ほぼ40年ぶりに訪れた、有楽町から数寄屋橋界隈、たった一軒だけ残っていたのは銀座千疋屋だけ、アメリカでよく夢に見たあたり

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さすがに、毎日新しい内容の更新がきつくなってきました。正直、初期に書いたもの出リライトしたいものもあるし、いくつかのHotな話題関連を除いて、このブログを訪れる人は、かなり興味がバラバラ。

記事もすでに1,000本超したし、この先どんなペースで書けばいいのだろうと悩み始めていたところでした。

ともあれ、今日は午後やっと

新しいパスポートを取りに行ってきました。

そもそも、この有楽町のパスポートセンターで更新したのも、アメリカに行って以来初めて。以前ここに来たときは、確か都営新宿線と、丸の内線あたりを乗り継いできたかしら。今は三田線があるのでこの乗り換えが一番ですが。

無事、10年続くパスポートを受け取って、ああ、結構これが最後の更新になる可能性あるかなあと思いました。正直、こうやってだんだん自分が結構長く生きてしまったんだと身に染みてしまう。

ともあれ、またいつここへ来るのかわからないし、2015年以来日本に定期的に来るようになったものの、コロナ前は、中国人の爆買い客がいやで、避けていた銀座に足を向けました。

有楽町から銀座一丁目にでて、ここから銀座通りを4丁目の交差点に向けて歩きます。

やたら、世界の主要都市なら必ずある、

高級ブランドの旗艦店ばかり目について、New Yorkみたいでつまらなくなってる

そして、そういうお店の入り口には、かならずまあコロナ対策でもあるんでしょうが、警備員さんみたいな黒服がたっている。

あ、4丁目の交差点のすぐ手前に、Apple の旗艦店もありました。

ともあれ、入ってみたいようなお店がなかったのですが、と、

山野楽器店のビル健在

さっそく、3階の楽譜売り場に行きました。

ピアノの楽譜集の充実すごいです。ネットでも楽譜が見つからなかった、私の大好きなErik Satieのちょっとシャンソン風な、Je te Veuxがはいいているやつがあったので即買い。あと、娘用に、たぶんダブルの多いかもしれないけど、またマリオの曲がたくさん入った楽譜集もピックしてキャッシャーに進んだら、

なんと、あつ森のピアノアレンジ集が出ていたので、ギャーと叫んですぐこれも買いました。

あと、ピアノや楽譜がテーマのかわいい小物も結構ありましたが、そこはぐっと抑えて買いませんでした。

それにしても、任天堂のゲーム曲は、

やたら楽譜集が高い

まあ、ゲームはコスパ最高だと思っているので、許します。

そして、

銀座4丁目の交差点を数寄屋橋に向かって右折

銀座と一口にいっても、高校時代以来、一番好きだったのがこの辺りでした。

まず、ここにしかなかった

イエナ書店という洋書屋さん

私がいってた頃は、まだ一階にあって、ここで最後の買った洋書は、Paperbackの、英語版のちょっと哲学している、無限に関してのあれこれの長いエッセイで、8割がた読んだことを覚えている。

アメリカにわたる直前は、ここで英語版のコスモポリタンやら、軽めの雑誌を買って、まとめっぽい日本語での記事を書いて、資料費として出してもらったことをよく覚えている。

そして、銀座千疋屋。

そもそも、まだ小学生のころ、ここで生まれて初めてグレープフルーツを食べて、なぜかとても好きになってしまった。そのころって、バナナですら高級果物だったというミドル昭和です。

それから、私の千疋屋での好物はミルクの中に、果汁で作ったゼリーが浮かんでいるミルクゼリーに代わりましたが。

千疋屋は令和の今日もほぼ同じような趣で開いていたのですが、私の好きゼリーミルクはなかった。仕方なくパフェと、紅茶を頼んだけど重すぎた。なんというか、どのメニューも重すぎる。フルーツサンドはいまだあったけど、私これは昔からあまり好きじゃなかったのでパス。

そして、本当になんだかんだとよく言っていた、

ソニープラザ

ここの地下二階が、昔はいわゆるアメリカ風のドラッグストアになっていて、まだそれほどおしゃれな雑貨屋さんがなかった時代に、それほど高くはないけど、ほかではなかなか手に入らない、ステーショナリーだとか、おしゃれなでもいわゆる高級品ではない、そして他ではなかなか見かけないコスメとか買ってました。

あのころ、確か

Loveなんていうコスメブランドがあって、今思うとほんとかわいかったよね。

そして、地下一階にカフェもあったのですが、ここの売りが、

アメリカ風パンケーキ

日本の定番のホットケーキより薄くて、軽い。そして付け合わせが、アメリカ風に塩辛いものが多いのです。私はベーコン添えが大好きでした。関係ないけど、日本ておいしいベーコンやハムがなかなか普通のスーパーで手に入らないですね。

こういう、そこまで高くはないけど、おしゃれで、そして気持ちよくおいしかったものは、令和の日本ではたぶんごく簡単に手に入るもので、ありがたみがないから、

ああ、もうときめきもないのですね。

さっき、Satieの楽譜集を買ってきたので、このブログを書きながら、Back のYoutubeでSatieのPiano 曲を流しています。

ちょっとメランコリーになりましたが、でもこれも悪い気分ではないのかもしれない

ともあれ、ほぼ40年ぶりに訪れたソニープラザの地は、よくわからない人工的な廃墟のような空間に変貌していました。