実は基本的に、メディアもBidenサポーターも、ほぼトランプが再選されることはないだろうと思っています。

これが普通の年で、普通の共和党の現職大統領がここまで

 

酷いPollsだったら、基本負け確定

 

そのぐらい、ずーっとPollsによる予想は正確でした。で、2016年どうしたあんな結果が出たかについては、昨日の記事で詳しく書きました。

 

なぜバイデン圧倒的有利なのか、そしてなぜそれでもなおかつ民主党がぴりぴりしているのか。

 

で、昨日の記事の最後で、今回は郵便による投票日前の投票が多いということに触れました。

 

次の短い動画を見ていただけばわかるのですが、この郵便による投票の開票結果が遅い州は、最終的な結果がでるのが遅れるわけです。

 

 

あ、もうひとつ、アメリカの大統領選挙のやり方になじみのないかたに、選挙人についての説明のVideoをあげますね。

 

 

選挙人、Electral  collegeといいます。これが州ごとに一定の人数を与えられます。で、その州で最多の票を獲得した候補者が、その州の選挙人を取ります。

 

で、最終的に過半数の選挙人を取った候補者が、次のアメリカ大統領になるわけです。

 

さて、この結果何が起きるかというと、

 

総投票数で勝っても、選挙人数で負ける

 

で、戦後これが起きたのは2回だけ。どちらも共和党の候補者で、G.W. Bush前大統領と、もちろん2016年のTrump 大統領です。

 

ちなみに、Trumpは、昨日も書きましたが、ヒラリーになんと約300万票負けています。

 

さて、アメリカ全体のPollsでは、すでに

選挙人制度廃止が過半数

 

ただし、廃止は簡単ではありません。過半数よりもっと大きなサポートが必要です。というのは今のところ、選挙人制度は、アメリカ合衆国憲法の12条によって定められているからです。

 

さて、そもそも、こんなものがなぜできたのかというと、これはアメリカの黒人奴隷が解放され、選挙権を獲得することで、いわばもともと奴隷を抱え込んでいた南部州が、白人の利害を守るために、選挙人という制度にこだわったといわれています。

 

さらに、黒人が選挙権を獲得した後も、主に共和党地盤の州で、黒人をTargetにした選挙妨害が、手を変え品をかえ行われてきたわけです。

 

 

ただそれでも、ObamaやClintonが大統領になった時は、熱心な黒人票が、選挙当日それこそ何時間も列で待ちながら、せっせと投票し、最終的にアメリカの多数決が、選挙人の過半数にも反映されたわけです。

 

さて、もはや2020年ですし、実は2016年に比べても、Pollsはさらに正確になっているので、本来州ごとの、当確アナウンスメントはかなりアッとゆう間におこなわれ、だからこそ大統領は、遅い時でも丁度真夜中ぐらいに決まるものなのです。

 

ところが今年は、

 

コロナ禍で、とにかく早期投票や、郵便による投票が超多い

 

で、ややこしいことに、まずすでに投じられた票に関しては、圧倒的に民主党がリードしてます。でも、明日の当日は、Turn out次第。すごく共和党の当日投票が多い州が出てくる可能性もあります。

 

となると、州によってはPollsよりはずーっと接戦の可能性もあるのです。

 

そして、厄介なことに、この郵便投票がやたら多く、さらに郵便投票の集計が選挙日当時に終わらない州が、

 

接戦州だったりするのです。

 

というわけで、当日票の結果次第で、接戦州の結果が出るのが遅れる可能性がまだ結構あります。

 

ですから、そもそも、最後の最後まで、全米レベルのBidenのリードは安定しており、Biden勝利がかなり色濃くなってきたのですが、

 

もし長引いたら、トランプはいろいろと怖いことをすでに言ってます。

 

だから、私たちのピリピリはまだ収まらないのです。

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