2015年以来、毎夏妹は、私と娘を伊豆小旅行に招待してくれます。

といっても、妹はもはや子供のような愛犬がいるので、お宿はいつも同じ。

という愛犬家のための、修善寺温泉にある割烹旅館です。

 

さて今回は、前日遅くまで仕事絡みの会合に出てきた妹が寝坊して、さらに急な手配を済ませねばならず、東京を出発したのが、9時半

で、中央高速に入り八王子までが、本当に酷い渋滞でここを抜けたのが11時半

そして、最初のSA談合坂に着いたのが、何と1時半でした。

 

さらに、このサービスエリアが、ものすごく混んでいて、しかも小さめのSAなので、食事はフードコートのみ。

娘が食べられるようなメニューがほとんどなく、コンビニもない。唐揚げ定食を取ってやったのですが、ご飯とお味噌汁以外ほとんどたべません。私も、すごくお腹が空いていたにもかかわらず、かなり残しました。正直あまり美味しくなかった。

ただそのあと、当地限定の、巨峰ブドウソフトクリームは、しっかりたべましたが。

 

ちなみに、談合坂は、東京の猛暑と全く同じ天候で、

死ぬほど暑く、熱中症にかかりかけました。車内でポカリスエットばかり飲み続けましたから。

とにかく、ここまでは本当に暑かったのです。

 

さて、白糸の滝に向かうには、中央高速から、河口湖を目指し、ちょうど富士急ハイランドのあるあたりで高速を降ります。

で、この後東京からすると富士山の裏側を富士宮を目指して走っていきます。

 

気がつかないうちに高度が上がり、あんなに熱かった窓ガラスがひんやりしてきたのにびっくり。

窓を開けると、風が気持ちよく感じられるほど気温が下がってます。

高速ではないので時間はかかりますが、打って変わって気持ちのいいドライブとなります。

 

感じとして、大量の観光客が訪れるのは、河口湖と山中湖の中間にある忍野八海までで、たとえば、氷穴でさえ、それ程混みません。

裏側を、ぐるっと回るコースなので、富士宮に近いお目当ての白糸の滝に到着したのは4時すぎでした。

 

2016年以来毎年連れてきてもらってますが、いつ来てもとにかく観光バスがすくない。この日は一台のみ。乗用車用の駐車場は、まだ8分どおり埋まってましたが。

 

ここは駐車場のすぐ隣にまずビジターセンターがあり、そこから滝に向かって歩いていくのです。

気温は、時折風が吹くと涼しくは感じるけど、まあ普通の夏の暑さ、多分湿気がおおい29度ぐらいに感じでしょうか。

 

まずさいしょに音止の滝が左手に見えます。普通にナイスな滝。でもさすがに水が綺麗。滝以上に滝壺の色合いが冴えていました。

 

 

この後お土産屋の列が終わるところから白糸の滝が、見え始め聞こえ始めます。

ここから階段を一気に下っていきますが、この階段のあたりから冷たい水飛沫が感じられるようになり涼しくさえなってくるのです。

 

私は滝があるとまめに訪れるようにするたちです。

 

日光の華厳の滝をはじめとする有名な滝にも何回か言ってますし、アメリカとカナダ国境に広がるかのナイアガラの滝にもいきました。

 

滝の水飛沫はそれぞれの滝を包括する生態系を包んでいるわけですが、例えばナイアガラの滝は、とにかく水量がおおすぎて、ある程度の以上近く場合は、完全な雨用の装備が必要です。

 

ところが、白糸の滝の場合、いく筋もの細い滝が馬蹄形の崖沿いに広がりそれが、飛沫のべールを訪れるものたちの上に広げるのです。

さらにこのベールは滝の生態系全体を包み込み、植物群をこの上なく潤していきます。

 

清涼という言葉は、この滝を表すためにあるのでしょう。

 

日本に住んでいた頃は富士山が、何故外国人にあそこまで深い印象を与えるのかわかりませんでしたが、今アメリカに住み、日本に定期的に訪れるようになって、逆に富士山を見ると、

ああ、ありがたいと、手を合わせてしまうのです。

 

そんな霊場富士山にあって、この白糸の滝はなかでも、もっとも清らかなパワースポットです。

 

そういえば、妹の会社でやっている工事が、ここから遠くないところにあり、最近役員の一人をここへ連れてきたら、凄くビックリされたそうです。

 

白糸の滝は、富士山を巡る名所のひとつですから、名前も知られてるし写真も行き渡っています。でも、この滝こそ直に体験しないとその素晴らしさはわかりずらい。だからかれもビックリしたのです。

 

私は、指輪物語が好きなので、ここを最初におとずれたときは、エルフの隠れ里リバンデールを思いうかべました。

 

もしあなたが関東在住で、車を借りることができるのでしたら、是非いつか訪れてみてください。

 

私は、いつか冬に訪れてみたい。

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