確かに’Re:ゼロから始める異世界生活’は面白かったし、’Overload‘はまだ先が楽しみです。

でも、ここのところ’異世界転生チートヒーロー物のハマりやすさってレベルが違うのです。同じ異世界転生ものといっても。やっぱり、

’転生したらスライムだった件’

から始まった感じがする。

もちろんそれまでも、’異世界はスマートフォンとともに’とか、’デスマーチから始まる異世界狂想曲’とかそれなりにおもしろかったけど、基本設定の後の進め方が、

まあ男のオタク様たちはあれで十分だろうね。

 

というレベルでした。

 

というわけで、まず’転スラ’が’確率した’この’ハマりやすさ’の要素をあげていきましょう。

 

1.魔術展開と進化のシステムがとてもしっかりしている。

 

これって基本’ハリーポッター’あたりから、レベルが上ってしまったのではと思います。かなり理屈っぽいのですよね。

転生のシチュエーションに絡んで、まあ何故ヒーローの強さがチートレベルにどんどん上がっていくか、その’言い訳’にあたる裏付けがしっかりしていることがとても大事。

体系化がしっかりしていて、はっきり言ってしまえばRPGてきLevel Up のゲーム感覚でもあります。

私から見ると、公理から始まって、どんどんシステムが展開していく感じ。

たとえば、’転スラ’ですと、一番最初にユニークスキル’捕食’と、ユニークスキル’賢者’を獲得していて、それが公理にあたります。

で、スライムくんが、まずひとりぼっちの洞窟で魔素が含まれたあれこれをせっせと食べるところから、まあ進化の可能性が展開されていくわけです。

もちろんまったくのフィクションだけど、よくできたGameのルールみたいな緻密さと整合性がある。

 

私の場合、これすごくハマるかはまらないかの分かれ目です。

 

2.最初からかなり準チートレベルで強い。

コレも実はすごく大切なPatternです。

基本転生ものなので、転生前は大したことなかったということが多い。割とブラック企業で働いていたサラリーマン設定多いし、すくなくとも現世では恵まれていなかった。

まあ、冴えないオタクのための妄想世界的発想がそもそもの出だしだったりするから、妄想らしくありえないほど、

格好良く強い。

 

もちろん、転スラ’の魔王たちのようにすぐには太刀打ちできないレベルの相手もいるけど、それはまあ、いい刺激というか目標にもなるのでダイナミックにお話が動いてくれる。

 

後、チートレベルの強さがかなり理屈っぽく表現されると、とても納得して楽しめるのよね。

転生ものではないけど、チートレベルの強さゆえに、私が萌える作品の代表が、’魔法科高校の劣等生’。あれはいいい。

 

 

ただなんとなく強いのは面白くないのです。色々あって強くないとだめ。

 

3.転生前後のキャラが混じり好感度高いキャラになっている。

転スラ’の前世設定で、私が一番かんどうしたのは、’建築会社’の営業という設定。だいたいこのひと’Sim City’か’Civilization’かというのりで、部落から中世風の交換都市までつくりあげちゃってますから。

’中間管理職風、あまり波風立てずにみんなで仲良くやりましょう。’風で、基本’社長’タイプではないと自分では思っている、いわば日本的リーダーです。

で、あまり怒らないのよね。

つまり好感度のもとにあるものって、すごく強いのに

’エラソーじゃない’

 

欲がないから、どんどん伸びていくいわば日本の理想なのよね。

で、日本の理想だから、異性に関しては普通に下心はあっても、基本至って奥手のままです。だから女性の私も、ほぼのりが

ショタ萌です。

 

あと、お約束としてキャラデザインは可愛いほどいい。その点でも’転スラ’はドハマりです。

リムルは、人型でも、本来のスライムでもとにかく

愛らしい

 

それにしても、いまだどこをどう押せば、’スライムに転生’という発想が生まれるのだろう。私なんかこのタイトルのせいで、しばらく読まなかったぐらいですから。

4.よくできたファンタジー世界としての広がりがある。

 

