ところでTVの良い所は具体的な内容である限り、そしてあまり高級内容ではない限りまあまあ見てれば分かる部分多いですよね。

ですから辞書を引かないで読むのににた効果があります。

さて天気予報とニュースから始まった私のTV英語修行は、ソープそしてミニシリーズへと写っていきます。
ソープはもちろんアメリカ版昼メロのこと。昼メロのスポンサーといえば洗剤と言う時代が黄金時代を築いたので、こう呼ばれるようになりました。
ミニシリーズは日本で言えば特番タイプのドラマ。こっちの場合、一発二時間とかいうより、これを数週間に渡ってやることが多いのです。
ただ、あの頃はまだドラマ番組というとまだ3大ネットワークの時代でした。で、逆に今よりも大時代な夜メロが結構あったのです。
本質的には、昼メロと内容は同じタイプなのです。
やたらContrived(これはむりに持って回った、やりすぎの、と言った感じの話のすじとか形容する時によく使います。)な人間関係、それも基本的にお金と愛欲の世界です。
ただ、昼と違う点が3つあります。
まずお金がかかっているので、セットも衣装もゴージャス。大体、超富裕層のお話ですね。私が見ていたのはもろ80年代だったし。
そして、役者は昔有名だった映画スターと新人の若手と言う組み合わせが多い。
そして、昼メロと違って編集が映画っぽくって、話がどんどん進んでくれます。無理のある筋とかもありますが、ハラハラドキドキで引き込まれます。
まあ、正直あまり’知的’な番組ではありません。で、芝居はもしろん大げさで、結構紋きりがたも多い。でも、ということは

分かりやすいのです。

 

私が一番ハマったシリーズが Dynasty。 Youtubeで当時の予告編を見ることができます。

実はこのシリーズ最近になってリメイクされてます。これもYoutubeで見ることができますが、たぶんオリジナルよりは早口だと思います。

あと、キャストのアップデート具合が面白い。黒人キャストやゲイのキャラクターとかに入れ替えられた役柄がいくつかあります。

何よりおかしいのは、昔の40代の設定って今よりずっと老けていること。

丁度同じころ、もうひとつはまったタイプの番組があります。それはTV法廷もの。これ日本じゃ考えられないんじゃないでしょうか。
アメリカの場合、賠償金、慰謝料などの金額上限が非常に低いSmall Claim Courtという日本の簡易裁判所よりもっと小さなケースを扱う裁判所があります。
一番多いのが大家さんと店子のもめごとですから、せいぜい数十万ぐらいまでですね。これをしっかりTVでやるのです。
TVとはいっても、参加者はまえもって契約書にサインしてますから、判決は法的に最終的なものとして有効です。
これ面白かったですよ。最初に一番ショックをうけたのは、原告も被告もまったくどうどうとしていたこと。言い分だけ聞いているとどちらもすごく自分が正しいと信じて疑っていないのがはっきりわかります。これ内容からするとどう考えても片方が圧倒的に正しそうでもかわりません。
英語と言う面から見ると、すべて事実関係の確認、時間列の検討などがベースになりますから耳がなれてきてわかってきます。まあ、訛りのきつい人もいますが。ただ一応裁判所なので、みなきちんと話そうとはします。だから普通の会話よりわかりやすいのです。
もちろん裁判官は、はっきりと言葉を選びながら話しますからさらにフォローしやすい。
法廷がCourt判決がJudgement,原告がPlaintiff,被告がDefendantです。
あと、ひとに物を論理的に説明するときはこうやるといいのだなとか、勉強になります。私が見ていた’People’s Court’はいまでもやっていて、Youtubeでも見られます。
すぐはあまりわからなくても、だんだん耳がなれてきますのでがんばってください。これ英語的なものの説明の仕方の勉強にもなります。

こうやってTVをかなり見ていたのはやはり学部時代です。

 

なにせ娯楽といったら学内のフィルム科と外国語学科が主催していた映画ぐらいしかなかったので、TVの気に入った番組は結構楽しみにしていました。

私が車の免許をとったのが、なにせ学部卒業の夏だったので、どこへもいけませんでした。

 

ただ幸運なことがありました。

確か大学の二年目のころ、フィルム科が

日本映画の特集をしていたのです。

ですから、日本語の映画に英語の字幕がついているものをずいぶんと見ました。

今ですとおすすめはなんといってもアニメです。

アメリカではアニメ、字幕付きと、吹き替えと両方ありますが、英語字幕つきけっこうおおいですよ。大体私がストリームで見ているのはすべて英語字幕付きですから。

たとえば今シーズン楽しみなシリーズの一つ’転生したらスライムだった件’とか。

字幕を読みながら話を追ってみてください。

 

そして、あのころ外国語学科のほうも楽しみでした。これも英語に字幕がつく英語圏外の映画ばかりだったので。

 

これでずいぶん速読に目がなれましたね。でも、字幕はたいていあまり長くないのでできるようになりますよ。

 

ここまで連載してきましたがお知らせです、いろいろ考えて年内にはこの連載と並行して週一ペースでYoutubeバージョンを開始しようと思います。

期待してくださいね。

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