以前、この講座の連載を始めるとか言ってしばらく忘れてましたが、今朝こんな記事が少々バズっているのを発見。東洋経済オンラインです。

ワリカンが許せず別れを選んだ35歳女性の心情、「払ってもらう」=「大切にされている」なのか

 

読んでいただければわかりますが、’結婚するんだから、これからは割り勘’とドヤ顔担っている男と、婚約いらい割り勘にこだわる男にどんどんうんざりしていく女のお話です。

 

私の第一印象は、男もひどいけど、私はこんな女耐えられない。実は私

男におごられるのは大嫌いです。

 

おごってもらって嬉しいのは、お金持ちのクライアントさんだけですね。(アメリカで仕事している時は、苦労人のワーママキャラですので。まあ日本に行くたびに、高くはないけどアメリカにはないお土産を買っていきますが。)

 

でもその後たくさんついているコメントを読んでいるうちに思ったのです。

 

あれ、結婚相談所そのものがまちがっていない?

 

と気づきました。

さて、この記事の二人ですが、私なりに要約するとこんな感じです。

男の方は、ようするに’たぶん結婚相談所に言われているので’、形だけは婚約から結婚へのプロセスをいちいちやろうとはしているが、基本お金は自分のために使いたい。

女の方は、姉の’昭和の理想婚=準玉の輿’への屈折が抜けず、それを基準にすべてをはかるので、この記事のタイトルどうりに相手を評価する。

つまり、お互いかけらも相手のキャラに惹かれているとはわけじゃない。

 

実は、この以前にもちょっと似たような記事を読みました。こちらです。

 

金銭感覚のズレで婚約破棄した38歳女性の決意、コスパの良しあしでメニューを選ぶ40歳男性

 

こちらを読んだ時は、正直この男ひどいケチと思いました。特に410円のかきあげそばの方が430円のキツネうどんよりコスパがいいと言う下りには流石にうんざり。

 

ほら私、食べ物には色々こだわるので、

横から食べているものにコスパだろうがなんだろうがケチつけないで

 

この記事に関しては、読んだ時圧倒的に男がひどいと思いました。割り勘は受け入れても、自分できつねうどんのチケット買うのもいいけど、これはいや

 

でも、今回最初の記事を読んだあとで改めてこの記事を読み直すと、そうそう二番目の記事の男性を頭から否定するのはかわいそうかと思いだしたのです。

 

誤解を恐れずに言ってしまえば、

この二番目の男性は’もうこの先いいことはない’という’前提のもとにすべてを判断している。

 

婚活時点で、男性は40歳、多分結婚したい最大の理由は’一人でいたくない’でしょうね。40歳としての収入は微妙なレベルで500万。

 

それに対して、女性の方はもう少し豊かな家庭出身のようです。この人のお父さんの婚約者に対する意見は的を得ているから。

 

ただ、40歳って氷河期世代でしょう。官僚や成功者に対する懐疑と憎悪は、ある程度理解できる。まあ、こういう黒い感情は長く抱いているといいことないですけどね。

 

一方、この男性のコスパへのこだわりはすごい。しかも一貫している。なにより料理がうまいというのはいい。結婚したら結構家事をきちんとやるタイプかも知れない。

 

もしこういう男性が、同じ用に倹約志向の女性と出会ったら

コスパの良い家庭が営めるでしょう。ハハハ

 

笑ってますが、こういうカップリングですごくうまく言っているのがかの、

 

イケハヤさんと彼の奥さん

 

この二人は、アンチブランドで、コスパにこだわり、今や四国の田舎暮らしでしょう。

 

で、私がここで強調したいのは、この2つの記事に共通する一番大きな問題は、

 

結婚相談所のシステムが、合わない二人をくっつけた、これです。

 

今や、結婚するかもしれない世代は基本圧倒的にお金がなく、さらにこの男女平等指数で世界で100位以下の日本でも、流石に若い人たちは、

 

