正直共和党や、トランプがどうフレイムし直そうと、今回のトランプ弾劾審問どんどん証拠が積み上がって行くと思います。

 

問題のWhistleblowerの告発書の内容ですが、この人New York Timesのスッパ抜きによると、CIAでこのトランプとウクライナとの電話があった時点ではWhite Houseにいたのではと今現在言われています。

この告発書の内容に対して、トランプを擁護する側の最大の論点は、

’すべてHear Sayではないか’

 

という部分なのですが、これ多分逆に墓穴を掘るのではと思います。

 

Hear Sayというのは、このWhistleblowerが、自分で直に見聞きしたのではなく、彼または彼女が、White Houseで実際に働いている人間から事情聴取しているのですね。

 

で、昨晩私の一番好きなNews Show ’Rachel Maddow show‘で、読み上げていましたが、White Houseと法務省が握りつぶそうとしたのにも関わらず、それとは別個に、IC IG(Intelligently Communication Inspector General 、諜報部の監査みたいな役職)は別個に捜査を始めているのです。

 

つまり、IGは、この告発書にでてくる人たちに

すでにコンタクトして証言をとっている。

 

ですから、Hear Sayなんてけなすと、逆に’では、証言してもらいましょう’ということになりますから。

 

まあ、それもこれもいわゆるキャリア官僚が、党派政治とは別にアメリカ政府を機能させてきたという誇りと実績があるからでしょうね。

 

アメリカの大統領の権限というのは本当に巨大です。そしてだからこそいま現在大統領は最長で2期、つまり8年しか勤め上げることができません。

 

さらに、ここに来て、法務省トップのAtterney General Barrの大統領癒着があまりに明らかになってきており、この大統領の権威の限界が果たしてどこかに引かれるべき7日の議論にもなっています。

端的に言って、いまのBarrの解釈だと、

 

トランプが公開の場で誰かを射殺しても逮捕できない。

 

という解釈になりかねない。

 

実は、今回の弾劾審問に腹を建てたトランプはいわゆるWitness Intimidation(証人を恫喝して証言を止めること。マフィアで有名になりました。)としか取れない発言をサポーター向けの集会でしてます。(5:30から始まります。画面に内容が出るので割と分かりやすい。残りは、ここまで書いたことに関わってます。昨日のRachel Maddow Show からのクリップです。)

 

 

ただ面白いのは、こういうところに自分で行ってしっかりこのYoutubeをとってきた人がいるということですよね。

 

もちろん、これTV局から、それなりの報奨金が出そうですが、それにしても同じYoutube世代だとしても、こういうのは面白い。

 

ちなみに、ひたすらトランプと共和党右派べったりのFox Cable Newsでは、今とにかくWhistleblowerを暴露しようと懸命です。

 

そして、今週のNewsweekのCoverは、過去の有名なWhistleblowerたちに焦点を当てています。基本Whistleblowerたちのその後というのは、圧倒的にひどいものです。

 

だからこそ、昨日の証言でWhistleblowerの保護について、Adam Schiff(下院のIntelligence Committeeの委員長)が、確約させてました。

 

それにしても、いつもアメリカのNews系の記事を書くたびに思うのですが。

 

日本のメディア特派員て、英語力も基本的学力のないのかしら?

 

とにかく、日本に出てくる国際記事の内容があまりにもいつも薄いので呆れてます。

 

たまに、現地に滞在中の人に書かせると、明らかにその人の背景とかCheck せずに垂れ流させている。

 

なんというか、アメリカ人の金持ちのWannabeみたいなタイプで、うんざり。

 

私はただの、ワーママで、仕事はPersonal Financeで、背景は数学で、MBAは持っていて基本的に、リベラル。でも社会主義は現実的でないと思っている。こんな立ち位置でこの手の記事を自分で情報収集して、書いてます。

 

時間が自由なので、たとえば昨日の証言、最初の1時間半は実況で見ましたし。

 

*******

 

さて、高2になった娘、今回の社会科科目は、

アメリカ政府

 

日本で言えば、多分社会公民に当たりますが、この呼び方からしてアメリカ人と日本人の政治意識の違いを表していると思います。

 

アメリカ人として学ぶので当然アメリカの政府ですよね。

 

例えば、歴史なら日本史とちゃんというのに、なんで社会公民になってしまうのか、

他人事感が半端ないでしょう。

 

後、アメリカの場合、経済は数理的なものも含むので基本大学で取るだけです。ここも面白い。まあ、アメリカ人は日本人に比べてとにかく平均的に言って数理的なものに弱い。

 

逆に、たとえ数理的なものが不得意でも、自分の政府についてはきっちり学ばされます。

 

で、私が水曜日に興奮して弾劾審問のことを説明したら、昨日なんと

弾劾についての宿題

 

持って帰ってきました。実は昨夜は仕事が遅くまであり、Bobが手伝っていたみたいですが、娘なりに一生懸命理解しようとしていて正直感動しました。

 

で、三権分立の精神についてこう英語で説明し、だから行政の暴走を防ぐために、立法権を持つ議会が、トランプの弾劾審問を始めたのだよと言いました。

 

変な話ですが、トランプが大統領になって以来、以前よりずっと頻繁にRachel Maddow Showを見るようになり、その結果、

政治系の語彙が増えました。(あと法律用語も少し)

 

RachelのShowは他のNews Show と違い、前半はちょっとしたPolitica ScienceとPolitical Historyのセミナーみたいな感じです。

 

実際、そういう本も出しているし。前にも書きましたが、彼女は学部がStanford,そしてロードスカラーとなって、Oxford大学でPolitical Scienceの博士号をとってます。

 

Openly Gayのかたで、こちらが彼女のOfficial Website.

本だけでなくPotcastもやってます。娘に紹介しましょう。

 

さて、日本はオワコンとか他人事のように言っている間に、また安倍政権は延長し、このまま解散も、内閣不信任案もない限り最後まで継続すると、みごとに最長政権になります。その期間実に

10年になります。(正確には、2021年9月末で、3,567日)

 

しかも、安倍政権には第一次もありました。覚えてますか?さらに、彼の祖父は岸信介元総理、そして佐藤元総理は岸の弟。

 

これじゃまるで、

王朝ではないですか。

 

上級国民どうのというより、こういう事実に注目したほうが生産的ではありませんか。こういうのを例えば中学校で教えたら、皆どうなるのでしょうね。

 

でも、日本の制度は民主主義議会政治なので、選挙で変えることができるはずですよね。

 

だから、オワコンと言う前に、それこそ村単位、市単位、区単位から政治をとりもどしたほうがいいと思いませんか?

 

 

 

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