昨日の夜は、8時少し前からYoutubeのLive stream をセットして娘と一緒に、バイデンさんとハリスさんの、勝利スピーチを待ちました。

なんせ、Baltimore 市内の比較的裕福な住宅街であるうちの近所からでさえ、当確から数分のうちに、何度も叫び声を聞きましたから。

さて、こちらが、まるで第二次世界大戦が終わった直後のようなお祭り気分に満ちたバイデンさんの地元、そしてまずはハリスさんのスピーチから始まりました。

 

 

実は、うちの妹も(中小企業のオーナー社長)もトランプ嫌い、そしてバイデン勝利でものすごく喜んでました。日本で実況をやったいたそうで、私がライブで見ていた同時期に日本のTVで見てました。

まるで、ロックコンサートみたいに、もうみんな大騒ぎで嬉しそう。二人ともとても良かったのですが、特徴をいくつか。

 

まずハリスさんですか、とにかくやっと女性で、しかも有色人種が副大統領になるので、ここにものすごく重い意味があります。時々カメラが聴衆を映してましたが、やはり女性の感極まった人たちの多さが目につきました。実は今年は、憲法第19条によって、女性の参政権が保証されて100年目に当たります。ですからとても歴史的なイベント感が半端じゃないです。

 

スピーチ後のニュースキャスターのコメントの際、女性キャスターの真剣さがすごく印象的でした。

 

ハリスさんはもともと検察官だったので、スピーチは上手で聞きやすい。

 

さて、バイデンさんですか、2回ほどちょっと言い間違えや、口がうまく回らなかったことはあったものの、それ以外は、私個人としてはとても感動的なスピーチでした。

 

バイデンさんは、かなりの苦労人です。最初の奥さんと子供とは死別。さらに、今の奥さんと再婚後、息子さんの一人を難病で失っています。

 

29歳というかなりの若さで上院議員になってますが、このひとは、子供時代

 

吃音(どもり)問題を抱えてました。

 

ですから、バイデンさんのスピーチは、訓練のたまものである、とても発音のはっきりとした聞きやすいスピーチでした。

 

私にとって一番印象に残り、バイデンさんの人柄を伝えていたのは、彼が聴衆への呼びかけに使っていた単語です。

 

Folks!!

 

意味的には、Peopleと全く同じなのですが、Peopleが無味乾燥で、距離を感じさせるのに対して、Folksは、もっと親近感が強く、温かく、そしてしいていえばちょっと田舎っぽい。

 

ですから、バイデンさんがこの呼び方を使うたびに、ほんとうに身内の’ジョーおじさん’が話かけてきてるような、ニュアンスが生まれます。

 

政策の概要に関しては、昨日のスピーチでの内容をもう少し詳しくしたような感じでしたが、ただ当確となりましたので、

 

月曜日には、対コロナの対策委員会を発表するそうです。

 

トランプが、負けを認めず、さらにコロナ感染数1000万越えガン無視で

 

ゴルフに出かけたのとあまりのコントラストですが。

 

さて、日本ではいまだ一部のコメンテーターが、’トランプはバイデンによって選挙を盗まれた’的あほな陰謀説をとうとうと語っているようですが、ひとこと

 

バカも休み休み言え

 

そもそも、トランプという人は、2016年、選挙人数で大統領当選した後も、総投票数では、ヒラリーに、なんと300万票も負けていたので、これに対して、不正があったとケチをつけていました。でも、自分の政権のお役人が調査した結果、彼が言いつのるような大型かつ組織的な不正は全く見つからず諦めるしかなかったのです。

 

今回も、トランプは同じようなケチをつけ、さらに接戦州ごとに訴訟を起こしているのは事実です。

 

ただし、このどれもが裁判にすらならず破棄されています。

 

それ以前に、よく引き合いにだされる2000年のブッシュとゴアのフロリダ決戦ですが、あの時とはまるで状況が異なります。

 

まず、

 

票差は600票以下でした。

 

そして、

 

フロリダ一州の結果次第で、大統領が決まった

 

ですから、本当にゴアがひっくり返す可能性があったのです。

 

今までのリカウントの記録によると、最大ひっくり返った上限が1000票以内なのだそうです。

 

それが、今トランプがケチをつけていろいろ訴訟を起こしたり、リカウントを始める州は、そもそもひとつだけではない。

 

まずWisconsin州は、2万票の差があり、トランプはリカウントの申請をしました。ただし、2万票がひっくり返った事例はありません。

 

つぎに、Georgia州ですが、ここはAutomatic Recountとなります。ただ、差が5000を超えましたので、やはりひっくり返りません。

 

Pennsylvania州は、Automatic Recountの0.5%より差が開きました。後、ここは州の法律で選挙当日の消印があれば、3日後まで郵便投票分を受け付けるという州です。ただ、このルールに関してはいろいろこの先どうなるのかわからないこともあり、

 

今の差は、この郵便投票分を含めてません。

 

まあ、万が一のリバースを避けるための保険です。実は民主党はPennsylvania州でもっと大きな差を予想していたので、今の差がその予想よりずっと小さいのはこの辺が理由でしょう。でもそれでも十分な票差です。

 

Nevada州に関しては、差はどんどん開く一方なので、リカウントはありません。で、トランプ側の訴訟はただの難癖です。

 

最後にアリゾナ州ですが、ここはトランプ側にひっくり変える可能性があります。というのはここAPと何故かFoxしか当確出していないのです。で、ほかの3州と違って、差が着実に知事待っています。もし僅差でしたら、逆に民主党がリカウント申請するかもしれませんね。もうどうでもいいけど。

 

あと、今朝のNewsですが、トランプ最愛の娘である、Ivankaと彼女の旦那さんは、トランプにあきらめるように勧めようとしているそうです。まあわかりませんが。

 

そして、共和党の議員さんや知事さんたちですが、いまだどちらにも加勢せずだんまりを決め込んでいる人が一番多い。

 

どうどうと、トランプの陰謀説に同調する人はそれほど多くありません。

 

あと、トランプ自身が煽っているので、こわいトランプサポーターたちが、いろいろな都市で騒いでいるのは事実です。

 

でも、彼らの規模はバイデンサポーターより小さい。

 

共和党の本音は、とにかく上院の過半数をきめる1月末のGeorgia州での上院議員のランオフ選挙に集中することなんです。

 

でも、トランプは自分のことしか考えていません。

 

これから選挙法がらみで、いろいろな裁判が起きる可能性は高く、さらに今の最高裁では基本共和党に都合よく、いろいろ変わる可能性が高い。そしてそれは怖い。

 

でも、民主党側も今は何よりどうやってGeorgia州の上院議員選挙に勝つか集中しようという話が中心。もはやトランプに大統領を同行されるのではという恐怖は払拭されましたから。

 

あ、最後にリベラルメディアとかやめてほしい。過半数がサポートしているのにわざわざ左派と言われる筋合いはないでしょう。

大事なのは、

 

Fact based Truthです。

 

Trumpは自分に都合の悪いニュースをすべてFakeと決めつけてきたので、メディアはかなり怒りを蓄積してきました。

 

今こんな短い動画がバズってマス。これがやっと言えるようになった本音。

 

 

F**k Off!! hahaha

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