出会いも旅も関係ない。異世界転生を夢見る準ヒッキーに捧ぐ、30歳で留学して博士号取った70歳私がすすめる、人生リセット

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アメリカへ留学する直前の私は、今でいうところの非リア充でした。

準ヒッキーともいえる。親べったりの依存型ヒッキーではなく、最近の異世界転生ラノベの転生前の設定によくあるパターン。

経済的には自立しているけど、完全非リア充。

まあ、1980年代前半だったから、今ほど非リア充向けの環境がそろっていたわけじゃないです。

パソコンは黎明期だし。スマホどころか、まだ日本で携帯普及してなかったし、なにより

Netがありませんでした!!

あ、オリジナルのブログの投稿第一弾で、ここのところかいています。

初めてのRPG- Wizardry 1984 そして私は人生をリセットしました。

あのころは、GameのWizardryに比べて、現実がとても味気なく夢のないものに見えた。そのころは、フリーのライターとかやっていて、丁度女性ライターブームとやらが始まるころで、私もそのまま日本にいれば、それなりのレベルの、まあ、女の物書きの一人としてやっていたのかもしれないけど

どうも、それは私が子供のころから憧れていた世界ではない。

だって、私、そもそも、ゴリゴリのリケジョでしたから

で、1984年12月8日、私は成田空港から日本の外へと向かった。30歳だった。留学までの準備とかほかのところで書いてますが、最大のモチベは、兎に角

人生リセットしたい

そして、アメリカの大学に通い始めてみると、別に大したところじゃなかったのに、とにかく

勉強ばっかり

そもそも、アメリカに行って、初めて大学一年生から始めて、まあ、英語でついていかなくてはいけないので、大変だし。卒業なんとでもしたいし。

ただ、不思議と、どのクラスもそれなりに楽しくて仕方がなかった、ここ大事です。世界が広がるってこういうコトなのねと、私は実感した。

勉強したから、理解できた

さて、アメリカの大学へ行ったって、そこそこ非リア充状態にあまり変化なかったし。

で、大学時代は、なんせやっと日本から取り寄せたワープロは、一行分しか変更が効かないという、超原始的な機能で、パソコンなんて高くて買えない。ということで、その後かなり長い間Gameには縁がなくなってしまった。

で、一番の楽しみは、

本を読むこと

まあいまだに、読書が一番楽しみだけど、私が40年アメリカにいる間に、世界はずいぶん変わってしまった。

一番怖いのは、今の私たちが、量だけの情報量に溺れきっていて、かくいう私も、日本語版とキンドルを10年前に手に入れてから、あっという間に読みやすすぎるラノベ(異世界転生物大好きです。)中毒に、なってしまった。固い本をきちんと読む時間がもちろん、ものすごく減った。

でもね、このままだとつまらないと思っているよね。

ちなみに、私の時間泥棒であるラノベだけど、一つだけいいこともある

読者の欲望と妄想がどんどん進化、深化していく流れが俯瞰できたりすること

とりあえず、まあ女性読者向けの、異世界ハーレクインタイプを別にすると、

異世界ものでほら、現世の知恵を使って、異世界で無双するやつ。まあ、戦記ものもあるけど、一番笑うのは、異世界で事業起こしたり、領地経営したりする話が最近増えているのよね。なんで、ファンタジーで、税金や村おこしや農地開拓の話になるんですかと、つっこみたくもなるけど、

こういう読者が気づいたのは、別にファンタジー世界で、ファンタジー世界ぽいことをしたいのではなくて、兎に角ここではないどこかで、今の生活をもっとアップグレードして、自分の能力向上やら、生活の質向上に励みたいのが本音でしょう。

まあ、異世界転生って、究極の人生リセットだし。

Hertopos より アメリカ東海岸にて