そいうえば、この人の本も読んでみようとふと今思いました。

 

私は、彼の一番最初のTVシリーズ’Cook’s Tour’からのファンです。言ったことのない世界の国々を紹介してくれる番組って、本来もっと面白くていいはずなのに、必ず肝心のナレーター役の人のキャラがつまらない。

 

だから一番最初に、彼の’Cook’s Tour’のエピソードを今から15年ぐらい前に見たときはもう一度ではまりました。

 

さて、今朝はまた風邪の治りかけがまた停滞状態で元気が出ず、さらにクライアントとのMeetingがキャンセルされたので、そのまま家でぼーっと。Training 用のプリントを読みながら、久し振りにTVの前に座ってました。

最近はともかくわざわざアメリカのドラマを見る気にあまりなれず、TVを見ると言うと大抵はニュースか、Documentary。で、Anthony BourdainのCNNのエピソードで、ケーブルの再生可能なリストからいくつかを、ながら見してました。

 

Anthonyというひとは、基本若い頃Massachusettsのビーチタウンで、コックの見習いを始めた頃から、結構長い間マンハッタンの高級フレンチレストランでExecutive Chefをやっていたころまで、かなりドラッグをやっていた人です。それも、ヘロインからLSDまでというもうとにかく色々試してますね。

 

2000年に出版された’Kitchen Confidential’で一躍有名になり、さらに’Cook’s Tour’で大ブレイクする頃には、さすが今やアメリカでも合法化が進んでいるマリワナ以外はすべてやめたみたいです。

 

ですが、この6月8日の自殺で、この彼の黒歴史が再度注目されたのですね。

 

今日は、エキゾチックなローケーションではなく、ヨーロッパの都市ばかり拾ってみたいたのですが、いくつかは死後編集されたもので、Anthonyと中の良かった有名シェフがもう本当に泣きそうな顔をするのでこちらもらい泣き。

で、突然気になって、CMの間に自殺の原因についてGoogleしてみました。

 

最初、疑いが持たれたものの彼は薬物は何も使用していなかったそうです。まあ、方法が首吊りですから、これはもうかなりの覚悟の自殺です。

 

で、結局浮かび上がってきたのは、彼の付き合っていたイタリア人の女優さんとの間になにかあったのではというのが今の所最右翼。

 

実はこの女優さん、Parts Unknown (アンソニー世界をかける)のRome編と、Southern Italy編に、いわゆる案内役みたいな感じで登場してます。

 

Asia Argentoというひとで、なんとお父さんは、かのホラークラッシク’サスペリア’の監督Dario Argentoです。さらに、このAsiaさんは、去年ぐらいから大きく広がっていったMe Too 運動の中心人物のひとりです。

 

しかも、Anthonyの死後、逆に7年ほど前に17歳の男の子を強姦したというスキャンダルが浮上しています。まあ、これを強姦というかどうかは厳密には純粋に年齢の問題なのです。アメリカの場合成人つまり18歳以下の異性との性行為は、合意の上であっても強姦とみなされるというものです。

 

それはともかく、Rome編とSouthern Italy編を見ていて思ったのは、つくづくAnthonyときの合いそうな女性だということ。

 

これは彼女の問題というより、Anthonyという人間の本気度とそこに隠されていた感受性の問題ではと思います。

 

実は今の心理学、そしてこれは少しずつ脳内麻薬の分泌状態などで裏付けられて着ているそうですが、失恋というのは人間にとって麻薬にも負けないほどの、

’禁断症状’が凄まじい

 

のだそうです。なにしろ、自殺したくなるほど苦しむのは失恋だけですから。

 

ちょうど麻薬が、それ以外のすべてが対した価値を持たなくなってしまうように、恋愛に中毒した人間は、自分の心の拠り所をそのたったひとりに集中してしまう。

確かに言われてみればそれは納得いきます。

 

私は二度、きつい失恋をしています。一度目は20代、中盤。そして二度目は30代の終わり。

 

流石に、この30代の一件の後からは、男性を好きになっても最終的に自分の一定の立ち位置は失わないように、境界を引くようになったことを覚えています。

 

今は、娘がいるのでぶっちゃけ恋愛はあまり必要ないので楽ですが。

 

思うに、死んでしまったのは惜しいけど、なんというかなんでこのAnthony Bourdainという人がたくさんの人を引きつけるのかとても納得が行った感じです。

 

少し前にポリアモリーの話をしましたが、個々へ着て少し恋愛の意味について次は話したいと思います。

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