Netもスマホもない時代に30歳で留学した私が伝える 英語力増強法 その4 天気予報と選挙戦

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アメリカにやってきたのが、1984年の12月で、Ohio州、クリーブランドから1時間ちょっとのところにある、KentStateUniversityというあまり巨大でない州立大学が私が学部レベルでの留学先に選んだ目的地でした。
大体、留学一年目なんて、寂しいことこの上ないのが現実です。だからこそ、下手に日本人の多いところなんていくと、とてもじゃないけど寂しさに負けて他の日本人とつるんでしまうパターンが多いのですね。
だからこそ、そんな日本人コミュニティのあるところは避けなくてはだめ。で、アメリカ人とまともに付き合えるようになるまでは、クラスに行き勉強する以外は、もう

ひきこもりと同じ、自分だけがおしゃべりの相手です。

でそんな日々をとにかくがり勉で明け暮れ、持ってきた日本語の本もすっかり読みつくしてしまいでも、まだ英語の雑誌をそうそう気軽に楽しめるほどの英語力はなく、気晴らしにはまったのが実は

天気予報だったのです。

私あのころ夜11時のローカルニュースの天気予報が本当に楽しみだったのです。
本当に根暗でしょう。
私がはまったのは、結構ローカル有名人のお天気おじさんがホストをするローカル局予報コーナーでした。
お天気そのものだけでなく、季節がらみのお知らせとかイベントの話も多く、このおじさん自身が入れ込んでいるものもありました。一番有名なのが、映画のタイトルにもなりましたが、

Groundhog day

これはGoundHogといういたちと狸の中間ぐらいの小動物の行動パターンで、その年の冬の終わる時期を占うと言うものです。伝統的には2月の2日。
確かこのとしはGroundhogがいそいそとでてきたので冬の終わりは遠いという結果だったと思います。
まだ、Newsがいまいち分かりにくかったころ、そのおじさんのとてもクリアーな英語が、私にとってはじめて8割がた理解できた、最初の本物の英語でした。
考えても見てください。いくらなんでもSnowとかCloudy とかすぐわかるし、HighとかLowとかいってればああこれ気温のことかと分かるし。
あ、すべて華氏がなので、最初はしょっちゅう頭の中で換算してました。おかげで、摂氏と華氏の変換表が頭の中にできました。
英語のヒアリングまるでと言う人、まずは天気予報から始めてみましょう。自信がつきます。もちろん、読むにしてもとにかく単語が限られているので、すぐなれてきます。でなれると、辞書なしで読めてさらに自信が付きます。
あ、もちろん前回紹介したジャンル別和英を使えば、気象用語の逆引きができて便利ですね。
それと、アメリカの天気はちょっと不謹慎ですが半端なくスケールが大きいので面白いです。
もちろん、今でしたらウエブでかんたんに色々チェックできます。Videoも色々多いしおもしろいですよ。
こちらがアメリカで一番大きなお天気サイトです。ぜひ試してみてください。
Timelyなお勧めもうひとつ、
今年は、アメリカの大統領選挙の年です。11月5日が、投票日
というわけで、日本の6日朝から開票速報が始まりますので、この連載をまめに読んでいる方は、アメリカ3大Network系と、CNNの開票速報ページをチェックしてください。
最初に強調しましたが、英語はまずたくさん読むことが大事だと思います。

こちらがMSNBC

そしてこちらがCNN

例の、カテゴリー別辞典で、選挙関係の単語を前もって拾っておきましょう。こういうの、今だったら、辞書もっていなくても、Chat GptとかGoogleで、見つけられそうですね。まあ、辞書としてもっていると、便利ではあるけど、今風にやるなら、Notionあたりで、自分でカテゴリー別の単語帳作ってもいいですよね。
もちろん、Youtubeでも、ライブ動画バンバンあがります。ただ、ヒアリング初心者にはきついと思います。文章で読むほうがずっととっつきやすいと思います。政治関連の英語は、喋る人が、なんというかまあ、高学歴の方が多いので、語彙の程度が高い。
ちょっと、裏技ですが、その点英語のヒアリングだけなら、トランプ元大統領のスピーチはお勧めです。とにかくこの方の英語は、ほぼ中学中退で分かるレベルなので、それと、長いセンテンスがあまりないので、ヒアリングの初心者でもとっつきが良いと思います。
あ、くれぐれも、日本語の字幕は消すように、英語の、Hearing Imparied用の字幕は、いいですけど。