校高学年で、私が一番得意だった科目は算数。嫌いなのは国語と社会。社会は色々覚えるのが嫌でしたが、国語に関しては本当に苦手意識が強かったです。まあ、これは中高も同じでしたが。

さて、中学一年生の担任の先生は、大学を卒業したばかりW先生で、今現在なんと四谷F葉の校長先生をやっておられます。で、問題は彼女の出身というのが、

お茶の水女子大の数学科だったということ

 

まあ、共学校と違い、女の子で理系ということに対して、まったくかけらもNegativeなプレッシャーはなかったです。

やはり理系は少数派ではありましたが、それでも一定数は必ずいました。その最大の理由は、

お家がお医者様だったから

 

というわけで、理系女子を完全に満喫しておりましたね。

後、女子校だと、一部女子は、共学でいうところのリーダー的男子の役割を果たすこともあります。いや、リーダーは大げさですが、頼りになるというか

つまり、ゴキブリとか毛虫が出てきて、みんながキャーキャーしているときに、颯爽と現れて危機を救う的な⁈

( ̄∇ ̄;)ハッハッハ、昔から虫は平気でした。

ただ、余談ですが娘には負ける。うちの娘は昆虫展にいって、未来の食糧危機を救うとしてサンプルが出ていた各種昆虫食を、平然とむしゃむしゃ食べてましたから。私は、伝統食のイナゴと蜂の子は食べたことありますが、あのサンプルはキモかった。

ともあれ、今回の優勝者である川口明莉さんだってこれからの進学先によっては、今の日本の教育体制が変わらない限り、Negativeな圧力の集中砲火を浴びる可能性が高いわけです。

正直、日本の公共教育委員会にたいして、私はまったく楽観できない。

だって、いまだブラック校則満載ですよ

 

つい先週も、TVで、小学校で女子に対しても、体操服の下に下着を着てはいけいないという、ほぼ変態じみた校則が話題になってました。

下着の色は白に限るとか言う校則もあるそうですね、これ誰がチェックするんですか。髪の毛の色や結び方、長さに対してもうるさすぎる。

あ、制服には反対はしてません。

娘のSTEM高校、Baltimore市立ですが、制服あります。

ただし、日本の制服とかなりニュアンスが違います。TOPは、基本学校のロゴ入りのポロシャツか、ワイシャツ。Bottomは、今はカーキのチノパンか、同素材の短パン、そしてスカート。あ、女の子だからスカートという規制は全くないです。大体、年齢が上になるほぼ全員が、

男女問わず、パンツ姿です!!

 

その分、髪型や、小物でいろいろ個性を出してますが、最大の利点は経済性ですね。市立なので結構経済的に苦しい家の子もいます。そうでなくとも、無駄になるので、痛みの少ない制服はボランティアのグループに寄付し、そこでは中古の制服アイテムが安く買え、その売り上げはPTAなどの、課外イベントの予算の足しになってます。

ともかく、分かっていただきたいのは、

Unisex度です。

 

では、もし共学の公立校へ娘さんを進学するとしたら、何ができるか。

私の場合、私自身も、娘もゴリゴリの理科系です。

というわけで、私自身の経験と、娘を育ててきた経験を踏まえて、どうやったらこれかなの世界に強い理科系女子を育てられるか、そしてこの先、教育委員会に対して、どんな要請をすべきか、説明していこうと思います。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA