さて、私の英語力増強は留学のためでしたから、普通に考えて会話学校に一応通っていました。でも、振り返ってみると会話学校の授業そのモノが役に立ったという感じははっきり言ってなかったです。
それより、昔はカセットテープのWalkmanを使って、FEN(Far East Network )のラジオを録音したものをせっせと移動中に聞いてました。
でも今だったら、
スマホがありますよね。
もうなんていい時代なの。
ただで、膨大かつバラエティ豊かなコンテンツにいくらでもアクセスできるわけでしょう。
なのに、日本人が英語力向上したなんて話全く聞きませんよね。
これって結局、
英語を使う必然性がないからでしょう。
私は、とにかく通じさせようという意欲さえあればどうにかなるものだと確信している人間です。これってもう、ほぼ究極のサバイバルスキルの問題だと思います。
私自身の例をあげます。英語では説得力がないので、むかしむかし私の二度目の夫になった人がなんとポルトガルでPostDocを2年やることになった、1998年かな。
確か秋口に、私は休暇をとって彼を訪問しました。さすが3ヶ月ほどポルトガル語のテープを買って通勤の車のなかで聞いてました。でも、本当にそれだけです。
で、彼が仕事をしている間に、ひとりでずんずんと出かけていきました。
前もって調べておいた情報をたよりに、付いてから場所や日次をたしかめ、リスボンの蚤の市にだっていってきました。もちろんひとりでね。大きなショッピングモールと違って蚤の市は英語通じませんでした。でも、しっかりいろいろ買いいましたよ。
ポルトガルは真鍮製のものがお勧めと言う情報のとおり、タロットカードの正義のカードの絵によくある、目隠しして天秤をもってる女神様の置物とか、しっかり手に入れてきました。もちろん値切りました。(父に高そうなものはすべて値切れといって育った私です。)
つまり会話力というのは本来度胸とかCommunication能力が重要なのであって、語学力の問題とはちょっと違う。あと、’こんな発音だと恥ずかしい、とか、伝わらなかったらどうしよう’とか考えているうちは、たぶん無理に外国語でCommunicateする必然性はないのです。
しつこく言いますが、まだスマホなんてない時代です。
もうひとつ、私の体験談から、
実は昔々、中2のとき、父が彼の友人の駐在先にホームステイのアレンジメントをしてくれたのです。5週間サンフランシスコにいました。その時、2週間弱だけ、父の友人がアメリカ人のおばあさんで日本人の学生のホームステイを受け入れてくれた先を探してくれ、そこに一人で彼女のところにHome Stayするはめになりました。
私の変なところはたぶん、こういう状況がむしろ好きなところです。
今なら異世界転生気分?!
さて、アメリカがきっと体にあったのでしょう。かなりプライベートな話で申し訳ないのですが、私はたった5週間の間に5cmも背がのび、さらに、このアメリカ人のおばあさんの家にいるときになんと
初潮をむかえたのです。
今なら、Periodが始まったというところですが、(英語で一番一般的な女性の整理は、Period です。)その時は何も知らず、でも一生懸命自分の状況を説明する表現を考えました。で、こういったのです。
’Well, I was a girl yesterday. Today, I became a woman!!’.
もう、一発で通じてめでたくDrug Storeでの買い物に連れて行ってもらいました。
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よく英語でぺらぺらしゃべれるのってすごい。そんな言い方しますよね。これってよく考えてみるとすごく変です。だって日本語で日本人がぺらぺら喋ったら結構嫌われることも多いでしょ。なんで外国語だとぺらぺら流暢がよくなっちゃうのでしょう。
ほんとは日本人てもっと喋りたいと思ってるのでしょうか。
準ヒッキーにささぐと、銘打っているのし。あ、ここが重要なのですが、外国で何の忖度のひつようもないというか、そもそもできない状態なので、心理的にプレッシャーから解放されて、開き直るのだと思います。
とにかく、会話の練習なんてあまり意味がないのです。
で、私の場合、あのころWalkmanに飽きると、実はあることをあれこれ頭の中で想像し考えていたのです。今でいう、イメージトレーニング⁈
私は、アメリカ人の友人らしき存在を空想して、あれこれ自分の興味があること、好きなこと、おしゃべりしたいことを、英語でどう言えるか一生懸命考えていたのです。
別に難しい単語をたくさん覚えこんでいたわけではなく、知っている単語を使ってどうやって説明するか一生懸命考えていたのです。
こういうところは中2以来私は変わってません
アプリよりNetより、たぶんこういう癖は、いざという時に役立ちますよ。
ちなみに、英会話力はないけど、しっかり自分の良く知っている分野について、MITに招かれて講演した方がいらっしゃいます。
オタキングの岡田斗司夫さん
ほら、準ヒッキーフレンドリーな落ちになりました。