フランス女優中心のフランス映画はならでは、60代のファニーアルダンが最高にエロくて素敵

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夜、あまり読みたいものもなく、見たいアニメもく、まあ見ていないアニメもあったけどまったく食指が動かない。

こう、子供っぽいというかオタク系のコンテンツに今一心が動かない夜は、私の密かなおすすめは、

フランス映画です。

私は実は、

女優が好きです。

別格で、一番好きなのはMarlene Dietrichで、割とゴージャス系が圧倒的に好きで、Jean Harlowも大好き。まあ、最近のハリウッド女優さんはアクション系でかっこいい人はすごく増えてきて嬉しいですが、でも萌えるタイプはいないなあ。

で、結局女優といえば、

フランス女優ですよね。

フランス人て、やはり日本人なんかに比べると圧倒的に恋愛脳なのかな。ともかくフランス映画の中核存在である、フランス女優の魅力、あれはほかのどこを探してもない。

なかでも、私の好きな系譜は、Jeanne Moreauとか、Anouk AimeeCatherine Deneuve (彼女は若い時もすごいけど、かなり年取ってからすでに顔の輪郭とかもう崩れているのに、肝心の勝負シーンになると、もう息をのむほどエロくて感動します。)そしてたとえば、今回みた

Les Beaux Jours (英語タイトル Bright days ahead 、邦題 麗しき日々)

の主役をはっているFanny Ardantもこの系統。

そういえば、Catherine Deneuve やこのFanny Ardantをはじめとして8人のフランス女優が共演するという、恐ろしく豪華な

8 Femmes

という映画もありました。これはとにかく、フランスでフランス女優を使ってでしかできない空前絶後の映画で、それでも若い人差し置いて、Catherine Deneuve が一番、Fanny Ardentが次点て感じでした。

すごく感動するのは、監督自体が、もう圧倒的に年増女優のほうにより入れ込んでいるのが明らかなのがいいです。

日本とかアメリカだと、本当に明らかに歳がいっていて、しかもそれが魅力になっている女という存在をそもそも撮ろうとしないから。

大体この映画すごいですよ。基本Fanny Ardent演じるリタイアした60代の元歯科医と、海辺の町のシニアセンターで、パソコンのクラスを受け持っている30代後半の男のかなりセンシュアルな恋物語なのですから。

で、何より萌えるのが、ファニーアルダンのかっこよくきれいなだけでなく、

とても勝負時に、しっかりエロイことです!!

やはり、こういうの見ると少し元気出ますよ。大体若い人はあまり年寄りを子供扱いしないほうがいいと思いますよ。私のさすがにシニアですからこれは声を大にして言いたい。

この男のほうは、基本いわゆる人生のルーザータイプで、でも女にだけは持てるタイプ。で、彼女と彼の情事が始まった後も、ほかの女の影がいっぱい。やがては小さな町でうわさがささやかれることになり、さらに旦那にもばれて一度は彼女のほうから別れを告げるのですが。

逆にこれがきっかけで、彼が彼女に本気になるのです。

60代だって、いや70代だって、いざというときに異性を惹きつける人っているもので、そういう人って生命力にあふれていてすごいとか思う。

あの、岸恵子さんのお話も、やはりその背景には現実の恋物語があったそうで私なんかたたえちゃう。

あ、ちなみに私不倫に関してははっきりしていて、夫と妻だけの問題なら、正直不倫とかわざわざことを荒立てるのは野暮だと思う。

ただ、子供を二人で育てるうちは、子供たちの親としての責任は問われて当然だと思うのです。まあ、だからあまり早く子供を作るなといいたくもなるのですがね。子供は一通り恋愛して、経験もして、その後でこれからは家族を中心に生活していきたいという人が作るものだと思っているので。

ともあれ、一番ぐっとくるセリフは、ついに旦那にばれ、さすがに、

自分を見てみろよ

といわれる。で、それに対してこの女は、

彼は私を見てるの

と答える。これはすごい。こういうセリフいってみたい。

まあ、さすがに肉体関係はもういいですが、子供いや孫みたいな年齢の男性を惹きつけられるババアになれたらすてきだなぐ来の夢想はします。

ところで、いつも思うのですが、フランス人て割と歳がいっても、結構襟ぐりの深いトップを身に付けるのですよね。あれ素敵だと思います。まあ、日本でやったらいやがらせされそうですが。

ともかく、いいものを見た感強くてよかった。