元気は少し戻ってきましたが、声が出なくなりました。娘は今日から冬休みでこれからしばらく仕事は家からこなす感じです。
さて私は2チャンネルには近づきません。昔々のぞいてあまりの荒み具合に怖気づいて二度と戻りませんでした。
でもまあ、いわゆるコメントを読むのはそれなりにやめられない。だってその時々の空気がある程度分かるでしょう。
んで、コメントが完全オープンなので、東洋経済オンラインで記事を読んだ場合はほぼ必ずコメントを読むのですが、東洋さんて何故か婚活とか、家族関係絡みの記事が、他の同業ポータルに比べて多いのです。
さらに、割と最近読むのが晩婚、でつい昨日読んだのが50代後半の男性が、若い女性と結婚する話だったのですが。彼は何が何でも子供が欲しくて、かなり年下の相手を探していて、でもちろん日本人の相手は見つからず、結局最初は難色を示していた東南アジア出身の20代の相手とめでたく落ち着きすでに子供もできたそうです。
少子化が加速してしかも、誰も何もしないのが今の日本ですよ。だからこういうのって、まあ解決法の一つとして歓迎されるのだと思っていたのですが。
甘かった。
もう罵詈雑言でしたよ。コメント
まず、人身売買呼ばわりがすごかった。いや、そこまで言うか。恋愛結婚なんてものは、基本欧米諸国から生まれた、ロマンチック幻想です。
日本だって昭和までは、お見合いが中心で、普通の人はあまり深く考えずに、そこそこで現実を受け入れて結婚することが多かった。だから、それなりの幸せを目指して、日本の一応稼ぎの良い50男が、東南アジアの健康な若い女性と婚姻することによって、子供が生まれるのならめでたいと思います。
そりゃ、20代に日本女性は、早々50代の一般男性とそう簡単には結婚しないでしょう。自分で好きな相手を選べるポジションにいたら、老け専でもない限り自分好みの相手がいいに決まっている。でも、相手が億万長者だったら、後妻になんて話はそこら中にあるでしょう。
私は、そういう関係にわざわざ、上から目線で批判する気にはなれない。
なんかこのやたらNegativeなコメントの数々を見て、いろいろ今の日本の息苦しさのパターンが見えてきましたね。
年の差婚上等でしょう。
基本的に生物学的に見れば、20代で年齢の近い人間が関係を結んで子供を作るのに一番適しているわけです。
でも、原始時代ではあるまいし、今の世界で子供を育てるとなると経済的基盤を始めとしてものすごい負担が親にかかります。ですから、そうそう人生の早い時期で他のすべてを犠牲にして子育てをしたいかというと、
無理ゲーでしょう。
話は飛びますが、私はLife Shiftを読んだ時にものすごく腹を立てたことがあります。この本、人間の人生が100年になるのが当たり前になる時代が来る。で、その前提で色々な今の人生設計が通用しなくなるから、どうしようかなんて話なのに。
妊娠は35歳までが前提というアナクロニズム
あのさー、100歳まで生きるのだって、すべて現代医学の発展のおかげでしょう。
まあ、私自身に、3回結婚してますから。でも、めでたくReproductive Technologyのちからを借りて子供を持てたのは3度めの結婚です。ちなみにBob (今のHusband)は私より10歳以上年下です。
ですから、そんな私からしたら、とにかく若い相手が見つかって、お互い納得して結婚して子供もできたなら、もう祝福しかないでしょう。
子供を得る方法はもうなんだっていい。
日本って、ものすごくガチな家族像にはまらない全てを排除する傾向強いでしょう。
でも、子供をもちたいなら、別に実子以外でも色々な方法がある。
一番Basicなのが、人工授精。
これも、精子や卵子のドナーを頼れば、健康は子宮は60歳以上まで、胎児を育て上げることができます。
アメリカの場合、若いうちに受精卵を保存する研究何ていうのもどんどん進んでいる。
さらに、逆に代理母という形を取ることもできます。これは人工授精後の受精卵を、第三者の女性の子宮で育ててもらうと言う方法。
個々までのケースは、アメリカの法律の場合すべて実子扱いです。
さらに日本と違い、養子縁組、Adoptionがものすごく盛んです。
逆に、明らかにAdoptionとわかる親子を見かけることが結構多いので、世間の方もごく当たり前に受け入れているのです。
これ、日本はまだすごく遅れているでしょう。
で、コメントに戻ると私が実は一番腹を立てたのは、50歳ならもう子供は諦めろという理由の一つで、それは
親が年食っていると子供が可愛そうだというもの。
こういうこと未だに言う奴らって、本当にぎちぎちの家族像しか受け入れられないって言っているのと同じだということに気づいているのだろうか。
うちのBobの友人の一人は、Transexualです。彼は、まだ女性だった時に子供を生んで、其の後性転換して、今は男性のカップルとして子供を育てています。
娘の前に行っていた学校には、レズビアンの結婚したカップルにAdoptされて、人種的にはアメリカIndianの女の子がいて、うちの子はその子のことをすごく気に入っていた。あの頃の娘はまだCommunication 能力がかなり低かったので、あまりたくさん遊べなかったけど。
そういえば、私最近白髪染めやめたのよね。
あ、これきっと日本では後ろ指刺されるのでしょうね。娘は高校生なのに母親が老けすぎているって。
こっちにいると、まわりに結構高齢出産した人が多いので、別に私ひとり年増の親って感じにもならないし、別にだからどうなのってのが基本態度です。
最近になって日本もやっと、今までのような働き方に未来はない、という考え方がすこしづつだけど行き渡ってきてる感あります。
それと同時に、今までと同じような形の家族に執着するのもいい加減にやめたほうがいいでしょう。大体、20代どころか、30代になってもまだとてもじゃないけど親になりたいという欲望を持てない人間がどんどん増えてきているのですよ。
私だってそうでしたから。
だったら、社会も、お互いも、そこまでをふくめてのライフ・シフト受け入れてもいいんじゃないでしょうか。
親になりたいと思った時に親になるのが一番幸せです。それは子孫を残したいという衝動とは違い、
心から誰かを育てたいと思う欲望といえばいいのかしら。