呪術廻戦 第11、12話、順平の死の重さ、ところで漫画原作の売れ行きの伸びがもう異常です。

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大体10話でナナミンそして呪術廻戦最凶のヒール真人が登場、一方で虎杖に消えない傷を残すことになる高校生順平を中心とするエピソードが今回まで続き、そして

分かっていても痛く感じる順平の死

と話が進みました。正直アニメの気合の入り方半端じゃないですね。おなじMappaでも、そしてたとえ大技やら、FXやら使ったThe God of Highschoolあたりと比べると、つくづく

感情の濃さが違いすぎる

漫画で読んでいた時は、正直ここまで嫌いじゃなかったのに、というか私結構悪役も好きですが、第12話で、マジ

宿儺と真人嫌いになり増した。

この二人に比べると、まあボンボン人を焼いた漏瑚も、ほとんどエコロジストの花御も、確かに人間の敵ではありますが、ある種まともな人格でしょう。(あ、呪格か。)

漫画に比べると、アニメ版の一緒の高笑いシーンは、

あまりに糞でした。

だからこそ順平の最後の死が本当に効く。そして

虎杖の呪いへの怒りの変容が納得

でもまあ、呪い側からすると、我らが最強イケメン五条先生は、ものすごくくずですよね。

ともあれ、この順平の死いままでアニメオンリーで、その死を予想していなかった外国勢にと手は半端なく、

衝撃がやばかったのですね。

もちろんこれはStory Tellingのうまさもあるのですが、なんといっても虎杖がアニメで本当に’こいつつくづくいいやつ’だなあと納得される描写がもう徹底してます。

さらにサムネにもだしましたが、漫画読んでいない海外勢をかなりマジ切れさせたOpでの順平の扱いです。いやーこれうまいですけど、確かにえぐい。

個人的な予想ですが、虎杖の背景って宿儺みたいな邪悪な呪いを統御する可能性を秘めているという意味では、呪術師よりさらに魂の位の高い存在ではないですかね。

さらに、この物語では呪術師でも、呪霊でも、縛りということばによる制限がなんだかんだと効いていますし、ストーリー展開のうえでもKeyになります。

で、それは単にこの縛りとして明確に結ばれたものばかりではなく、ほかの存在の言動によってどんどん自分の言動や世界観が縛られていくその実感についても強く示唆しているようになって来たと思います。

そうやって見直すと、まだネタバレになるので明記しませんが、第二期で登場する虎杖の不思議な能力、これが最終的にどこからきてどこに行くのかとても目が離せない。

呪いが、たとえば鬼滅の刃の鬼たちと決定的に違うのは、人間が存在する限り発生し続けるという設定です。このお話が最終的にどこに落とすのでしょうかね。

と、あれこれ思いめぐらしたくなるのも、次回が呪術廻戦アニメ第一期最終回だから。

ところで、漫画の発行部数は、10月末で1000万部に達したのですが、なんとその一か月半後に、

1500万部突破御礼です。

これ、もはや社会現象となった’鬼滅の刃’のアニメ放映後の伸びに比べてもすごいんですよ。

呪術廻戦の次などとあおられている’チェンソーマン’先日漫画版よ見ましたが、すごく面白いことは面白いです。ただ、呪術廻戦に比べると、

好きになれるキャラクターがあまりに少ない

むしろ呪術廻戦以上に魅力を感じたのは、悪魔のデザインです。ですからアニメは面白くなるでしょうね。ただ、女性ファンは呪術廻戦ほどつかないでしょう。おっぱいネタをはじめとする、青少年の性欲がらみのネームおおすぎるし。

やはり、こういう要素はせいぜい善次郎が禰津子ちゃーんと盛り上がるぐらいが、性別問わずファンを増やすには丁度いいと思います。その点呪術に至っては、おっぱいネタどころか、女性ファンサービス絶対多い。

それにしても宿儺はなぜ恵ちゃんにここまで肩入れするのか。

その意味でも、個人的に一番呪術の第二期一番楽しみなのは、恵ちゃんの新術式ですね。ああでもあと一回で、EveさんのOpとAliさんのEDおしまいなんですね、寂しい。