実はさっき、ちょっと長すぎる昼寝からやっと起き出したところです。アメリカ時間もう夜の8時。昼寝から覚めるときって、必ず数分の間、
’ここはどこ?今日はいつ?’
になるのですが、今夜はしばらくの間、もう一度このまま寝てしまおうとしばらくボーッと考えてました。と、娘のピアノの練習の音。あ、娘に軽いものなにか食べさせねばと思いつた次の瞬間、あ、やばい、
まだ今日のブログ書いてない。
危うく、毎日更新の記録が止まってしまうところでした。
こんなに長い昼寝をしてしまったのにはちょっといろいろと事情があるのです。
まあ、先週は極端な低温がほぼ一週間続いたことで、正直完全に身体の調子がおかしかったのです。とにかく毎日娘を連れて帰宅する頃には、とにかく身体がぐったりして何もできない状態になってしまっていました。
基本Weekdayの遅い午後は昼寝しないし、代わりにちょっと気分転換したり、Exerciseしたりしてますが、車の運転がやる辛い道路状況もあったりして、とにかく毎日クタクタ。
で、禁断の午後の昼寝の連発。
しかも、このパターンが続いたので、土曜日の午後遅くにもまた昼寝。ですからいつも寝付きだけはいい私なのですが、いざBedにはいっても眠くならない。今週のStreamアニメもすべてみてしまって、結構11時を回っていたのに、まだ眠くならない。
で、ついRenta(電子貸本漫画アプリ)を開いてしまい、とある漫画を読み出してしまいました。この漫画第一巻が、’今日の一巻無料’だったので。
結果的に、この漫画現在出版されている残り三巻も見てしまい。
決定的に眠れなくなってた。いや、実はそのまま眠るのが怖くなってしまったのです。
で、4時近くなって、ようやくうとうとしましたが、その後9時に目覚ましで起きるはずは、又間が悪い状態で8時ちょっと前に目が覚めたのですが、なんと
右腕がものすごく痛い
これ、もろ肩にに同じような痛みが出た場合は、’50肩’と呼ばれる症状です。で、これかなりかんたんには治ってくれない。睡眠不足と低温と、ちょと寝違えたのが全て重なってこの有様。
そして、今日はSuper Bowl Sunday. ということは過去ほぼ10年間、JBAM,メリーランド商工会の唯一の大イベント、鉄板焼きレストランを借り切ってのちょっと遅めの新年会の日でした。
ですから、日曜日の朝の買い物もそそくさ済ませ、出発。ほぼ4時間後(Bingo 大会があるので長い。)に帰宅する頃には、またもやぐったり、それにプラスして腕が痛くてたまらない。こうなると出来ることは一つで、
IBプロフェンを飲んで昼寝です。
で、冒頭の記述にもどるのです。
さて、悪い睡眠パターンを更に悪化させる引き金となった漫画がこれです。
本当にこの漫画、タイトルどおりに始まります。 漫画の掲載誌は青年誌’月間アフタヌーン’(2016年連載開始)ですが、舞台は高校。目立たない女子高生刈谷優里が、ほんのちょっとしたきっかけで、同学年別クラスの青野くんに恋し、思い切って告白したところ、意外とすんなり受け入れてもらい、楽しい青春時代が始まると思いきや、
青野くん、交際2週間で交通事故で死亡。
この時点では、まだ優里がどんな女の子であるのか、ほとんど読者には分かりませんが、まあモブのJKなんて自己評価が低いと決まっている。
で、彼女は、青野くんに会いたい一心で自殺を図ろうとしますがその時、
青野くん、幽霊として再登場。
で、青野くん、幽霊であるものの、なんというか基本少女漫画に出てきそうな結構優しくていいいヤツタイプのBFとして徹底的に明るく正しく、でも普通に健康な性欲もあるDKとして描かれるのです。
ですから、このお話はまず、男の子が幽霊であることを除けば、けっこうロマコメ的にスタートするのです。
ただ、やはりいくら自己評価が低いと言っても、やはり優里は少し常道を逸脱している。彼女は’青野くん’なら何されてもいい’と強く思うあまり、’憑依を試したい’と口にしてしまうのです。その瞬間ロマコメの青野くんは、禍々しい
黒青野くんと入れ替わってしまうのです。
ここをTurning Pointとして、お話はどんどん怖くなっていきます。ただし、ホラー・ミステリーなのでこの先ネタバレは避けますね。
私は少女時代には楳図かずおを代表とする、とにかくおぞましいホラー少女漫画を一通り読んでいます。さらに、おとなになってからは、私にとって怖かった漫画は、なんと言っても山岸凉子のホラー短編集でした。
この人の作品を読んでいると、本当に何かが闇に潜んでいると感じられてしまうのです。怖い漫画がお好きな方には是非お勧めします。いわゆるキモいだけの最近のホラー漫画とは一味違いますから。
さて、椎名 うみのこの作品は、いままで私が読んだホラー漫画と比べると、全く新しい作風で、怖さも異質です。
この人の絵柄は、ちょっとダサめ、ぶっちゃけ少し少女漫画特有のふわふわ感のかける、それでもロマコメシーンは、まあそれなりの感じというレベルの代物です。
そこに、黒青野くん絡みの闇が突然侵入してくると、このギャップもあり、
背筋が寒くなるのです。
いや、昨夜最初に黒青野が登場した時はやばかった。普通は平気で怖い漫画を読んだり、BedでAmazon Prime開いてホラー映画を見たりするのですが、この時は怖かったです。
正直このままだと変な夢を見ると怯えました。ただそれでも4巻までしっかり読んでしまって逆にますます怖くなったのです。馬鹿ですね。
まあ、なんでこんなことをしたかというと、1巻がスタートした感じだと4巻ぐらいで終わるのかなあとの期待があったのです。
が、お話としてはいい意味で期待に反し、どんどん怖さの要素が広がり、さらに青野くんと優里が実は背負っているBackStoryへも広がっていきました。それは闇に潜むものの怖さだけでなく、生きている人間の恐ろしさ、何気ない愚行が引き起こすさらなる事件をも巻き込んで、
どんどん怖くなる一方なのです。
この漫画は完結した時点でもう一度ネタバレありで、分析するつもり。でも、それまではこのぐらいの関節的な説明である程度伝わればよいのですが。
ただ一つ言えるのは、あなたは4巻まで読み進んだあとで、もう一度最初から読み直しますよう。だって二度目は何気ない言葉や行動に実は、伏線や、もっと暗い意味がかくれていたりすることにどんどん気づき始めますから。そう、最初は怖いと思わなかったネームにぞくっとしたりしますから。
ともかく、4巻まで読んでしまった挙げ句、とにかく気をそらそうとあれこれ、BL漫画をしばらく読み返して自分の中の嫌な怖い感じを払拭すべく数時間潰す羽目になりました。
ロマコメシーンが、何気なく可愛らしくもあるから、そういうリア充世界を闇が侵食するときって、実に嫌なものなのです。
なにか、あまりいい結末にならないかもしれないという感じが実は高まってきていますが、それでも優里の青野くんに救いのある結末があることを、私は思わず祈りました。それにしてもこの作者さん、一体どういう想像力の持ち主なんだ。ほんとうに怖いよー。