経済的にも、生活的にも、自立が当たり前になってきてます。

 

いま、二番目の記事を読み返してみると、私結構この男性が可哀想になってきました。もう長い間常にコスパにこだわって、サバイバルモードで生きてきたひとが、結婚の申込みは一生懸命、女性が喜びそうなお膳立てに、

 

大枚はたいてますよ。

 

でも、女性のほうが全てにおいて、

 

男性が自分に何をしてくれるかに集中フォーカスでしょう。

 

大体、この2つの記事の女性に共通するのは、かなり昭和型の結婚や男女関係の’世間受けのする理想’にこだわっていること。

で、ものすごく気になるのは、

 

女性側に、相手を知ろうとする情動がまるで感じられないこと

 

まあ、実家は一応日本では富裕層に入るので、普通のサラリーマンよりはずっと金銭的には裕福でした。

 

ただ、なんせ自分なりに勝手に考える子供だったので、どっぷり昭和の生まれでも、中学生ぐらいで、

 

結婚て合法的売春制度じゃん

 

と思った私です。私は一番最初の夫との離婚以来、自分より年上や、経済的に豊かな男性とつきあったことないです。

 

だから、普通に割り勘だし、結構私のほうが出すことも随分多い。

 

まあ、結婚に関しては、こと子供を作って家族を作る場合は、両方がフルタイムで働くのが一番効率が良いとは限らないなあと思うようになりましたが。

 

ともあれ、結婚相談所に高いお金を払って、初婚同士が相手を探すのは進めません。

 

お互いバツイチとか、子連れとかはまあ婚活Partyも悪くないと思いますよ。最初からバレてますからね。キャラが合うか合わないかしかないでしょう。

 

でも、こんな時代だから法律上の結婚はともかく、やはりヘテロも、LGBTもカップルとして親から独立した新しい家族単位を作るのは悪くないですよと言いたい。そうそう、中村うさぎさんのように、ヘテロとゲイのカップルもありですよね。

 

で、できたら養子でもいいから子供も育ててみましょう。

 

とこれが私がこの連載を始める自分なりの根拠なのです。

 

さて、せっかくですので、いくつか参考資料、ハハハ参考漫画をあげましょうね。

 

 

実は、最新巻で、元ヤン美人、耳年増処女の古賀円ちゃんと、複数姉のトラウマで拗らせ屁理屈男と化していた市来信博くんとの間に何かが起こりそう。

信博くんは、この作品最強のダメンズ諒くんの学生時代の友人で、円ちゃんとは舌戦から始まっている。

で、まあ見かけはともかくやはり趣味はオタク。で結果的に周りからの誤解で窮地に陥っているところを円ちゃんに、淡々と救ってもらうのです。

6巻の最後の吹き出しは、信博くんの

’こいつ ちょっと魔性入ってないか?’

そしてこんなト書きで終わるのです。

’ずっと楽しみにしていた映画のことがすっかり頭から抜け落ちてたことに気づいたのだった。

 

男って、自分が恋に落ちる瞬間も、結構女のせいにしたがるのよね。ははは。ともあれ7巻が楽しみです。

 

 

この漫画は男性にこそ進めたいです。

 

そしてもう一つは、アニメ化もされたこちら。’ダメ恋’よりずーっとほんわかムードですが、大事なことは、オタクや腐女子がお互いの趣味を受け入れた上でカップリングしていること。

 

 

これは、今の処2カップルで進行してますが、3番めのカップルが生まれそう。3番目のカップルは見た目はイケているのに、基本空気が読めずいい人すぎる男の子と、ゲーム喪女。

 

ちなみに、この漫画のアニメ化についてはこんな記事書いているので、よかったらどうぞ。ブログ始めた頃の記事ですが、いまだに人気記事です。

アニメ’ヲタクに恋は難しい’ タバコがやめられない廃人レベルゲームオタクの宏嵩が、超かわいい件について。

 

 

 

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