いつも思うのですが、ファンタジーと名乗る作品には必ず地図があってほしいのです。

昔々指輪物語を読んだときなんぞは、とにかくせっせと地図をみながら、お話を追ってましたから。

つまり、地図にして追う必要があるほどの、それなりにDetailまで構築された世界があってのファンタジーだと思います。

そして、ファンタジーならではの面白さは、色々な国や地域があることが即様々な種族や生き物(モンスター)がいることを意味します。

そのそれぞれ度絡み合うことで、お話が複雑になっていくわけです。

‘転スラ’は、もちろんのこと今期期待の’賢者の孫’でも、’政治的展開’が予想外に面白くて先が楽しみだったりしますから。

まあ、ここで作者の体力差がものを言うのでしょうね。

私はまだフィクションには手を出してませんが、つくづく書くのって体力がいると実感しているので。

 

5.魅力的な脇役と、そして彼らとのシナジー効果

コレに関しては、とにかく転スラ’は神です。

 

まあ、漫画化がとてもきれいで魅力的なのも助けにはなってますが、それにしてもオタクも腐女子も、もふもふラブも全て満たしてくれるこの大判ぶるまい。

 

男女ともに美形揃いのオーガたちとか、

ワンコかするけど最強のテンペストウルフのランガとか、

 

しかも、彼らがリムルちゃんに従う経緯とか、リムルちゃんのせいで進化する経緯とかまでかきこまれていますからたまりません。

 

で、なおかつ異世界転生者は、暗くなってはいけない。基本ラノベてきギャグがきちっといれやすい関係性であることも、予定調和としての要素です。

 

では、最近私が注目しているこのジャンルの作品をご紹介。

 

 

これは、日本人サラリーマンが、3人の神様に同情されて異世界に転生します、本人は美少年に転生しますが、なんと多量のスライムを使いこなせることが、まず最初の一大特性。漫画家の絵柄がとても可愛いです。

後、結構前世の振り返りと今の境遇の辛味を割りとシリアスに入れてあるのが特徴。

ただ、今の処強い魔物とは異なる課題をクリアーして、成長中。まあ漫画はまだ3巻だし。超オススメです。

 

はい、こちらももと社畜、さらにまたまたスライム使いです。後、賢者ということになってますがいまのところ、お話の中ではその意味するものが提示されていません。漫画家の絵が正直今一ですが、魔法とスライムのお話が面白いのではまりました。

 

さて、転生チートヒーローものには、後’逆転生’と呼びたいタイプでおすすめが2つあります。

こう呼びたい理由は簡単で、基本転生前が、世界レベルのヒーローあるいはアンチ・ヒーローで、逆に転生後は能力はチートレベルではじまるものの、世界が変わっていたという設定。

こちらは、元の世界では最強のヒーロー兼魔道士だった主人公が、魔法属性を変えたいがために転生した結果、魔法に対する知識が転倒している世界で再出発するという設定です。

でも、もとの知識がありますから気持ちよくチート技をバンバン使ってくれます。後、この逆転性タイプは、基本’天然’キャラです。

 

 

そして最後は、漫画化が始まったばかりですが、 あまりにも先が気になってなんとWeb版で途中まで読んでしまった、

この主人公は、なんと人間との戦争に飽きて、2000年後に転生した、モノホンの魔王さんです。

で、一応新しい世界で魔王学院という、新たな魔王を選出すべく育てる学校が舞台ですが、何故か2000年の間に、いわば歴史が改ざんされ、自分が生きた過去とは違う歴史のもとに魔王の資格が作り上げているので、この本物の魔王さんが学校には通いだしたものの最初から不適合者という設定です。

 

これ、なんせ魔王なので結構な鬼畜キャラです。でも強さがとにかく半端なくて気持ちいです。漫画家の絵もきれいです。

で、先を読んだかんじだと、なかなか萌える美少年のサブキャラが登場する予定なのですごく期待してます。

 

では、まあそういうことで、くれぐれも読みすぎて寝不足にならないように。私これでまた調子狂わせましたから。少し落ち着こう。

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