‘囀る鳥は羽ばたかない’ ヨネダコウ、劇場アニメ化というニュースをアメリカ人のBL萌仲間から聞いて、思わず絶叫です。

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ギャー、アメリカ人のBL仲間に質問されて遅ればせながら発見!! もう、ばかみたいな話で、友達がText経由でリンク送ってきて、面倒くさくてそのままにしてあったのですが、今日他のようでなんの気無しによく見たら、

え、’Saezuru’って、まさかあれ?先週の火曜日に送ってくれてきてたのに。

もう、仰天してGoogleしまくって情報チェックしました。

なんでも、何故かフジテレビが、今度BLに特化したレーベル’Blue Lynx’とやらを設立したそうで、ここの第一作がこの’囀る鳥は羽ばたかない’の劇場アニメ化のなのだそうです。

なんなのでしょう、このレーベルは。なぜかお祝いで、三浦しおんさん(筋金いりの、隠遁女子かつ腐女子)がネームを入れたキレイなBLイラストが上がってます。

ちなみにRentaでいまいろいろと、劇場アニメ化記念でやってもいます。後数日で第6巻がでるのよね。

囀る鳥は羽ばたかない 1

囀る鳥は羽ばたかない 1

囀る鳥は羽ばたかない 1

[著]ヨネダコウ

ヨネダコウの’囀る鳥は羽ばたかない’っていったら、数あるBL漫画の中でも名作中の名作ですからね。

私が、BL漫画を熱心に読み始めてからの不動のBest 3のうちのひとつですし。

ちなみに後の2つは、めでたく8巻をもって完結した’憂鬱な朝’と一応6巻で完結した’テンカウント’。

6巻目を読んでから、多分今週末に今の時点でもレビューを書くことをお約束します。ついでに、この三作のレビューが完了したので、私のNote配信第一作として、BL漫画入門をまとめようかと思っています。多分、夏に日本でまとめることになるでしょう。期待してください。

自分で言うのもなんだけど、私よりBL漫画読んでいる人はいても、私ほど気合いれてBL漫画のレビューやってる人間はそうはいないはずです。大小説家の三浦しおんさんだってBL漫画の話は、基本ほんの寸評しかやってないし。まあ、彼女には映画化しやすいBLロマンを書いていただいたほうがいいですが。

ともかく、すぐティザーPV見ましたよ。たったの36秒だけど、

オリジナルの音楽がかなりオシャレです。

矢代の横顔が本当にキレイだ。このひとは、すごく背広が似合って、どこかの貴公子かというぐらいに、美人さんに見えるときがあります。

さて、Youtubeのコメントはやたら国際色豊か。英語だけじゃありません。

あのですね、たぶんBLコンテンツ、特に漫画は日本のみなさんが考える以上に海外で人気です。

ここBaltimoreでは、1999年から2016年まで、全米で第二の規模のOtakonというanimeやコスプレファンのためのコンが毎年開かれてましたが、ちょうどVisual 系やゴスロリがこういうコン経由で入ってきたときと同じぐらいのときに、Yaoiとしてすこしずつひろまっていきましたから。

ただ、内容がないようなので、私は小さな娘がいて、なかなか夜遅くの成人指定のEventやPanelに参加できなくて寂しかったけど。

BL漫画という形でジャンルが成立する前から、たとえば’闇の末裔’あたりから、BL色の濃い少女漫画が浸透していきましたね。ああ天使禁猟区もずいぶん盛り上がっていた。(昔、ずいぶんと手のかかった大きな三枚羽のコスプレ見かけましたから。)

ともあれ、日本で実に30年かかって一つのジャンルとして成立BLコンテンツは、例えばアメリカの場合、10年もかからずに熱心なファンベースを生みました。

その一つの理由は、もちろんNetのおかげではあるのですが、後もう一つBLコンテンツ特有の理由があります。

基本、男が近づけない女性の妄想や性的な幻想を満たしてくれる上質なコンテンツは、欧米にはほぼ存在しない。これです。

日本て、いわゆる先進国でありながら、カップル文化をあまり強要しない文化なのよね。

つまり、レズビアンではないけど、男を寄せ付けない文化コンテンツが育っていて、その中で一番性的に成熟(爛熟でもいいけど)したものがBLというわけ。

まあ、日本のオタク文化はすでにもう爛熟しているし、腐女子を受け入れる男子も増加しているので、BL漫画を楽しむ男性も増えてきてます。

アメリカなんかだと、若いGayの男の子は結構オタクだと、BLも好きみたいです。BLあさっているGayの子たちOtakonでちらほら見るようになってましたから。

ただ、このアニメ映画化のニュースを色々あさっていて、ひつだけ目が点になったのは、あの

福山雅治が、’囀る’のファンだと

男性の漫画読みにとって、この漫画はどうなんでしょう。性的嗜好はともかく、この漫画にいわゆる少女漫画てきな要素は本当にないです。

なにせ、基本ヤクザの世界が舞台で、BL漫画のサブジャンルである幾多のヤクザものに比べて、’ヤクザの抗争’世界観がきっちり書き込まれてます。

ともかく、冬は日本にいけませんが、こちらでのリリースがどんな形になるか楽しみです。

フジテレビは、かって韓流ドラマやKポップで年齢を問わず、女子うまくターゲットにしたコンテンツを売りまくった過去があるので、世界展開頑張ってください。

さて、実は次のBL漫画とアニメのMeetUp,7月に開催する予定です。少し前に’抱かいち’のアニメシリーズがリリーズされたばかりなので、そのマラソン視聴が中心になると思います。

でも、日本はつくづく女の子がうるうるする、現実離れしたイケメンの造形が上手ですねえ。